生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

絵画原論草稿1:像、画像、絵・画・図・書

2019年03月09日 23時47分01秒 | 絵画原論(草稿)
絵画原論草稿1:像、画像、絵・画・図・書
[美術修行20190309]
 カテゴリー=絵画原論(草稿)/レビュー感想—絵画(レビュー感想)
20190330追加[『画像の歴史』の3章と4章、9〜12章の目次の英語と日本語訳]
 
 絵画(たち)の英語訳として pictures を、わたしは使っている。「絵画」は、paintings の訳語であることが多い。線描絵画 drawing pictures も絵画にうちに入れれば、両者を含む語として、絵画 pictures を使うのが良い。
 May I take a picture ? でのpictureは、カメラなどを使った「写真」である。写真という訳語は意訳である。技術から言えば、光を使った graph であり、photography 光写術、光書術、または光図術によって作成した絵画である。絵画は、「写真」よりも前に出現しているのだから、「写真」(=光書または光図または光画)をpicture の訳語に専用とする所以は無い。
 さて、日本語は漢字仮名交じり文である。絵、画、図、そして書は、互いにどう違うのだろうか?。
 たとえば、漫画である。漫絵とも漫図とも言わない。『鳥獣戯画』である。「画」は、画するという意味がある。何かを画する場合、図示するならば、一本の線を引くのが手っ取り早い。
 『鳥獣戯画』と、『北斎漫画』が展開し、その描き方を継承する今日の漫画の本質は、本質的には輪郭線とその内部を面塗り painting 、または塗り絵 painting することによって個体を画面に存在させることである。放射状の多数個体の線たちによる表現も、この本質が適用される。
 いわさきちひろ さんの画も、ほぼ漫画的技法の延長とも取れる。とどのつまり、鉛筆で輪郭線を描いて(多少食み出しても)面塗りする水彩画(アクリル画も油彩画)も、漫画である。漫画と水彩絵画を分けるとすれば、描き方以外の、漫画に特徴的な吹き出しとかの表現方法とかで違いを見つけるしかない。
 高階秀爾『ニッポン現代アート』の??頁に、「絵」という字は、糸が


 さて、ホックニーとゲイフォードによる『絵画の歴史』の原書題名は「A History of Pictures」である。
 ところが、「画像(たち)」の英語も picturesである。
 そして、pictures が画像という訳語が当てられたり、painting に絵画が当てられたりする。

 目次のいくつかの章の英語と日本語訳を、下記に並べる。(英語目次は電網上にあったもので、原書は見ていない。また、章立てがずれていたりする。日本語訳書での「7 ルネサンス:自然主義と理想主義」が見当たらない。
 訳書の4頁目の「 A History of Pictures (c) 2016 Thames & Hudson, London(as in Proprietor's edition)」の、(as in Proprietor's edition)の意味がわからない。Proprietorは持ち主の意味なので、また単数形なので、もしかしてホックニーかゲイフォードのどちらかが持っていた原稿からの訳なのかもしれない。そして、出版時の原稿での章立てが変更されたのかもしれない。)

  1. Pictures, Art and History
  序章 画像、美術、そして歴史

  2. Pictures and Reality
  1 画像と現実

  3. Making Marks
  2 徴[しるし]をつける

  4. Shadows
  3 影とごまかし

  5. Picturing Space and Time
  4 時間と空間を描く

  6. Brunelleschi’s Window and Alberti’s Mirror

  7. Mirrors and Reflections
  6 鏡と映像


  7 ルネサンス:自然主義と理想主義

  8. Paper, Paint and Multiplying Pictures
  8 紙、絵具、複製される画像

  9. Painting the Stage and Staging Paintings


  10. Caravaggio and the Academy of the Lynx-Eyed


  11. Vermeer and Rembrandt: the Hand, the Lens and the Heart


  12. Truth and Beauty in the Age of Reason


  13. The Camera Before and After 1839



  14. Photography, Truth and Painting
  14 写真、真実、そして絵画

  15. Painting with and without Photograph
  15 写真を使う絵画、使わない絵画

  16. Snapshots and Moving Pictures
  16 スナップショットと動く映像

  18. The Unending History of Pictures
  18 終わりのない画像の歴史
 
  本の題名である「A History of Pictures」を、日本語訳では「絵画の歴史」としているが、最終章の「History of Pictures」は、「画像の歴史」としている。意味としては、絵画の歴史についての本ではなくて、画像の歴史についての本のようだ。題名としては、『絵画の歴史』とした方が売れるでしょうが。

