生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

抽象画展 古刹と抽象画/弘誓寺 の様子

2010年09月30日 20時28分58秒 | 美術/絵画
2010年9月30日-2
抽象画展 古刹と抽象画/弘誓寺 の様子

 2010年9月18日(土)。抽象画展 古刹と抽象画/美のコラボレーション/弘誓寺 本堂。ギャラリートーク「抽象画ってどんなん?」がはじまる少し前。



 美術修行2010年9月18日(土)を参照。
http://pub.ne.jp/1trinity7/?entry_id=3198424


命波論

2010年09月29日 16時26分02秒 | 生命生物生活哲学
2010年9月29日-3
命波論

 二、三年前とは異なって、さきほど「命波とは」で検索すると、色々と出てきた。

 命波論とは、小田野早秧(おだのさなえ、1908-2001)氏が1970年に自費出版した、「言語E(エネルギー) 現実編」(昭和45年3月13日発行)に始まるもので、その思想に共鳴した人々が「命波論」として、体系化しつつあるものらしい(真悠信彦 2009-01-09)。「言霊の科学」だとも。
http://d.hatena.ne.jp/nukuteomika/20090109

 なお、画家をめざし、東京女子美術学校を卒業とのこと。
 書籍は、
http://www.kotoha-a-f.org/08_form/index.html

 命波論入門、
http://www.h2.dion.ne.jp/~maystorm/MeihaGairon/NyumonSet.html

音楽修行2007年10月31日(水)

2010年09月29日 13時02分25秒 | 音楽
2010年9月29日-2
音楽修行2007年10月31日(水)

 2007年10月31日(水)。小曽根 真 ソロピアノコンサート FALLING IN LOVE, AGAIN/とかちプラザ・レインボーホール/前売り4900円。
 いずれの演奏も合間の話も楽しいし、なによりもすごい技巧。Oscar Petersonをめざしたとか。アンコールでの即興は、まちがうかもと断って演奏されたものには、感嘆した。凄まじいほどの音の洪水で、かつ、素晴らしい。
 凄まじい洪水的な音の曲(題名失念)では、『海の上のピアニスト The Legend of 1900』でピアノ演奏による決闘場面で主人公が弾く曲(エンリオ・モンコーネ作曲)を思い出したが、映画を見たとき、どうやって弾くのかと不思議に思っていたが、後に楽譜を見ると3本の腕で演奏するものだった。むろん、小曽根氏は二本の腕で弾いた。

 終わって、CDへのサインに一番乗り。握手してもらえた。


美術修行2007年10月26日(金)

2010年09月29日 12時38分17秒 | 美術/絵画
2010年9月29日-1
美術修行2007年10月26日(金)

 2007年10月26日(金)。狩野永徳展/京都国立博物館/1400円。前日夕に京都の金券ショップで、1100円。
 狩野永徳「老松竹虎図」1.5☆。
 伝狩野永徳「芦雁図」1.0☆。
 狩野派「四季草花小禽図屏風」1.7☆。岩上のものは何?
 狩野永徳「老松竹虎図」1.5☆。
 狩野永徳「唐獅子図屏風」1.8☆。大胆に漫画チック。面白うてやがて悲しき(というより悲惨な)権力、たとえば秀吉を(命懸けで)からかっているのではないか、なんて思ってしまった。
 狩野永徳「檜図屏風」1.5☆。
 伝狩野永徳「老松桜図屏風」1.3☆。

 2007年10月26日(金)。京都と近代日本画ー文展・帝展・新文展一〇〇年の流れのなかで(前期)/京都市美術館/1000円。前日夕に京都の金券ショップで、600円。
 上村松園「待月」0.5☆。日本画で描くと、扇子?も着物も、すごい。
 川北霞峰「温泉場のほとり」、面白い色づかい。
 小松均「くぬぎ林」0.2☆。ちょっと熱?的。
 菊池契月「散策」0.1☆。
 福田平八郎「白梅」、どうということなし。
 中野草雲「植物園新緑」0.1☆。ほわ、とぼやけた??が面白い。
 上村松こう「山鹿」0.5☆。
 秋野不矩「紅裳」0.2☆。
 井上通世「初夏」1.0☆。爽やかさ、けしの花、良い。
 竹内栖鳳の墨画が良い。直線的な濃墨と、中~薄墨の??の組み合わせ。

