シカゴで見た2つのアトリウムを紹介します。
一つ目は、サンタフェセンター(1904、 D.バーナム)のもの。私たちはこの建物の1階にあるバーガーショップ(?)で昼食をとりました。
昔の丸ビルのように中心に光庭(light well)をもつビルディグスタイルは1880年代半ばからD.バーナムが普通に用いていたスタイルのようです。外壁はは白いテラコッタですが、最上部には丸窓が並ぶ特徴的な外観をもっています。
ここにD.バーナムの事務所もあり、20世紀前半のアメリカシティビューティフル運動の原点となる1909シカゴ計画はここで作られたとのことです。
現在は光庭の底に当たる2層分がガラスの天窓を持つアトリウムに改装されています。このアトリウムに面した部分にシカゴ建築財団(The Chicago Architecture Foundation)のオフィスとギャラリーがあります。CAFはNPOであり、シカゴ建築のすばらしい伝統を市民に伝えることを目標に建築ツアーや様々なエクスビションを行っています。市民や多くの企業などによって支えられている組織のようです。
二つ目はすばらしいドームです。
これはC.A.クーリッジ設計のシカゴカルチュラルセンター(もとの図書館)のPreston Bradley Hallです。
ガラスのドームと壁のモザイクはルイス.C.ティファニーのデザインです。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます