まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

富山・高岡視察(3)売船(北前船)の作った町並み

2014-11-24 18:58:02 | 建築まち巡礼大学院 Research Tour

富山で最後に訪れたのが岩瀬です。

北前船ーこちらでは買船(航海の度に財が倍々に増えるとのこと)と呼ぶーで財を成した廻船問屋の町並みです。

平入の豪華な町家です

   

荷揚げ場である神通川に平行に作られていることから近世以降の湊町であることが推測されます。資料を見ると江戸前期に町が作られたようです。

町家の町並みの多くがそうですがここも明治の大火後に作られたものです。とくに重要文化財の「森家」は、東岩瀬廻船問屋型町家と呼ばれる豪華な造りです。

森家

蔵には鏝絵

    

   

この町並み整備には市の補助金もつけられています。外観には工事費の70%を超えない範囲で250万円までの補助が出ます。羽黒の手向のまちづくりの参考になりそうです。

 

岩瀬浜

    

この後はLRTで富山駅に向かいました。駅のそばにマンションも建っています。串と団子に人を誘導する政策の成果でしょうか。

途中駅にはマンション


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