2011年10月20日-2
1. われわれは太陽エネルギーを直接および間接に摂取している。
身体を暖められ、植物や動物を食べている。
2. 植物は太陽を食べている。
二酸化炭素は光エネルギーを摂取する際の、道具であり、植物の身体を構成する物質的要素である。
3. 以下、同様。
レジ袋1枚の製造の際には100gの二酸化炭素を排出するということだろうか? テレビを1時間見た場合の2.5倍としている。どういう計算なのだろうか?
白鷹町省エネルギービジョン - 白鷹町役場
www.town.shirataka.lg.jp/secure/1329/syouene_vision-zenbun.pdf
によれば、
「*レジ袋(ポリエチレン製)の製造・焼却に係る CO2 排出量
1. 10g のポリエチレンを製造する際の CO2 排出量:30g
2. 10g のポリエチレンを使用後に燃やした場合の CO2 排出量:31g
したがって、10g のポリエチレンを製造し、使用後に燃やした場合、61g の CO2 を排出することになります。
例)1 枚 5g のレジ袋を 100 枚(500g)もらって燃えるゴミとした場合の CO2 排出量は 61g×500g / 10g=3,050gと
なり、約 3kg の CO2 を排出したことになります。」
ここの計算では、 5g のポリエチレン製レジ袋1枚は、製造の際と使用後に燃やした際に排出する二酸化炭素量は61/2=30.5g。帯広市のみなさんが使うレジ袋の平均の重さは、100g/30.5g=約3.3なので、白鷹町のみなさんが使うレジ袋の平均の3.3倍ということなのだろうか? あるいはポリエチレン製ではないのか?
「レジ袋のCO2排出量を計算してみた | kamikura.com Blog」
http://blog.kamikura.com/archives/312
と「レジ袋を減らすとCO2はトータルでどれだけ減るのか?」
http://blog.kamikura.com/archives/418
によると、
「その辺にあった袋の重量
いなげや 53cm x 30cm 7g
丸善 36cm x 24cm 7g
紀伊國屋書店 36cm x 24cm7g
ヨドバシカメラ 29cm x 19cm 6g」
http://blog.kamikura.com/archives/312
なので、1袋は7gで、レジ袋はポリエチレン製だとして、また、
「社団法人プラスチック処理促進協会のよくあるお問合せには、レジ袋の原料製造工程やレジ袋の製造工程でのCO2排出量が書いてある。
原料(ポリエチレン)の製造工程では1kgあたり1.231kgのCO2が発生。
そこからレジ袋を製造するためには1kgあたり0.281kgのCO2が発生。」
「レジ袋(ビニール袋、ショッピングバッグ、ポリ袋)が最終消費者に渡るまでにどの段階でCO2が発生するかというと。
原油を採掘する
その原油を、石油化学コンビナートまで運ぶ
コンビナートで原料のポリエチレンを製造する
ポリエチレンをレジ袋製造工場に運ぶ
レジ袋を作る
レジ袋をスーパーやコンビニなどに運ぶ
という部分でCO2が排出される。」
http://blog.kamikura.com/archives/418
ということで、物流過程でのCO2を無視して、
1. ポリエチレンが完全燃焼した場合の反応式は、
C2H4+3O2→2CO2+2H20
で、この式から計算するとポリエチレン28gを燃焼させると88gの二酸化炭素(CO2)が発生する。7gのレジ袋を完全燃焼させた場合に発生するCO2の量は22gとなる。
2. 「ポリエチレンの製造で1kgあたり1.231kgのCO2が発生、レジ袋の製造工程で0.281kgのCO2が発生」することから、「レジ袋を7gとすると、少なくとも消費者が受け取るまでの段階で10.6gのCO2が発生していることになる」。
3. 「さらに燃やすと、前回の記事でわかるように22g発生するので、7gのレジ袋を使って燃やすと、合計で33g程度のCO2が発生する」。
4. 「捨てても埋め立てただけとか燃やさなければ、22gのCO2は発生するわけがない」。
燃やすと発生する二酸化炭素量(10.6g/7gレジ袋)は、製造段階で発生する二酸化炭素量(22g/7gレジ袋)の2倍である。燃やさず、どこかに放置しておくとよいだろう。
ところで、名古屋市の政策アドバイザーであるらしい武田邦彦氏は、レジ袋は石油の最終産物から作られたものだから、有効利用であり、焼却場でどんどん燃やした方が、焼却場での燃焼も良くて良いと言っていたと思う。
大阪市では、普通ゴミとしては、燃やせるゴミと燃やせないゴミの分別はしない。
ちらっと見たテレビでは、スウェーデンでは子どもは、一時的はりつけ紙(たとえばPost-It)を捨てる際は、のりのついている部分とついていない部分に分けてちぎってゴミ箱に入れていた。いやはや、たいへん。