 
 2007年10月26日(金)。第71回●2007●新制作展/京都市美術館/800円。ひそかならば、撮影可、とのこと。


音楽修行2007年12月19日(水)-2008年1月16日(水)

2010年09月28日 18時21分15秒 | 音楽
2010年9月28日-1
音楽修行2007年12月19日(水)-2008年1月16日(水)

 2007年12月19日、12月20日、12月26日、12月27日、2008年1月16日。特別講座(市民大学講座 2007年度第31集)自然と遊ぶ土笛[オカリナ]づくり/とかちプラザ地下1階 アートスタジオ。材料費250円。講師兼製作指導:梅津勝帯広畜産大学教授。
 要旨に、
  「単なる土のかたまりなのに、粘土と対話し、自然の摂理に従って音を引き出すと、命の歌をうたいだします。地水火風空、五つの元素の総合芸術です」

とあった。
 西洋では四大 four elements(水・火・土・風)というのはどうして? 戦争の数々などの悲惨な人類史を見て、涙を流す、fifth elementのリー・ルー。(『ジャンヌ・ダルク』を見てしばらく後で、ヒロインを演じたのが、同じミラ・ジョヴォヴィッチだったと知ってびっくりした。)
 『フィフス・エレメント』で歌われたオペラ的曲は、ドニゼッティ作曲の歌劇『ランメルモールのルチア』からの、「甘いささやき」だったのか。

  「エンペドクレスは、アルケーは火・空気(風とも)・水・土(地とも)の四つのリゾーマタからなる、とする説を唱えた。後世にいう四元素説である。プラトンはこれに階層的な概念を導入し、土が正六面体でもっとも重く、他のリゾーマタは三角形からなる正多面体で、火が最も軽いリゾーマタであり、これら四大元素はそれぞれの重さに応じて運動し互いに入り混じると考えた[1]。」
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%A4%A7%E5%85%83%E7%B4%A0)

 
 もし、物質の階層(階層hierarchyって何?)だと解釈すると、
  火[三角形からなる正多面体→何面体?]
  風[三角形からなる正多面体→何面体?]
  水[三角形からなる正多面体→何面体?]
  土[正六面体]
  気体
  液体
  固体

となるのだろうか? そして、「互いに入り混じる」を相互浸透と解釈しよう。では、気体は何面体? 正n面体とはいったい、何者か。
 
 
 木をくり抜くなどしてこの形に作ったら、同様の音階が出るのだろうか?
 歌口から吹き込んだ空気がエッジに当たることによって、音が発生するらしい。詳細な出る原理については、二つの説があるらしい。

  「原理の観点からは〔、〕つぼ状楽器(vessel flute = ベッセルフルート) に分類される」(ウィキペディア 20100928)

とのこと。2007年12月12日に参照したウィキペディアでは、

  「原理の観点からは無簧楽器(エアーリード)に分類され、」

とあった。簧は、「した」とも読むらしいが、reedであり、「リード楽器の発音源となる、アシ・竹・金属などでできた薄片」(大辞泉)とのこと。
 しかし、オカリナでは、薄片は無く、端または縁からの振動が発生して、「容器内で空洞共振を起こし、発音する」(ウィキペディア)とのことである。

学問修行2007年10月27日(土)/恐竜展

2010年09月27日 13時00分15秒 | 生命生物生活哲学
2010年9月27日-3
学問修行2007年10月27日(土)/恐竜展

 2007年10月27日(金)。世界最大の恐竜展 恐竜時代の空の支配者/大阪市立自然史博物館/1200円。(著作権の関係かららしく、)上映ビデオは撮影禁止だか、それら以外はデジカメOK。

