9月初め 車窓からの眺めです。山陰線の嵯峨嵐山駅を過ぎると直ぐにトンネルに入ります。
トンネルを出ると急流が現れます。
昔むかし、亀に乗った神さまが急流で進めず、鯉に乗り換えて遡ったと言われる保津峡。
トンネルを出る度に、川の流れの向きが変わり、あれどうなってるの❓この川は❓と調べてみると蛇行していることがわかりました。
今から120年前の明治32年(1899年)、難工事の末に園部ー嵯峨嵐山間が開通。(現在の本線は1989年にトンネルが新設されています。)
電車で嵯峨嵐山駅から保津峡駅の次の馬堀駅までは、時間にして7分とあっと言う間ですが、長いトンネルまたトンネル、またトンネルと続き工事の苦労を思うと感謝しかありません。
実りの秋。新米の季節。
9月半ば。昼は赤トンボやシオカラトンボが舞い、夜はりんりんりんりんコオロギが鳴きます。
蓋を開けてのお楽しみ。
9月の庭では、返り咲きのバラがちらほらどこかで咲いています。
またある日は琵琶湖岸へ。空気が澄んで少し肌寒いくらいの朝。青が美しい湖面の風景です。
23日哲学の道
すーっとオレンジ色の緋鯉が泳ぎます。
こちらもゆっくり一緒に歩きます。
琵琶湖からの疎水。とても澄んで綺麗です。
その後もしばらく一緒にゆっくりゆっくり辿って、ある所で鯉はUターンをしました。(右上から左回りに)
よく見ると、水中の藻がなくなった辺りで、
もと来た方へまたゆったりゆったり泳いでいきました。丸々太った大きい緋鯉でした😊
28日 淀屋橋から東向き
難波橋から西向き
あの保津川の流れも、琵琶湖疎水の流れも、ここを通ってもうすぐ海です。
さまざまの恵みに感謝の秋です。
〜✨☀️✨🏞✨🌾✨🍠✨🍏✨🍎✨🍇✨🌰✨🌒✨〜
追記〜嵯峨嵐山からトンネルは5つありました(本線)〜
嵯峨嵐山駅から間も無くのトンネルの入り口に小倉山トンネルと銘板がありました。
小倉山といえば、その麓に百人一首がつくられた定家の小倉山荘があった場所、、、
小倉山 峯のもみぢ葉 心あらば
今一度の みゆき待たなむ (藤原忠平 貞信公)
小倉山から第1保津を抜けて保津峡駅へ。
保津峡駅から第2保津、朝日、愛宕、地蔵
とトンネルは続いています。
追記その2 〜嵯峨野トロッコ鉄道は明治時代のトンネル〜
明治時代に作られた旧トンネルは8つ。1991年、観光用に旧本線を利用した嵯峨野トロッコ鉄道で今も使われています。
清滝トンネル→鵜飼第1(2代目が使われ、1代目は20m先で埋まっている)→鵜飼第2→鵜飼第3→朝日→地蔵第1→地蔵第2トンネル
トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までは23分。峡谷をゆっくり見るにはこちらでしょうね。✨🛤✨🍁✨⛰✨