2014年8月4日-1
原発推進と地球温暖化脅威論
グリーンランド Greenlandは、「面積2,166,086平方kmの81%である1,755,637平方kmを氷床が覆」い(ウィキペデイア[受信:2014年8月4日。])、「グリーンランドの氷床が全て融けたならば、現在よりも7.2mほど海面が上昇するという[文献2: IPCC Third Assessment Report: Climate Change 2001, The Scientific Basis, Table 11.3]」。
グリーンランド国としては、
「グリーンランドは、島内のほとんどの土地が厚い氷に覆われており、地下資源の採掘が困難であった。しかし、地球温暖化の影響で少しずつ氷が溶解しており、今後採掘のスピードが速まると予想される。グリーンランドの地下には中東地域に匹敵する量の原油が存在するとされており、地下資源収入が経済的にグリーンランドを支え、デンマークからのグリーンランド独立が容易になるとも指摘される。」
と、地球温暖化は政治的と経済的には良い影響をもたらす可能性がある。
地球温暖化論懐疑派は、グリーンランドはその名の通り、かつて緑が広がる暖かい気候だったと主張する場合がある。これに対して、それは嘘だという人がいた。
そこで、ウイキペディアを見ると、
「「グリーンランド」の由来[編集]
〔982年頃、グリーンランドと命名した赤毛の〕エイリークはグリーンランド上陸より前、アイスランドを発見していた。彼が命名したアイスランドは、その名称故に入植希望者が現れなかった。そこで彼はこの地に入植希望者が多数現れることを願い、「緑の島」と名付けた。
その他にもGruntland(グラウンドランド)が訛ったという説、あるいは氷河に覆われていない南部海岸地帯がエイリークの頃の中世の温暖期には緑にあふれていたという説もある。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/グリーンランド[受信:2014年8月4日。]
と、嘘で入植者を誘うという説と、中世の温暖期には緑にあふれていたという説の両方があり、決定的ではない。
中世とは、
「中世前期(early middle ages、500年頃から1000年頃)、十字軍により西欧が拡大し、汎ヨーロッパ的な権力を巡って教皇権が世俗王権と争う中世盛期(high middle ages、1000年頃から1300年頃)、ルネサンスの興隆や百年戦争の争乱を経て絶対王制に向かいはじめる中世後期(late middle ages、1300年頃から1500年頃)に分類される。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/グリーンランド#.E7.8B.AC.E7.AB.8B.E3.81.B8.E3.81.AE.E5.8B.95.E3.81.8D[受信:2014年8月4日。]
となっている。上記の分類では、982年頃は中世前期となる。
「中世の温暖期」のウィキペディア記事では、
「およそ10世紀から14世紀にかけて続いたヨーロッパが温暖だった時期を指す。この時期の温暖化は地球温暖化や温室効果についての議論でしばしば話題にされる。 ただし最新の報告では、現在と同程度に温暖であった地域は限られ、地球全体での平均気温は今よりもずっと寒冷であったと見られている[1: Science, Vol. 326 no. 5957 pp. 1256-1260, 27 November 2009]。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/中世の温暖期[受信:2014年8月4日。]
とある。[1]のリンクをたどると、そのScienceの記事とは、
「Global Signatures and Dynamical Origins of the Little Ice Age and Medieval Climate Anomaly
Michael E. Mann1,*, Zhihua Zhang1, Scott Rutherford2, Raymond S. Bradley3, Malcolm K. Hughes4, Drew Shindell5, Caspar Ammann6, Greg Faluvegi5, Fenbiao Ni4」
である。筆頭著者は、懐疑派側からは、地球温暖化問題を宣伝するために、部屋を暑くしてアメリカ合州国議会で証言した(?)、かの悪名高い マイケル マン Michael E. Mannとなっている。
マイケル マンは、「その過去の気温変化が19世紀以降の急激なカーブを示していたため、その気温変化の曲線が「ホッケースティック曲線」と呼ばれるようになった。その結果、マンはIPCCの第三次報告書の主要な書き手の一人に選ばれた」(http://ja.wikipedia.org/wiki/ホッケースティック論争[受信:2014年8月4日。])そうである。「彼の再現結果は、今世紀の気温上昇が人為的であることを示す有力な証拠の一つとな」(同上)った。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル Intergovernmental Panel on Climate Change)の第5次評価報告書では、二酸化炭素排出を削減するための方策として、原子力発電を選択肢の一つとしているそうである。