 ワタリアホウドリはでっかい。嘴も10数cmある。昔、舞鶴港から自衛隊の箱船みたいなの(上陸用か)に乗って揺さぶられつつ着いた、若狭湾の冠島にいるオオミズナギドリの夜中のバンディング作業中に、革手袋の上から噛まれたことがあるが、かなり痛かった。
 翼竜は、「なぜ」第4指を伸ばして、そこと後肢に膜を張ったのか? 同時発生か? 指と指の間に膜を張らないことは、付加された制御メカニズムによってもたらされるとすれば、膜が残るというほうが、標準。しかし、後肢との膜は、新しく付加された制御メカニズムによるのだろう。では、等価関係は何との間に成立するのか。

 展覧会カタログ(1200円。入口で販売されていると、それを見ながら、展示標本などを見れて好都合なのだが)の24頁に、プテラノドンの特徴として、「歯のない翼」とある。翼に、歯のような形態をした何かが無いということなのか? 本文に「顎に歯がないことから、魚を丸のみしていたと考えられている」とあるから、「歯の無い顎」であろう。


美術修行2010年8月7日(土)

2010年09月27日 00時09分58秒 | 美術/絵画
2010年9月27日-1
美術修行2010年8月7日(土)

 2010年8月7日(土)。アントワープ王立美術館コレクション展 アンソールからマグリットへ ベルギー近代美術の殿堂/東京オペラシティアートギャラリー。音声ガイド500円。
 何度の設定になっていますか?、と訊くと、〔摂氏〕20度とのこと。寒くて、と言うと、ブランケットを貸してくれた。それを、腰巻きにしたり、マントにしたりして、寒さをしのぎつつ観る。結局、エプロンみたいに前垂れにするのが良かった。
 少し面白いのが、3つほどあった。

 年表があった。
1830 バルビゾン派のはじまり
1874 パリで第1回印象派展
1891 この頃、象徴主義運動が絶頂に。
1911 カンディンスキーら、ミュンヘンで第1回「青騎士」展開催
1913 ニューヨークで「アーモリーショー」開幕
1917 「デ・ステイル」形成
1924 ブルトン「シュルレアリスム宣言」
1940 ダリ、レジェ、モンドリアン、アメリカに渡る。
    ポロック、この年から抽象形態を描きはじめる

 expressionismは、ex-pressなのだから、外印主義と訳すべきか。
 representationは、再現、あるいは、再呈。

 
 2010年8月7日(土)。幻想の回廊 東京オペラシティコレクションより/東京オペラシティアートギャラリー。
 川村悦子「冬の旅II」、少し面白い。
 落田洋子「まずは知ることが大切」、少し面白い。ふしぎな絵。


美術修行2007年10月14日(日)/2007年10月26日(金)/2007年10月30日(火)

2010年09月26日 23時57分12秒 | 美術/絵画
2010年9月26日-3
美術修行2007年10月14日(日)/2007年10月26日(金)/2007年10月30日(火)


 2007年10月14日(日)。アムステルダム国立美術館所蔵 フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展/国立新美術館/1500円。

 
 2007年10月26日(金)。京都と近代日本画ー文展・帝展・新文展一〇〇年の流れのなかで(前期)/京都市美術館/1000円。
 上村松園「待月」0.5☆。日本画で描くと、扇子?も着物も、すごい。
 川北霞峰「温泉場のほとり」、面白い色づかい。
 小松均「くぬぎ林」0.2☆。ちょっと熱?的。
 菊池契月「散策」0.1☆。
 福田平八郎「白梅」、どうということなし。
 中野草雲「植物園新緑」0.1☆。ほわ、とぼやけた??が面白い。
 上村松こう「山鹿」0.5☆。
 秋野不矩「紅裳」0.2☆。
 井上通世「初夏」1.0☆。爽やかさ、けしの花、良い。
 竹内栖鳳の墨画が良い。直線的な濃墨と、中~薄墨の??の組み合わせ。

 
 2007年10月30日(火)。92回二科展/大阪市立美術館地下展覧会室/?00円。


音楽修行2007年10月25日(木)/音楽修行2007年10月28日(日)

