江戸時代から舟運で栄えた商都・栃木に立ち寄りました。
市内を流れるうずま川に沿って蔵屋敷などが並びます。
上の写真は旧横山邸です。深岩石(大谷石と同じ凝灰岩)でできた二つの石倉にはさまれた木造の商家です。右が麻問屋、左が銀行と分かれていたそうです。他にみない独特の雰囲気を作り出しています。
川には船が浮かび周遊することが出来ます。上左の写真は木材の回漕問屋として財を成した塚田家の蔵です。しかし、そこまで立派でなくとも上右のようななんでもない日常的な風景もなかなか味わい深く感じられるのが川からの視点です。
駅に向かう途中には上左のような懐かしい床屋がありました。この建物は木造です。いつの建物かわかりませんが出来た当初は表現主義的な斬新なデザインとして注目されたのではないでしょうか。これ以外にも面白い建物が多く飽きることなく駅に戻ってきましたが駅前の風景が「お決まり」パターンを踏襲しているのだけはいただけません。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
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