学問修行2020年8月12日(水曜)-2
【再掲】Bunge 哲学辞典:アニミズム animism、汎心論 panpsychism
Bunge 哲学辞典:アニミズム animism、汎心論 panpsychism
2011年07月31日 11時20分46秒 | 生命生物生活哲学
2011年7月31日-1
Bunge 哲学辞典:アニミズム animism、汎心論 panpsychism
アニミズム animism [Bunge (1999) 哲学辞典初版 p.18]
すべての物は、あるいは或る種類のすべての物は、生き物のように動かされている〔animated〕という教義。つまり、非物質的な↑【霊たち 〔spirits〕】によって宿られており、支配〔rule〕されている。例:魂は身体を統治〔govern〕するという見解〔考え方 view〕。同義語:↑汎心論〔panpsychism〕。
汎心論 panpsychism[Bunge (1999) 哲学辞典 初版 p.205]
あらゆるものは心的である、あるいは或る程度に心的プロセスを経験する能力を持つ、という教義。同義語:アニミズム〔animism〕。
*******
トランスヒマラヤ密教とも呼ばれる秘教の文献での関連するところは、下記の通り。『魂』とは、どのように定義されたり、使われたりしているのだろうか?
ただし、われわれが概念を媒介として理解をする場合、その内容を表示するために言葉を使う。<言葉は真理を隠すものである>といったことが、『トランス・ヒマラヤ密教入門第1巻』のどこかに書いてあった。
この秘教体系では、<すべてはエネルギーである(とみなされる)>(『トランス・ヒマラヤ密教入門第1巻』164頁["Telepathy and the Etheric Vehicle", p.177])が公理となっている。すると、より具体的な存在者を捉えることは、様々な観測をして、エネルギーの種類と程度を内部整合的に分類し、結果としての分類体系を提示することとなるだろう。
「1. 魂は、大宇宙的で小宇宙的であり、普遍的で人間的であるが、それは、霊様相〔aspect〕と物質様相が互いに関係するときに存在へともたらされる〔brought into being〕存在者〔entity〕である。
a. 魂は、したがって、霊でもないし物質でもなく、霊と物質の間の関係である。
b. 魂は、この二重性の間の媒介者〔調停者 mediator〕である。それは中央原理〔中間原理、中央素因 the middle principle〕であり、神と神の形態の間の連結〔link〕である。
〔プログレッシブ英和中辞典。middleは空間時間期間, またものごとできごとのまん中. 点というより部分. centerは円球または円球的なものの正確な中心点, また二極間の中間点:the middle of the line A B線ABの中間点. heartは内部深く存在し全体を左右する中枢をさす〕
c. したがって魂は、自然界においてであれ人間においてであれ、キリスト原理に対する別名である。
2. 魂は、創造された宇宙の誘引力〔attractive force〕であり、(機能するとき)すべての形態をまとめ、そうして神の生命が顕現したり、形態を通して神自身を表現することが可能になる〔may〕。
a. したがって、魂は形態を建設する様相であり、また宇宙、惑星、自然王国と人間王国(人間は自身においてすべての様相を要約する)でのあらゆる形態における誘引的要因である。この誘引的要因は、形態を存在へともたらし、内在する〔宿る indwelling〕生命がより適切に住まうように発展し〔発達し〕成長することを可能にする。〔略〕
3. 魂は進化〔開展 evolution〕自体の力である。このことは、聖パウロが「あなたのうちのキリスト、栄光なる希望」について話したときの心のなかにあったものである。」(Bailey, Alice A. 1934. "A Treatise on White Magic", pp.34-35.)[20110731試訳]。
[B]
Bailey, Alice A. 1934. A Treatise on White Magic or The Way of the Disciple. xiv+705pp. Lucis Publishing Company.
Bailey, Alice A. 1950. Telepathy and the Etheric Vehicle. xi+219pp. Lucis Publishing Company.
Bailey, Alice A. [Djwhal Khul](アート・ユリアーンス(編))(土方三羊訳,2002.2)トランス・ヒマラヤ密教入門 第1巻 [人間の本質].236pp.アルテ.[Jurriaanse, Aart. Ponder on This.]
[J]
Jurriaanse, Aart. (ed.) 1971. Ponder on This [From the Writings of Alice A. Bailey and The Tibetan Master, Djwhal Khul]. [14+]431pp. Lucis Publishing Company.