2010年09月26日 23時51分12秒 | 音楽
2010年9月26日-2
音楽修行2007年10月25日(木)/音楽修行2007年10月28日(日)

 2007年10月25日(木)。京都・行動美術選抜 野本久子 個展「空間への旅」/ギャラリーヒルゲート。

 2007年10月25日(木) 19:00-。マリアーナ・シルブ&坪井真理子 バイオリン演奏会/京都府立府民ホールアルティ/4500円.
 ストラディヴァリウスのヴァイオリン。アルミ製か頑丈そうな、大きなケースに入れて本人自身が運んでいた。
 終了後、オークラホテル京都17階ラウンジにて、シルブさんと坪井さんを囲む会に参加した。12人くらい。

 
 2007年10月28日(日)17:00-。ジャン=マルク・ルイサダ ピアノリサイタル/フェスティバルホール(大阪)/BOX席7000円。
 化粧臭(粉、香水など)を避けるため、箱席を取ったが、指定の席ではなく、かなり空いていたので、周りがもっとすいている席に座った。落ち着いてきけそう。
 なんら感銘を与えない演奏。やはり曲が好みでないと、良いと感じないのかもしれない。(楽譜を見ながらの演奏は、かまわないが、少し考えると、暗記するまでに演奏が練れていないということか。)それにしても、拍手する気になるような演奏にはとても思えない。(が、みなさんは当然のこととして?、拍手している。)
 後に或る人に訊いたら、その人も感心していなかった。ショパンコンクールの3位かあたりだったが、そのときの演奏はすばらしかった。やはりショパンの演奏は、フランス人と思ったものだったが。


美術修行2010年9月12日(日)

2010年09月26日 23時09分12秒 | 美術/絵画
2010年9月26日-1
美術修行2010年9月12日(日)

 2010年9月12日(日)。桑久保徹 海の話し 画家の話し/トーキョーワンダーサイト渋谷/入場無料。
 渋谷駅で降りて歩き、iPhoneの地図で美術館を検索すると、すぐ近くにトーキョーワンダーサイトがあった。喫茶店らしいところを入ると、店員さんがこちらですと教えてくれたが、今日は休みらしいと言う。確かにやっている雰囲気がなかったが、行くとやってい(るようだっ)た。

 どこがよいのか、わからなかった。ちらしに、
  「軽やかで現代的な感性で独自の世界を描き続け」ているところが、評価されているらしい。
 SPACE Cには、200号横の大きさのカンヴァスの絵が5つ。要素の基調は、油絵具を厚く筆で置いたような、ゴッホ的な筆跡のもの。したがって、緻密ではない。色数はやや多く、それなりに汚い色が目立って並ぶ。水平線のある構図。具象度は0.7-0.9。
 国立新美術館〔museumではなく、展示館exhibition hall〕でのアーティストファイルで見た一人だと思ったが、やはりそうだった。そこで見たのはもっと大きいカンヴァスだったと思う。

 どこがよいのか、あるいはどう見ればよいのか、を受付の人に尋ねてみると、別部屋の学芸員さんのところへ行ってくれたが、この展示の担当者ではないので、とのこと。残念。

 参考のために、『海の話し 画家の話し』という文庫本大の本を、喫茶店で買った。実作と照合できるので、貴重である。
 後半部分は、絵画論とか題してあって、100号カンヴァスをかついで誰かに買ってもらえないかといった話が展開していくのだが、これは小説なのだろう。本当に実験したとしたら、それ自体が快挙。そしてもっとデータを提示してくれれば、参考になったと思う。
 

[K]
桑久保徹.2002.3.海の話し 画家の話し.[vi+]106pp.Gallery穴(相模原市).[y1,050]


美術修行2010年9月20日(月)

2010年09月24日 16時55分10秒 | 美術/絵画
2010年9月24日-2
美術修行2010年9月20日(月)

 新快速を乗り継いで、岐阜。岐阜大学での(故)徳田御稔氏に関するシンポジウムを聴いた後、某先生の車で、美濃へ。電車を乗り継いで、16:30までの入館は困難で、またの機会と思っていたが、ありがたくも、間に合った。
 
