幸せの花開く時 (結)  〜沢山のおかげに感謝を込めて〜

2024年05月31日 | アンの庭 5月のばら
5月19日 曇り
ノヴァーリス 
2010年 ドイツ コルデス
この庭、初めての青バラ2年目。


系統は、現代バラのハイブリッドティーローズ

外側の花びらがちょっと千切れていますが良い開き始めの花形です✨

曇天の早朝ならではの、藤色。
光の強いともう少し薄い藤色に見えます。



この朱赤のバラは、ポンポネッラ
2005年 ドイツ コルデス作出のバラです。

小さな丸いカップ咲きの花で,花持ちがよいバラです。


ミニバラ れんげバラの枝変わりの
白と濃桃色
1961年 日本 辺春佳四郎


ラブリーメイアン
2000年 フランス メイアン
細い枝ですが沢山の蕾をつけます。


曇り空の淡い光のおかげで、花色が濃く見えます。




ロサオリエンティス メアリーレノックス
2021年 日本 木村卓拓

花の名は、バーネット作『秘密の花園』①
に登場する主人公の名前から。



オレンジ色のバラは、メルヘンツァウバー
2015年 ドイツ コルデス



22日
帰ったらいっぱい咲いていました☺️
ノヴァーリス 
ここは屋根があるので,雨に傷みやすいバラも
ゆっくり開花し、長持ちしています。


数年ぶりに一輪だけ咲いたシャクヤク
サラベルナール 1日目


23日
2日目のサラベルナール


後ろにはアナベルの蕾が見えます。


ロサオリエンティス ロクサーヌ
2021年 
今年来たバラで、優しい花形です。


大きな蕾の周りに覆輪が3〜4つ付いています。



↓ロクサーヌと花の終わったバラ
花後剪定をしたバラに早くも赤い新芽が
で始めたものも🍀 朝の輝きがあります。



28日 大雨が昨日の晩から降り続けました。

ロサオリエンティス ロビン
とても良いフルーツのような香りがします。


名前は、『秘密の花園』に登場する小鳥の英名から。お腹にオレンジ色の羽を持つ可愛い鳥です。主人公を秘密の花園に導いてくれた小鳥です。



29日 快晴になりました。

雨は水。とても大切で雨の日も大事ですが、
雨降りの後の晴れは、嬉しいものです。



新しい若いバラも,20年あるバラも皆んな新しい今年出た新芽から枝になり,先端に蕾が付き咲きます✨

どんな日も一期一会

というと大袈裟かもしれませんが、、

花の姿は、蕾から開花。花形や花色も代わり、変化します。無心に咲く花。一つ一つに輝きの美しさや可愛らしさがあります✨


2024年5月のバラも次々に咲いてくれ、目をいっぱい楽しませてくれました✨🙏✨


この楽しみは、バラ,自然界は勿論、バラの品種を作出してくれた色んな国の育種家さんから,また時々水やりを引き受けて頂ける方や応援して下さる方々からもたらされたものです。
大自然の営み,人の営み,有り難さに、感謝をこめて
✨🙏✨





追記  〜バラや草花と共に生きる喜び〜


 『秘密の花園』は、バーネット(1849-1924)による児童文学書です。
  

ストーリーは、、、


インドで両親を亡くし、イギリスに住む親戚に引き取られたメアリ。広い屋敷のなかでひとりぼっちの彼女は、庭を散策するうちに、閉ざされた庭園を見つける。ひょんなことから鍵を手に入れ、世話係のマーサの弟、ディコンと一緒に、その庭の手入れを始めることに。さらに、屋敷内に存在が隠されていたいとこのコリンも加わり、庭の再生に熱中していく、、、

(角川版 本の概要を引用させて頂きました。)



人生には突然訪れる別れがあります。幼くして親を亡くしたり、若くして配偶者を亡くしたり、、、


私もその内の一人です。


そんな頃,オールドローズの存在を知るあるきっかけの本からこの庭を始めました。

その後しばらくして、この『秘密の花園』を映画化したもののビデオを頂く機会に恵まれました。

来年で30年になります。

出来事の翌日からも人生は続きます。
子育ても仕事も日常生活も続くなかで、、、

新たに何かを育てることは,今までの日常に、水やりなどそれに向き合う新しい時間が生まれます。

それはのちのちに思い返せばのことですが、、、、

庭から何かを感じて暮らしている、、、

植物の日に日に変化していく様子は、心に楽しみを与えてくれます。決して上手くいくことばかりではありませんし、花が終われば枯れてしまうし、水切れで黄変し弱ったり、コガネムシの幼虫に根を食べられダメになったり、カミキリムシによる枯死はいままでに沢山ありました🥲