*******
心の哲学まとめWiki、の「汎経験説対創発説」への網繋(link):
http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/108.html
「参考
汎経験説、創発説ともに精神現象の由来を説明しようとするものであるが、上記のようにそれぞれ難点を抱えており、意識のハードプロブレム〔→意識についての難問〕の最大の問題となっている。」
http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/108.html
日本版ウィキペディアの「意識のハード・プロブレム」への網繋(link):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A0
【再掲】Bunge 哲学辞典:アニミズム animism、汎心論 panpsychism
Bunge 哲学辞典:アニミズム animism、汎心論 panpsychism
2011年07月31日 11時20分46秒 | 生命生物生活哲学
2011年7月31日-1
Bunge 哲学辞典:アニミズム animism、汎心論 panpsychism
アニミズム animism [Bunge (1999) 哲学辞典初版 p.18]
すべての物は、あるいは或る種類のすべての物は、生き物のように動かされている〔animated〕という教義。つまり、非物質的な↑【霊たち 〔spirits〕】によって宿られており、支配〔rule〕されている。例:魂は身体を統治〔govern〕するという見解〔考え方 view〕。同義語:↑汎心論〔panpsychism〕。
汎心論 panpsychism[Bunge (1999) 哲学辞典 初版 p.205]
あらゆるものは心的である、あるいは或る程度に心的プロセスを経験する能力を持つ、という教義。同義語:アニミズム〔animism〕。
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トランスヒマラヤ密教とも呼ばれる秘教の文献での関連するところは、下記の通り。『魂』とは、どのように定義されたり、使われたりしているのだろうか?
ただし、われわれが概念を媒介として理解をする場合、その内容を表示するために言葉を使う。<言葉は真理を隠すものである>といったことが、『トランス・ヒマラヤ密教入門第1巻』のどこかに書いてあった。
この秘教体系では、<すべてはエネルギーである(とみなされる)>(『トランス・ヒマラヤ密教入門第1巻』164頁["Telepathy and the Etheric Vehicle", p.177])が公理となっている。すると、より具体的な存在者を捉えることは、様々な観測をして、エネルギーの種類と程度を内部整合的に分類し、結果としての分類体系を提示することとなるだろう。
「1. 魂は、大宇宙的で小宇宙的であり、普遍的で人間的であるが、それは、霊様相〔aspect〕と物質様相が互いに関係するときに存在へともたらされる〔brought into being〕存在者〔entity〕である。
a. 魂は、したがって、霊でもないし物質でもなく、霊と物質の間の関係である。
b. 魂は、この二重性の間の媒介者〔調停者 mediator〕である。それは中央原理〔中間原理、中央素因 the middle principle〕であり、神と神の形態の間の連結〔link〕である。
〔プログレッシブ英和中辞典。middleは空間時間期間, またものごとできごとのまん中. 点というより部分. centerは円球または円球的なものの正確な中心点, また二極間の中間点:the middle of the line A B線ABの中間点. heartは内部深く存在し全体を左右する中枢をさす〕
c. したがって魂は、自然界においてであれ人間においてであれ、キリスト原理に対する別名である。
2. 魂は、創造された宇宙の誘引力〔attractive force〕であり、(機能するとき)すべての形態をまとめ、そうして神の生命が顕現したり、形態を通して神自身を表現することが可能になる〔may〕。
a. したがって、魂は形態を建設する様相であり、また宇宙、惑星、自然王国と人間王国(人間は自身においてすべての様相を要約する)でのあらゆる形態における誘引的要因である。この誘引的要因は、形態を存在へともたらし、内在する〔宿る indwelling〕生命がより適切に住まうように発展し〔発達し〕成長することを可能にする。〔略〕
3. 魂は進化〔開展 evolution〕自体の力である。このことは、聖パウロが「あなたのうちのキリスト、栄光なる希望」について話したときの心のなかにあったものである。」(Bailey, Alice A. 1934. "A Treatise on White Magic", pp.34-35.)[20110731試訳]。
[B]
Bailey, Alice A. 1934. A Treatise on White Magic or The Way of the Disciple. xiv+705pp. Lucis Publishing Company.
Bailey, Alice A. 1950. Telepathy and the Etheric Vehicle. xi+219pp. Lucis Publishing Company.
Bailey, Alice A. [Djwhal Khul](アート・ユリアーンス(編))(土方三羊訳,2002.2)トランス・ヒマラヤ密教入門 第1巻 [人間の本質].236pp.アルテ.[Jurriaanse, Aart. Ponder on This.]
[J]
Jurriaanse, Aart. (ed.) 1971. Ponder on This [From the Writings of Alice A. Bailey and The Tibetan Master, Djwhal Khul]. [14+]431pp. Lucis Publishing Company.
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心の哲学まとめWiki、の「汎経験説対創発説」への網繋(link):
http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/108.html
「参考
汎経験説、創発説ともに精神現象の由来を説明しようとするものであるが、上記のようにそれぞれ難点を抱えており、意識のハードプロブレム〔→意識についての難問〕の最大の問題となっている。」
http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/108.html
日本版ウィキペディアの「意識のハード・プロブレム」への網繋(link):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A0