1988年のアメリカ合州国の議会証言で、議員たちに訴えるために部屋を暑くなるままにして、地球温暖化について警告したのは、ジェームズ ハンセン James Hansen である。
そしてジェームズ ハンセンらは、原子力発電を推奨する声明を出したとのことである。
「2013年11月、気候変動の(とくに自然科学面の)専門家であるケン・カルデイラ(Ken Caldeira)さん、ケリー・エマニュエル(Kerry Emanuel)さん、ジェームズ・ハンセン(James Hansen)さん、トム・ウィグリー(Tom Wigley)さんが、地球温暖化の対策として原子力発電は必要という趣旨の意見を述べた手紙を公開しました。
これに対して、2014年1月、明日香壽川さん、朴勝俊さん、西村六善さん、諸富徹さんが、「原子力発電は気候変動問題への答えではない」という意見書を出しました。」
http://blog.livedoor.jp/climatescientists/archives/1836759.html[受信:2014年8月4日。]
まず、「環境政策への影響者だけれども原子力に反対の者たちへ:」は、
To those influencing environmental policy but opposed to nuclear power:
https://plus.google.com/104173268819779064135/posts/Vs6Csiv1xYr
にある。
それへの、明日香壽・朴勝俊・西村六善・諸富徹による反論、「原子力発電は気候変動問題への答えではない」は、
ハンセン氏らの書簡への反論
原子力発電は気候変動問題への答えではない
2014 年 1 月 31 日(ver.2)
http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/china/asuka/_src/2014/nuclear_power-climate_change_jp.pdf
や
2014年02月10日13:38
原子力発電と温暖化問題の関係についての意見書
http://blog.livedoor.jp/climatescientists/archives/1836759.html
に、ある。
この意見書は、なかなかよく反論していると思う。
しかし、結局、IPCC報告書で、原発が選択肢として残されているのは、原発推進派の言い分が通ったということだろう。
したがって、動機の点から、地球温暖化脅威論は嘘が多いとみなすべきである。だから、地球温暖化脅威論での要所要所だけでなくすべての主張は嘘である、これを標準として検討しなければならない。もちろん、電子計算機による模擬計算がもとづくモデルと諸過程や江守正多『地球温暖化の予測は「正しい」か?』の言う職人技(の何?)も、なんら確証のデータは無い。むしろ反証的と思えるデータがある(後述)。
万死に値する人為的温暖化論者
http://realcrazyclimate.wordpress.com/2011/03/17/万死に値する人為的温暖化論者/
IPCCのメンバーは原発ムラの連中ばかり
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/173.html
新・地震学セミナーからの学び
42 「地球温暖化」を予言するモデルの危うさ
http://www.ailab7.com/ondanka.html
(書評)『地球温暖化論争 標的にされたホッケースティック曲線』 マイケル・E・マン〈著〉 朝日新聞
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/442.html
社民党のポスターに焦る安倍支持者たち(そりゃおかしいゼ)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/164.html
東電幹部が起訴相当なら、国会で「原発安全」の大ボラ吹きまくった脱法総理にもその資格は充分にある。
「吉井英勝:海外では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか
安倍晋三:海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない
吉井英勝:冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
吉井英勝:冷却に失敗し各燃料棒が焼損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
吉井英勝:原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない」
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/313.html[受信:2014年8月4日。]
原発推進と地球温暖化脅威論