 2010年9月20日(月祝)。第23回全国和紙画展/美濃和紙の里会館/500円。作品目録あり。画集2500円。
 和紙絵部門を見ているところから、アート部門の方が見えるところに、気になった作品は、まつもとやすこ「水刻」であった。4cmくらい前方へ白い和紙が縦方向に立てて並んでいる。遠くからは不思議な感触になる。
 石田克「私の作った紙の上の、ワタシⅡ」は、他とはひときわ異質で迫力あり。顔が立体的で墨のなかの真っ赤な長い舌。
 全体的に高い水準であり、様々に自由な作り方のものが多かった。技法的に斬新なのが多く、参考になる。

 2階の展示室には、あちこちの和紙の見本があった。

美術修行2010年9月18日(土)

2010年09月24日 13時55分48秒 | 美術/絵画
2010年9月24日-1
美術修行2010年9月18日(土)

 2010年9月18日(土)。色と墨のいざない-出光美術館コレクション展- Invitation of Japanese style Color and Ink Paintings -From the Collection of IDEMITSU Museum of Arts- /滋賀県立近代美術館/950円(/JR琵琶湖線(東海道本線)「瀬田駅」からバス「滋賀医大」行にて「文化ゾーン前」下車、徒歩5分。
 館の扉へは一番乗り。企画展へは数番目。知り合いから送っていただいた招待券にて入場した。
 狩野探幽「叭々鳥・小禽図屏風」(六曲一双)。解説に「余白を重視した画面」とあった。「墨の濃淡が画面???〔走書き判読不能〕奥行き???、軽妙だが充実した絵画??を見せる。」

 2010年9月18日(土)。横山大観と仲間たち/滋賀県立近代美術館 常設展示室1(近代の日本画と郷土滋賀県ゆかりの美術)。「横山大観と仲間たち」という大きな表示は、無いようだった。小倉遊亀コーナーがあった。
 小茂田青樹「四季草花図(冬季・夏季)」独自の雰囲気。
 仰向けの死んだ鳥は、誰かと思ったら、速水御舟だった。もう一つの、どこかで見たと思う作品は絹本。

 2010年9月18日(土)。/赤と黒-色彩の実験/滋賀県立近代美術館 常設展示室2(戦後アメリカと日本を中心とした現代美術)。
 タピエスの黒い作品は、大きいものだった。
 ルーチオ・フォンタナ1962《空間概念-期待》は、赤に、3本切り込み。直角の壁面に、桑山忠明「〔目録が行方不明〕」。
 常設展入口にA4版4頁の解説(1部100円)。アメリカ抽象表現主義、ドナルド・ジャド、マーク・ロスコ、具体美術協会、ともう一つ(紛失したのか、手元に無い、と思ったら重なっていた)、リチャード・セラ、を買った。

 
 2010年9月18日(土) 11:00~。《Music in Museum by 出光「ブラック・アンド・ホワイト」》/滋賀県立近代美術館講堂/無料。
 当初の予定の第2回目の演奏会を聴くのはあきらめていたが、第1回目の演奏会があったのだった。直前に着席した。ほぼ満員。椅子が追加された。13x9=117なので、およそ130人くらいか。
 木を全面的に使った、真ん中部分が少し高くなっている低い天井。部屋全体が一つとなるような音の鳴りで、響きが大変良い。コンサート用としてすばらしい。このような感じは、横浜での国際学会のホテルで用意された演奏で経験した。
 音によって、人は繋がれる(ことができる)のである。

 最初はバッハの無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュード。立ち弾き、あるいは立奏。弾くときの自由さがある。ただし、ペルトに紐で固定する点での不自由さはあり。客席から楽器がかなり見える。
 フォーレのシチリアーノは、フルート用が元と思っていたら、チェロとピアノのためのものだったとは。
 11:37-11:42に、主任学芸員の方が、今の展覧会などについての、おすすめの絵(浦上玉堂作品)とかの話。このホールは26年とのこと。
 バスの都合で、最後までは聴けず。