でも、、、だんだん最初のような全部植え替えや、こまやかな手入れも出来なくなり、、、

虫や病気による枯死は、、ある意味自然の
摂理かもしれないと、、、

花はただその生を全うした✨

ただそれだけ

人も最期の日までを全うするだけ

自分が意識して描くシナリオならば、、、

だったら,出来ることをして,自分らしく。

出来たら明るく楽しい方を目指したい、、、


今思えば、そんな気を起こさせてくれた、
予感をくれた映画だったな〜
と思います✨🙏✨

この映画を教えて下さった方にもホントに
感謝しています✨🙇‍♀️✨


幸せの花開く時 (8) 〜庭の輝く時〜

2024年05月24日 | アンの庭 5月のばら

つるバラのアンジェラ
1984年 ドイツ コルデス

5月5日最初の一輪です✨


10日 一ヶ所に複数の蕾が着きます✨
ぽつぽつ毎日開花する喜びです☺️


12日 今年は小ぶりですが
沢山の蕾が着きました✨🍀✨

 

5月13日 
イングリッシュローズ(ER)セントオルバン
2004年 イギリス デヴィッドオースチン

久しぶりに新しい枝が伸びて,大きめの花が
咲きました〜🍀

14日
それぞれの花が輝くとき〜✨


手前下のピンクのバラは,今年の春に来た
ロサオリエンティス ピクシー
2022年 日本 木村卓功さんのバラ


15日 アンジェラ 


アブラハムダービー(ER)


新しく来たオレンジ色が鮮やかなバラ 
ロサオリエンティス ロビン


2021年 日本 木村卓拓さん作出のバラです。




限られた場所のため、全てのバラを鉢で育てています。ほとんどは7号鉢です。つるバラのアンジェラは、大きくなるので最初に9号鉢に植えたものの、ここ10年以上植え替えもしていません。しかも今年は施肥をせずに土壌改良剤のみでした。花は小ぶりでしたが、意外と沢山の新しい蕾をつけ,かなり長く咲いてくれました。

バラの開花までには、茎に卵を産みつけるチューレンジハバチや、夜に蕾を齧って食べてしまうヨトウムシ(夜盗虫)が来てダメになる事があります💦

無農薬を心がけていますが、今回蕾がある程度育った時に,野菜を育てるのにも使えるという食品(ヤシ油 デンプン)から出来た噴霧剤を2回ほど使いました。

あとからわかったことですが、ほんの一部ですが、新芽にかかったものは、葉がちぢれたり、雨に弱い花びらが多い蕾にかかったものは,開花した時に、一番外側の花びらが薄茶色になってしまったものがありました😢食品成分とはいえ、新芽,蕾は繊細なのがよく分かりました。

普段は、出来る時は蕾の付け根の茎の部分もよく見ます。黒い点や茎に裂けたような傷があれば,針先で取り除くようにしています。

今年は桜の開花も遅く,4月の朝晩の気温も長く冷えたので虫自体をあまりみず、殆どの種類のバラが元気に咲いてくれたので嬉しい5月となりました✨🙏✨


いよいよ遅咲きのバラが咲き始めました✨
ラブリーメイアン 
2000年 フランス メイアン


楽しい時間が続きます✨





























幸せの花開く時 (7) 〜色々な花色や花形を求めて〜

2024年05月17日 | アンの庭 5月のばら
5月12日 
2年目の宿根フロックスの咲き始めです。

細く草丈が低い草花が年越しして開花する時✨
とても嬉しい気持ちになります

宿根フロックスは、水捌けの良い土壌と
半日陰での栽培が適しているそうです。

和名では、クサキョウチクトウと呼ばれていますが、キョウチクトウとは無関係だそうです。
花姿がにていて,確かに草なのでそう名付けたのは分かる気がします。

ラベンダーラッシー 
ドイツのコルデスのバラで、1960年作出。


今年でバラを育てて29年になります。
最初の頃に買ったものです。

その頃はオールドローズと呼ばれるバラの花形に惹かれていて、丸弁で八重のものを探していました。



このラベンダーラッシーは、現代バラで
分類はハイブリッドムスク(HMsk)になりますが、親に、オールドローズのロサ・モスカータをもつ品種です。

今や、株元から丈は1メートル70センチあり、
植木鉢の高さを足すと、かなり上で咲いており、手を伸ばして写しています💦

↓の写真の最上部に写っているバラです。




ヴァリエガータ・ディ・ボローニャが見頃になりました。1909年イタリア Bonfiglioli作出

花も個性的ですが、葉も細長く他のバラの葉とは違う特徴があります。オールドローズのブルボンローズの系統になります。

イタリア語でvariegataは,まだらの〜という意味だと最近知りました💦

確かにほんの少しピンクがかった白に赤の絞りの花びら。家では5月のみに花が咲くので、一季咲きだと思っていましたが、久しぶりに図鑑で調べてみると、返り咲きと秋に少し咲くとありました💦 



イングリッシュローズ 
レッチフィールド・エンジェル
イギリス デビッドオースティン
2006年作出のバラ


樹高は1.2メートルはあります。


カップアンドソーサーのような、、
カップ咲きといわれる花形です。


イングリッシュローズの花形には
色々ありますが、このカップ咲きの
とても柔らかな雰囲気が気に入っています✨

バラの花形には、

一重、半八重、八重があり、

⚪︎高芯(剣弁、半剣弁、丸弁)
⚪︎平咲(剣弁、半剣弁、丸弁)
⚪︎ロゼット咲き 多弁
⚪︎クォーターロゼット 多弁で芯が複数に割れる
⚪︎カップ咲き 横からみて杯状
⚪︎抱え咲き 芯を抱えるように咲く
⚪︎シャクヤク咲き
⚪︎ポンポン咲き 多弁 横から見て球状
などがありました。
 『NHK趣味の園芸 バラ大百科』2008年

