4月26日 快晴
20日すぎまで長く続いた雨天から、ようやく晴れやかで、
からっとした気持ちのいい、さわやかなの日々が続いています。
ここ一か月程で、バラは日に日に大きく育ちました。
3月17日
バラの芽と、葉が出るまでの様子。バラの芽自体は赤色です。
枝から葉が出た当初は赤い葉です。次第に筍のように
茎が伸び始め、葉が開き始めます。葉はまるで折り畳み傘の
ように畳まれていたものが出てきて、開きます。
ルイ14世の赤い葉。すでに蕾が見えています。 品種によって
すぐに黄緑色に変わっていく葉もあります。12月半ばに剪定し
葉をすっかり落していた枝から、すくすくと赤い葉が出始めたときは
庭のあちこちが明るく見えてきます。
3月31日、冬の彩りに植えていたオレンジのパンジーの上のアンブリッジローズの
若葉(左)と、つるばらピエール・ド・ロンサールの伸び始めた姿(右)
4月11日 曇りや雨が続く日々。2年前に地植えしたジェームズ・ギャルウエイ(左)と
枝が伸び、茂り始めたころ(右)
4月21日 今年の第一号 バラの開花 ルイ14世。ミニ葉牡丹の菜の花が満開に。
4月22日 マスカット色に輝くバラの葉に囲まれて、チューリップの晴れ舞台。
チューリップ「フレーミング パーロット」
4月26日 朝の光をうけて
アイスバーグ(左)とロココ(右)の蕾
セント・オルバンの蕾
若緑の輝く季節になりました。
〈この時期の手入れ〉
●長雨で、黒点病の出やすい品種は早くから出ていました。小さな黒点を見つけ次第
葉を取り去りました。
●また晴天が続くと今度は、いっきに虫が出始めてきたので、葉の裏を出来るだけ毎日見るよう
にしています。穴があいたり、食べられたりしたところの付近には虫が隠れていますので、よく
探して虫を取り去るようにしています。
蕾の首元や蕾自体に黒い点のようなものを見つけたらすぐに、採っています。
(待針の先で、そっと取り去ります。)
クロケシツブチョッキリという虫の卵が産みつけられていることが多いです。
夕方の早めの時間に、時折、ヒノキやヒバ、センダン由来の虫の嫌がる抽出液を薄めて、
枝や葉の裏に噴霧しています。なお、葉の緑色の薄いものは弱いように思えるので規定
量よりさらに薄めるか、下の方の葉で試すとか、出来るだけ枝にかけるとかしています。
また、出始めた小さな蕾や若い蕾には、かけないようにしています。
●植木鉢で育てている場合、土が乾ききらないうちに必ず、水をやるようにしています。
日当たりの時間と気温の高さで、バラが水分を吸い上げる状況は変わりますので、注意して
水切れしないようします。出来るだけ、夕方までに鉢を置いた地面が乾いているように
しています。
追記 ~開花中の植物~小花を楽しむ
フランネルフラワー 触ると、ネルのようにふわふわしています。オーストラリア原産で、
キク科ではなく、セリ科の植物です。過湿が苦手の植物なので、土がかなり乾いてきたら
水やりをします。
アークトチスは、この冬中、咲いてくれましたが、南アフリカ~熱帯アフリカ原産で、キク科。
高温多湿が苦手です。これもやり過ぎないように水やりに気をつけます。
今年3月末に 黄色い小さな花をいただきました。「花ほたる」という名です。
「花ほたる」というのは流通名で、南アフリカ原産のキク科の植物で、コツラ・バルバータ
という名前です。直径は大きいものは1cmほどで次々と花が上がってきます。高温多湿に
弱いので、軒下に置き、雨に当てないようにしています。
まるでフランネルフラワーや、アークトチスの花の中心部だけのようです。
次の花は、ヒルガオ科のコンボルブルス・クネオルムです。確かに花形は、ヒルガオの花ですが、
つる性ではなく、枝は木質で、葉は細いシルバーリーフです。花径は4cmで、丈は25cm
ほどです。
この5弁の花の塊は、オオデマリの苗の花です。スイカズラ科の植物で、こちらは
水切れを嫌うので鉢植えなので気を付けます。葉は、可愛い丸い形で、濃い抹茶の
ような色をしていて深い葉脈があります。このオオデマリは、日本原産の植物です。
パーロット咲きのチューリップ フレーミングパーロット 火焔のような羽根を広げた姿から
この名前がついたのでしょうか。華やかな姿で咲き続けました。
4月は、上旬は桜、中旬はシャクナゲ、八重桜、アメリカハナミズキ、下旬からは
ツツジやさつき、藤の花などの見ごろの花木をいっぱい目にしています。野の草花も
一斉に花をつけてます。山の木々も新緑で日々美しい季節を迎えた今日この頃です。