ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

カレンダー大石邦子

2022-02-10 05:12:15 | エッセイ
新しいカレンダーを各部屋に掛けた。
何時も東京の姉が送ってよこす新年度の手帳、お互いに同じものを使っている。
コロナ過で姉はこの2年帰郷していない。3年目の今年も一人で過ごす正月である。
10年前姉は、がんで入院中2か月余り私に付き添ってくれた。
その姉が、4年後に東京で乳がんと分かり、私が手術したF医大の主治医の先生に手術をしてもらいたいと帰郷した。
がんが大きすぎて、抗がん剤治療で小さくなり見事手術が成功した。が、その時すい臓がんも見つかった。
主治医の先生は、乳がんの専門だけれど、すい臓の専門でないから、通院が楽な東京のK大学病院に紹介状を書いて下さり、早期発見におどろいていると。
私達姉妹はF医大に足を向けては寝れないと、いつも話している。
新年の始めには、やはり過ぎた日々の有難さが甦ってくる。過去があって今があるのだから。
感謝の気持ちで、今年も12枚のカレンダーがこの手でめくれるように頑張りたい。
元日恒例・坂村真民の詩の一節を空に向かって誓う。
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
この仙岩も交通事故で左腎臓がない下半身がマヒしている体で、カメラ、絵画、書など手抜きせず、頑張らず自然に生きたいと願っている。
写真はyahooより。