2011年2月26日-2
絵画の本質、抽象絵画
「グリーンバーグは、十九世紀半ばから二〇世紀半ばにかけての絵画の歴史が、絵画という媒体にとって本質的ではない(とグリーンバーグが考えた)ものをそぎ取ってきたことに気づいたのである。彼は、……画家たちが、主題すなわち内容や、三次元性の感覚や遠近法、そして、記述された言葉と関連するようなあらゆる記号システムを捨て去ってゆくのを見守った。」(マイナー 2001(訳2003): 226)。
確かに。削ぎ取ることで、絵画の本質が明らかになる。記号という言葉がどんな対象をさすのか、あるいはその意味がなんであれ、絵画が絵画であることの必要性は、記号的作用ではない。→抽象絵画。
[M]
*マイナー,ヴァーノン・ハイド.(北原恵・吉城寺尚子・田中久美子・保井亜弓訳 2003.2)美術史の歴史.381pp.ブリュッケ.[y3800+] [OCL702.01]
絵画の本質、抽象絵画
「グリーンバーグは、十九世紀半ばから二〇世紀半ばにかけての絵画の歴史が、絵画という媒体にとって本質的ではない(とグリーンバーグが考えた)ものをそぎ取ってきたことに気づいたのである。彼は、……画家たちが、主題すなわち内容や、三次元性の感覚や遠近法、そして、記述された言葉と関連するようなあらゆる記号システムを捨て去ってゆくのを見守った。」(マイナー 2001(訳2003): 226)。
確かに。削ぎ取ることで、絵画の本質が明らかになる。記号という言葉がどんな対象をさすのか、あるいはその意味がなんであれ、絵画が絵画であることの必要性は、記号的作用ではない。→抽象絵画。
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*マイナー,ヴァーノン・ハイド.(北原恵・吉城寺尚子・田中久美子・保井亜弓訳 2003.2)美術史の歴史.381pp.ブリュッケ.[y3800+] [OCL702.01]