9月の半ば、庭で孵化したばかりのツマグロヒョウモンを見つけました。左がオスで右がメスです。
次の写真は、オスです。
最初は、じっとオカメツタの葉の上に留まっていたので、そっと持ち上げて撮りました。羽を乾かしているのか、ほぼ動きません。
ツタの葉を動かしているうちに、羽を広げてくれました。それがコレ。後から調べると、これは
ツマグロヒョウモンの雄だとわかりました。
また翌日、今度は庭の隅でバラの葉の裏に
孵化したばかりの蝶がいるのがわかりました。
出てきたサナギの殻もすぐそばにありました。
そっとバラの葉をゆっくりひっくり返して
撮らせてもらいました。羽を広げてたり、閉じたりしているうちに、手の甲の方に乗ってきました。
それを順番に並べたのが、次の写真です。
羽の端が黒紫から黒になっているツマグロヒョウモンの雌だとわかりました。
羽を閉じた状態では、オスかメスか判断できませんが、羽の柄は、開けると違いは一目瞭然です。
この2匹だけでの違いですが、身体を比べると、左のメスの方には、毛皮のような毛が生えていますが、右のオスの方は薄いようです。
飛び回る蝶を撮るのはなかなか難しいのですが、
今回孵化したばかりの蝶は、ゆっくり長く留まっていたので、こんな風に初めて撮ることが出来て
とてもラッキーでした。
実は、このツマグロヒョウモンはスミレを食べて育つのです。八月の終わりには、とても美しく咲いていたパンダスミレ。
あっという間に、十数匹の幼虫に食べ尽くされて
しまいました。幼虫は、黒に赤で毛もあり見た目は、ちょっと好みではありませんが、毒はないそうで、一人ばえしたパンダスミレを食べられても
まあ仕方ないとほっておいたのです。
そのおかげで、こんな間近に写真を撮ることが出来、結構楽しい観察となりました。
オス、メスで顔の違いがあるかな❓と写真並べてみましたが、あまり違いはないように思いました。
手の甲に乗ってきて、ちょっとこそばゆい感じでしたが、無事飛んでいきました。