グリーンランド Greenlandは、「面積2,166,086平方kmの81%である1,755,637平方kmを氷床が覆」い(ウィキペデイア[受信:2014年8月4日。])、「グリーンランドの氷床が全て融けたならば、現在よりも7.2mほど海面が上昇するという[文献2: IPCC Third Assessment Report: Climate Change 2001, The Scientific Basis, Table 11.3]」。
グリーンランド国としては、
「グリーンランドは、島内のほとんどの土地が厚い氷に覆われており、地下資源の採掘が困難であった。しかし、地球温暖化の影響で少しずつ氷が溶解しており、今後採掘のスピードが速まると予想される。グリーンランドの地下には中東地域に匹敵する量の原油が存在するとされており、地下資源収入が経済的にグリーンランドを支え、デンマークからのグリーンランド独立が容易になるとも指摘される。」
と、地球温暖化は政治的と経済的には良い影響をもたらす可能性がある。
地球温暖化論懐疑派は、グリーンランドはその名の通り、かつて緑が広がる暖かい気候だったと主張する場合がある。これに対して、それは嘘だという人がいた。
そこで、ウイキペディアを見ると、
「「グリーンランド」の由来[編集]
〔982年頃、グリーンランドと命名した赤毛の〕エイリークはグリーンランド上陸より前、アイスランドを発見していた。彼が命名したアイスランドは、その名称故に入植希望者が現れなかった。そこで彼はこの地に入植希望者が多数現れることを願い、「緑の島」と名付けた。
その他にもGruntland(グラウンドランド)が訛ったという説、あるいは氷河に覆われていない南部海岸地帯がエイリークの頃の中世の温暖期には緑にあふれていたという説もある。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/グリーンランド[受信:2014年8月4日。]
と、嘘で入植者を誘うという説と、中世の温暖期には緑にあふれていたという説の両方があり、決定的ではない。
中世とは、
「中世前期(early middle ages、500年頃から1000年頃)、十字軍により西欧が拡大し、汎ヨーロッパ的な権力を巡って教皇権が世俗王権と争う中世盛期(high middle ages、1000年頃から1300年頃)、ルネサンスの興隆や百年戦争の争乱を経て絶対王制に向かいはじめる中世後期(late middle ages、1300年頃から1500年頃)に分類される。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/グリーンランド#.E7.8B.AC.E7.AB.8B.E3.81.B8.E3.81.AE.E5.8B.95.E3.81.8D[受信:2014年8月4日。]
となっている。上記の分類では、982年頃は中世前期となる。
「中世の温暖期」のウィキペディア記事では、
「およそ10世紀から14世紀にかけて続いたヨーロッパが温暖だった時期を指す。この時期の温暖化は地球温暖化や温室効果についての議論でしばしば話題にされる。 ただし最新の報告では、現在と同程度に温暖であった地域は限られ、地球全体での平均気温は今よりもずっと寒冷であったと見られている[1: Science, Vol. 326 no. 5957 pp. 1256-1260, 27 November 2009]。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/中世の温暖期[受信:2014年8月4日。]
とある。[1]のリンクをたどると、そのScienceの記事とは、
「Global Signatures and Dynamical Origins of the Little Ice Age and Medieval Climate Anomaly
Michael E. Mann1,*, Zhihua Zhang1, Scott Rutherford2, Raymond S. Bradley3, Malcolm K. Hughes4, Drew Shindell5, Caspar Ammann6, Greg Faluvegi5, Fenbiao Ni4」
である。筆頭著者は、懐疑派側からは、地球温暖化問題を宣伝するために、部屋を暑くしてアメリカ合州国議会で証言した(?)、かの悪名高い マイケル マン Michael E. Mannとなっている。
マイケル マンは、「その過去の気温変化が19世紀以降の急激なカーブを示していたため、その気温変化の曲線が「ホッケースティック曲線」と呼ばれるようになった。その結果、マンはIPCCの第三次報告書の主要な書き手の一人に選ばれた」(http://ja.wikipedia.org/wiki/ホッケースティック論争[受信:2014年8月4日。])そうである。「彼の再現結果は、今世紀の気温上昇が人為的であることを示す有力な証拠の一つとな」(同上)った。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル Intergovernmental Panel on Climate Change)の第5次評価報告書では、二酸化炭素排出を削減するための方策として、原子力発電を選択肢の一つとしているそうである。
