大寒でも晴れた日に 植え替えと寒肥・お知らせ

2014年01月30日 | 冬の植え替え
毎年1月から2月上旬に、バラの鉢植えの植え替えと施肥を行っています。
今年は、24日と28日に行いました。
天気予報を見ながら、風のない穏やかな晴れの日に行うようにしています。

大寒の時期(1月20日から2月3日)は、一年でもっとも寒い時期といわれます。
なかなか日中の最高気温が10度を上回る日が少ないのですが、晴れた24日は、
12.7℃、28日は、11.3℃でした。

用意したのは、
●鉢底石
●植木鉢の土を再使用するために補う再生材
●培養土
●バラの肥料
です。



これは、「スイート・ブライヤー」です。「スイートブライアー」は、原種で、
5月に1回だけ花が咲く、1季咲きです。濃い柿色に見えるものは、ローズヒップ(バラの実)です。



鉢の側面を手で、少し強いめに叩いたりして、鉢から抜きます。
根が鉢周りにびっしり回っていました。土を揺さぶって大体取り除きます。
そして、長すぎる根を少し切りました。


鉢底石は、ネット(台所用の水切りネットを代用しています。)に入れて準備します。
それを、鉢底に入れます。
 

鉢の土は、作業箱に入れて、土を再生するリサイクル材とよく混ぜます。
そして鉢に3分の1程度戻します。去年は、苦土石灰・腐葉土を混ぜ込み
土壌改良を行いましたが、今年は、リサイクル材を使いました。
 

バラの肥料です。大粒の固形のものを主に使いますが、今年は、腐葉土がないため
ぬか状になった、有機肥料も使いました。
 
 
固形肥料1つかみをばらまき、粉状の肥料も降りかけて、鉢のなかで、混ぜ込みます。
 

そこに先ほどのリサイクル材を混ぜた土に、新しい土も混ぜ込んだ土を被せて、
直接肥料に根が当たらないようにして、根を入れ、隙間なく土を入れて、植え込み
完了です。12月の剪定を行っていなかったので、ローズヒップも取り去りました。
このバラは、つる性のため、大きくは切り戻さず、先端の枝を数センチと枯れた枝を
取り除きました。

  

このような手順で、数回に分けて、バラの植え替えと冬の施肥を行っています。
夕方までに水を鉢底から流れるでるようにして水やりを忘れないようにしています


大体毎年どの鉢も行うのですが、一昨年に苗を購入し、植えた1年目の鉢のものや、
抜けない大型の枝を這わせた鉢などは、植え替えずに、3か所ほど、鉢の中程まで穴を掘って
肥料を入れ、新しい土をから足すように入れることもしています。

植え替えする時に気を付けていることがあります。それは、出した土を混ぜる前によく見ます。
今年は幸い、いませんでしたが、中にコガネムシの幼虫を発見することがあります。白い根を
食べてしまうので、もし見つけたら、必ず見つけて取り除くようします。

年末に購入し、蕾をつけていた「ミニスイセン」が暖かな光を受けて、開いています。
黄色い花が少しあるだけで、明るくなり、春の兆しを感じる今日この頃です。
      

お知らせ
(1)ブログのカテゴリーを増やしました。5月のバラを集めたものや、ローズサポート
冬の植え替えなどそこをクリックするとその分類で集められたブログが表示されますので、
下にスクロールするとそのページが続けて見られます。

(2)ホームページでは、新たにアンの「ある1日」のページを増やしました。
写真をクリックすると、次の写真が現れます。こちらも少しずつの更新になりますが
ご覧いただけたら幸いです。


植え替えと寒肥の季節

2013年01月18日 | 冬の植え替え
毎年、1月の半ばになると、それぞれの鉢を植え替えしたり、
肥料をやることにしています。
それは、根がこの時期になると休眠期になるので、多少根を切っても
影響が少ないとみられるからです。

去年の12月に ほとんどの剪定は終えていたのですが、9月の終わりに買った木立性の
ハイブリッドティーの「キャラメル・アンティーク」は、12月でも緑の葉が生き生き
していたので、剪定をせずに1月を迎えました。

しかしこの時期の気温になると、さすがに葉も黄変し始め、落葉しかけていたので剪定し、
植え替えすることにしました。葉も取り、バッサリ半分に切りました。

植木鉢は、2年苗というより3年苗のように大きく育っていたので、ポリポットより
二回り大きいものにしました。

  

準備は、鉢底石。そのまま使ってもよいのですが、次年度の植え替えのことも考えて
台所用のネットに詰めて使うことにしました。
 


土は、培養土、腐葉土、バラの肥料、苦土石灰(酸性化を中和し、マグネシウムを補う)
などを用意します。



バラの肥料についてですが、バラに適した肥料の配合バランスがあるようです。

植物には、
窒素  N (葉の成長、葉肥)
リン酸 P (花や実の成長、花肥)
カリ  K (根の生長、根肥)
が、肥料として必要な栄養素ですが、バラの場合、その割合は、
チッソ:リン酸:カリの割合が1:3:1のものが望ましいとされています。

さらに、カルシウムは脂肪酸を作るのに関係し、、マグネシウムも葉緑素を
くるのに必要で、苦土石灰を用いるとよいようです。

油かすや骨粉などの有機肥料で、微量元素のイオウ・鉄・ホウ素・マンガン
モリブデンが補えるそうです。

いずれも、袋に書いてある規定量をよく見て、土の量にあった分量を施肥し、
やり過ぎには、注意します。根が傷み、生育不良になるのを避けたいものです。

植え替えですが、ポリポットから抜いた土は、軽く落し中心部の土も落しました。

  

鉢に土を三分の一ほど入れ、肥料を入れ、その上にまた土を中高にかぶせます。
 

そして植えこみます。直接肥料を根にあてないようにします。

そして、茎の付け根のクラウンと呼ばれる継いだ所の下まで土を入れ、植込み完了です。
作業の終わりには、水やりも忘れずに行いました。
 
 
今回、固いトゲが目立ったので、取ることにしました。指の腹で反対側に押しやると取れます。
  

わかりやすいように素手でしましたが怪我をしないように、固めのゴム手袋などをはめて注意して
やるのがお勧めです。年数を経るととても固くなって取れなくなり、季節中の手入れのときに
怪我を防ぐためにもこの時期にとりました。枝自体を傷つけないようにも気を付けています。

他の苗で、剪定後にこのように穴空いたものがあるがありました。水や病気が入り、枝が枯れこむ
原因になるので、切り戻しておきます。切り口は斜めにせずに、いつでも真っ直ぐ切ります。
切断面積を最小にするのが、枝の傷みの修復も最少で済むからです。もう茎には赤い芽もありました。
  


今年の冬は、いつも以上に寒く感じます。月初めに見た天気予報で、京都では、例年
1年で最も寒いのは、大寒を過ぎて、節分を迎えるころが一番寒いとのことでしたので、
1月8日と9日に大半は終えましたが、まだ10鉢以上残っています。出来るだけ良い天気の
日中にやりたいものです。なお、植え替えや寒肥は、関西以西では、2月の半ばまでは根も動きにくい
ので可能です。

去年の末に、インドアローズとして売られていた ポールセンのミニバラです。
室内で育てています。明るい陽射しに当てたり、暖房には、直接あてないようにしています。
寒い玄関に普段は置いてるので、もう2週間以上経つのに綺麗に咲いていて、冬に咲いてるバラが
あるのは、やはり嬉しいものです。