また波状弁咲きと呼ばれる花形もあります。
ロサオリエンティス オデュッセイア


写真の中央下のバラ


色々な花形があるバラ。
選ぶ楽しみ,何年も目にする喜びがあります✨




追記 〜バラ香る母の日の贈り物✨〜

5月第二日曜日といえば〜母の日
嬉しい贈り物が届きました✨🙏✨

米に花と書いて糀。この糀だけで作られた甘酒なので、ノンアルコールです。保存料も不使用


発酵の力だけでかなりの美味しい甘さがあります。またバラのエキスの入ったボトルもあり、しばらく毎日少しずつ頂いて元気に過ごします
✨🙏✨






幸せの花開く時 (6) 〜毎日毎日の楽しみ〜

2024年05月15日 | アンの庭 5月のばら
5月9日 真昼の輝き✨
手前のバラは、今年購入したものです。
日本作出のバラ
開花2日目のロサオリエンティス ピクシー①


クロアゲハが飛んできて〜✨


花から花へ〜蜜を吸うのに忙しそう〜✨


目の前で〜〜〜撮れました✨🍀✨


開花2日目の
ヴァリエガタ・ディ・ボローニャ


ヴァリエガタ・ディ・ボローニャは、
1909年イタリアで作出されたバラです。


2年目のメアリーレノックス。
ロサオリエンティス(2021年作出)
この花色と葉の色合いがピッタリに思えます🧡


クリームアバンダンス
1999年イギリス ハークネス社の作出のバラ

今年は、とてもゆっくり開花しました。
上段左から5月1日→2日→4日
下段左から5月6日→7日→8日


9日の花です✨


毎日毎日の変化を楽しんでいます✨🍀✨

出来るだけ、無農薬で育てたい。虫も病気の葉も早めに見つけて取るようにしてきました。

虫も病気もなんらかの原因があって来ているとも聞き、、、

肥料を少なくすると病虫害が少なくなると聞いたので、ここ数年、肥料を控えめにしています。さらに今年は冬の全く施肥をせずに、鉢の上に1センチほど撒くだけで土が甦るという有効微生物を含むリサイクル材を撒いただけでした。でも花数もそれなりに着き、元気に育ちました。

 
そんな中で、①のロサオリエンティスは、日本のバラで、ローズクリエイター 木村卓功さんによるものを去年から見つけました。

花の美しさは勿論ながら、そこに耐病性のある健全に育つバラを目指されているのを知って、また日本やアジアの気候に育つバラ、東洋のバラ,ロサオリエンティスを育てていきたいと思っています。












山頂にあるお寺〜柳谷観音さんへ✨🙏✨

2024年05月12日 | 日記

5月8日
西山の山並みのうちの山頂にある楊谷寺
眼の観音様 柳谷観音さんです。


数年ぶりにご縁ある友人方とご一緒に
参拝させて頂きました✨🙏✨🙇‍♀️✨🚙

入り口の左手にある手水舎
季節のお花を浮かべておられます。


本堂で久しぶりのお参りをさせて頂いたあと、
中庭から奥の院に進みます。





上書院は限定公開の為、今回は入れませんでした。
受付で、次回は、アジサイの時期とのこと。
予約も出来ますとのことでした。


上書院の前から池を臨みました✨


山の斜面にある長い回廊の先にある
奥の院に着きました。
どこもかしこも美しい新緑です🟢


遠くに東山と京都の市街地が
少しだけ見えます。



山の最頂上にある奥之院です。


本堂に戻る道 
静かな新緑の道です。


出かける時は曇りがちでしたが、
次第に晴れてきました✨

両脇にアジサイが植えられています。


山頂なのでまだまだ若葉の美しい時です🟢


目に青葉〜🟢✨🍀✨
眼病に霊験ある柳谷観音さん✨🙏✨

山頂にも関わらず、とても美味しいお水が頂けます。
そのお水とは、、、

ホームページによると 

独鈷水(おこうずい)は、811 年弘法大師「空海」が眼病に悩む人々のために霊水にされた、霊験あらたかなる湧き水です。今も眼病平癒の霊水として信仰を集めています。

以上引用させていただきました。

平安時代より眼病に悩む人々の信仰があるとのこと。

今は整備された山道を山頂まで車で行くことができますが、身体のどこが不調になっても気になるものですが、日々大事な眼、もしご利益があるとなればどんな山道でも行こうとされてきたのかなと思いました。

山の山頂に湧き出す水。それだけでも不思議ですが,1200年の時を経ても守り続けられてる信仰の場✨
有り難いかぎりです✨🙏✨

帰り道 門前から石段を降りようとすると
ちょうどいい風が吹いたのか勢いよく
鯉のぼりが泳ぎだしました✨






かなりの勾配のある石段ですが、登った先には素晴らしいお寺と自然の美しさがあります✨