 日本語として、「絵画」と「画像」は区別しなければ、議論が混乱するに違いない。

 ここでの現実とは、物質界的生活である。物質界に意識の焦点がある、つまり「覚醒」意識のときの世界での生活である。それは、「日常生活 dailey life 」とと言われるが、わたしたちの24時間のうち、およそ8時間前後は睡眠の時間である。
 夢を見ているときの逆説睡眠中の五感の意識の焦点は、アストラル界または情緒界 astral plane or emotional plane にある。夢見の無い深い睡眠中の五感の意識の焦点は、心界 mental plane にある。



画像□ 文献 □
高階 秀爾.201304??.ニッポン現代アート.?+133頁.講談社.[本体??00円+税]

デイヴィッド ホックニー & マーティン ゲイフォード.2016[木下哲夫 訳 20170301].絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで.〔0+〕360頁.青幻舎インターナショナル[発行]/青幻舎[発売].[本体5,500円+税][中720.2]
[David Hockney & Martin Gayford. A History of Pictures: From the Cave to the Computer Screen. ]

小熊 正久・清塚 邦彦(編著)/著者12人.20151130.画像と知覚の哲学 現象学と分析哲学からの接近.xiii+265頁.東信堂.[本体2,900円+税][中115]

西村 清和.20180420.感情の哲学 分析哲学と現象学.ix+335頁.勁草書房.[本体3,500円+税][中116]

学問修行20190309(土)-1:煙害と香害を防ぐマスクを探す

2019年03月09日 21時20分33秒 | タバコ煙害
学問修行20190309(土)-1:煙害と香害を防ぐマスクを探す

 ・ピップ製の悪臭退散マスクを試したい。
   しかし、顔との間から化粧臭やタバコ煙が、入るのでは?。

 ・防毒マスクをつければ、化粧臭やタバコ煙は、おそらく吸気するときに入らないと思う。
  →問題は、見てくれが仰々しくて他人はびっくりするかもしれないこと。

 ・やや、見てくれが穏やかそうなのが、
  ・3M 防毒マスク 塗装作業用マスクセット 1200/3311J-55-S1

用途:塗装作業、吹付け(スプレー)塗装作業
原産国:面体 中国、吸収缶 シンガポール
重量:面体 54g、吸収缶 62g
適用ガス:有機ガス
吸収缶通気抵抗(平均実測値):158Pa
除毒能力(平均実測値):146分
粒子捕集効率(平均実測値):95.7%
https://www.amazon.co.jp/dp/B016B0ZHQ4/ref=sspa_dk_detail_3?psc=1&pd_rd_i=B016B0ZHQ4&pd_rd_w=619QN&pf_rd_p=6f76bf7b-14cf-4ddf-acee-6d90d5cf8e2e&pd_rd_wg=a3uyr&pf_rd_r=39CY3XKPC67JKKFJ3R66&pd_rd_r=96e3f539-4266-11e9-84af-eb63c8ca5b3c
[受信:2019年3月9日(土)。]

    缶の取り付けが力がいるようだが、説明書に従えば大丈夫らしい。



 どこの薬局などの売店で入手できるのだろうか?。

→タバコと化粧品と売っている会社は、防毒マスクを日本の住民全員に支給するか、年ごとに金銭支給すべきである。


粒子径
・香り
・タバコ煙
・黄砂


文献

久保田俊夫.2014/02/28.粉じんのリスク・有機溶剤のリスク.茨城大学工学部技術部研修会.
(http://www.gijutsu.ibaraki.ac.jp/wordpress/wp-content/uploads/workshop/pdf/h25/s01p.pdf[受信:2019年3月9日(土)。])