9/10(金)ラジオから深夜放送が流れる午前四時前の時刻である。勤めのない身にとっては何時に寝ようが起きようが頓着がない。山里での暮らしはそんな繰り返しである。
昨日は身売りした会社に移ったスタッフから電話を貰ったが・・・、かつてのチームは愈々解体されるとのことであった。応える術もなく「新しいスタートができる、そう考えることだね」云うのが精いっぱい・・・。
下旬に帰京したら何人かと会うことになろうが、自分の足で立って生きろ。そう言うしかない。それができる人間ならば何の心配もないが・・・。
それぞれに依って生きる個性?と云うか、形があるということは理解できるようになったが。傘をさして生きる者、傘の下に入って生きていく者と様々。我が身に新しい傘をさして歩む気力があればいいのだが・・・。
カエルは眠り、虫の声を聴きながら過ごす山里の深夜、思いはあれど日々に疎く生きる身には些か重い。されど・・・。
僅かな野菜を作り、川に遊び、自然からの贈り物に親しむ日々。姪が店を開く日はコーヒーを飲みに行き、時折「豆電球」で店主と雑談しながら川を眺めて過ごす。意味はないが生きてはいける、意味のない生き方ではあるが。
話題を変えよう・・・。昨日(水)は明け方から大雨になった。三時間ほどで洪水になり大雨警報が出たが、午後になって青空が・・・。
その洪水も一日で水が引き、水嵩が高い程度のこと。昨夕はモクズカニの篭を仕掛けた。これまで三回仕掛けて三十数匹を捕った。従兄の生け簀に入れてあるが、もう十分だね。精々味噌汁にするくらいだもの・・・。
大雨の後に庭の池に据えたプランターのカキツバタが一輪だけ咲いていた。冬場に咲いたり、晩夏に咲いたりと面白い株である。