 弘誓寺 抽象画展 古刹と抽象画:美のコラボレーションー石井豊太と仲間たち/JR琵琶湖線能登川駅からバスで金堂下車。
 駅に着いて数分徘徊していたら、バスは出ていた。次のでは、少し遅れる。タクシーではいくらかと、乗り場にいた関係者らしい人に訊いたら760円程度という。ならば、と乗ったが、訊き間違えたらしく、その2倍を越えた。バス停でと言ったのが遅く、異なる道筋の過ぎたところで降りた。バス停がわからず、近くの催しをしている家で時刻とバス停の場所を訊いた。

 
 2010年9月18日(土)。抽象画展 古刹と抽象画/美のコラボレーション/弘誓寺(能登川)。
 本堂の外壁の柱と柱の間の少し凹んだところに飾られる、関西か岡山在住の国画会会員7人による2点ずつの抽象画。本堂内には、イーゼルに6+8個のF6くらいまでの小品が展示されていた。特別価格にて提供と掲示あり(6~22万円)。

 14:00から15:30まで、ギャラリートーク「抽象画ってどんなん?」/弘誓寺 本堂。
 最初に、抽象画についての解説あり。カンディンスキー、クレー、マレーヴィッチ。
 ついで、作家が自分の絵画を前に各自10分ほどの話。司会者が各作家の鍵語を掲示する。関西は抽象の牙城だとか。
 姫野芳房作品は、S100を2枚合わせたくらいの大きさ。とにかく美しい。明らかに波に見えるので、半具象的。油絵具の上に、水彩?、そして色鉛筆とか。
 石井豊作品は、直線を活かした構成。光と影。マスキングでやっているとのことで、どうなっているかは、はがしてみないとわからないと。

 2010年9月18日(土)。モーリス・ユトリロ展/美術館「えき」KYOTO/2枚目の或るカードを見せて割引で800円。例によって、目録は無し。
 金稼ぎさせられ、アル中での残骸のような作品群。一つだけ、教会のある、そして一部暗い情念を表わしたような絵。

 某先生と駅近くのホテルで待ち合わせ。そのホテルの屋上ビアガーデンは、煙草野放しとのこと。1階のレストランは全席禁煙。しかし奥のカウンターは喫煙可能で、少しは漂ってくるかもしれないと。
 どこかへと移動して、4時間超の話。
 某先生によると、モシャー・フラー『地球温暖化スキャンダル』訳書と原本を読み比べると、訳書の言葉は品が悪いが、原本は口汚くないとのこと。訳書では、同じような内容の非難文句が数回出てくるのは、しつこいしいやらしいとわたしは感じたが、原書とはそこも異なっているのだろうか。


ニッチ概念を原義から考える2

2010年09月22日 14時22分13秒 | 生態学
2010年9月22日-1
ニッチ概念を原義から考える2

  「「ニッチ」の原義は「壁がん〔壁龕〕」であったが、直ぐそれから転じて一般に「凹所」、「安置場所」、「場所」、「適所」、「地位」、「位置」の意味になり、日常語でもそれらの意味で昔からよく使われてきた……(例えばOED, 1989)。」(太田 1994: 38)。

 a. 壁龕、凹所、安置場所、適所
と、
 b. 地位、位置
との間には、大きな違いがあるように思う。
  aでは、或る物体を受け入れるもの、
であるのに対して、
  bでは、或る物体を取り囲む、あるいはその物体と関係するもののなかでのなにか、を指すように思われる。

 つまり、aでは、或る凹所と或る物体との関係を(さしあたっては)考えている。bでは、他の物体が存在する空間のなかでの(空間的)位置であり、さらには(意味が類推的に拡張されて)他の物体との(空間的だけでなく、あるいは、空間的ではない)諸関係のなかでの位置である。ここで、物体を生きている物体(生物体)と解釈すれば、生活する(様々な種に属する)生物体たちとの諸関係ということになる。
 ついでに言えば、要素として、生物体ではなく、諸関係を(数学的集合の要素として)採用すれば(言わば逆発想)、川那部浩哉氏に言う、共同体〔群集〕とは『関係の総体』である、になるだろう。