1988年のアメリカ合州国の議会証言で、議員たちに訴えるために部屋を暑くなるままにして、地球温暖化について警告したのは、ジェームズ ハンセン James Hansen である。
そしてジェームズ ハンセンらは、原子力発電を推奨する声明を出したとのことである。
「2013年11月、気候変動の(とくに自然科学面の)専門家であるケン・カルデイラ(Ken Caldeira)さん、ケリー・エマニュエル(Kerry Emanuel)さん、ジェームズ・ハンセン(James Hansen)さん、トム・ウィグリー(Tom Wigley)さんが、地球温暖化の対策として原子力発電は必要という趣旨の意見を述べた手紙を公開しました。
これに対して、2014年1月、明日香壽川さん、朴勝俊さん、西村六善さん、諸富徹さんが、「原子力発電は気候変動問題への答えではない」という意見書を出しました。」
http://blog.livedoor.jp/climatescientists/archives/1836759.html[受信:2014年8月4日。]
まず、「環境政策への影響者だけれども原子力に反対の者たちへ:」は、
To those influencing environmental policy but opposed to nuclear power:
https://plus.google.com/104173268819779064135/posts/Vs6Csiv1xYr
にある。
それへの、明日香壽・朴勝俊・西村六善・諸富徹による反論、「原子力発電は気候変動問題への答えではない」は、
ハンセン氏らの書簡への反論
原子力発電は気候変動問題への答えではない
2014 年 1 月 31 日(ver.2)
http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/china/asuka/_src/2014/nuclear_power-climate_change_jp.pdf
や
2014年02月10日13:38
原子力発電と温暖化問題の関係についての意見書
http://blog.livedoor.jp/climatescientists/archives/1836759.html
に、ある。
この意見書は、なかなかよく反論していると思う。
しかし、結局、IPCC報告書で、原発が選択肢として残されているのは、原発推進派の言い分が通ったということだろう。
したがって、動機の点から、地球温暖化脅威論は嘘が多いとみなすべきである。だから、地球温暖化脅威論での要所要所だけでなくすべての主張は嘘である、これを標準として検討しなければならない。もちろん、電子計算機による模擬計算がもとづくモデルと諸過程や江守正多『地球温暖化の予測は「正しい」か?』の言う職人技(の何?)も、なんら確証のデータは無い。むしろ反証的と思えるデータがある(後述)。
万死に値する人為的温暖化論者
http://realcrazyclimate.wordpress.com/2011/03/17/万死に値する人為的温暖化論者/
IPCCのメンバーは原発ムラの連中ばかり
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/173.html
新・地震学セミナーからの学び
42 「地球温暖化」を予言するモデルの危うさ
http://www.ailab7.com/ondanka.html
(書評)『地球温暖化論争 標的にされたホッケースティック曲線』 マイケル・E・マン〈著〉 朝日新聞
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/442.html
社民党のポスターに焦る安倍支持者たち(そりゃおかしいゼ)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/164.html
東電幹部が起訴相当なら、国会で「原発安全」の大ボラ吹きまくった脱法総理にもその資格は充分にある。
「吉井英勝:海外では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか
安倍晋三:海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない
吉井英勝:冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
吉井英勝:冷却に失敗し各燃料棒が焼損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
吉井英勝:原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか
安倍晋三:そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない」
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/313.html[受信:2014年8月4日。]