春らんまん(8) バラの咲く時 完

2023年05月24日 | アンの庭 5月のばら

オデュッセイアのある日々 
5月17日



オデュッセイアも、バラの家 木村さんが2013年に作出されたバラです。最初は、青みがかった深い黒赤色と表されています。

5月18日 それぞれの蕾が開きだし、


5月19日
波状弁と呼ばれる花形に。

 
初めて育てる花形にも喜びがあります😊


5月20日
花色は、咲き進むにつれて、青みを増し、濃い赤紫色に変化していきます。




5月20日の庭。


道ゆく人に、どうしてこのようにバラを育てているのか、何故バラが好きなのかを尋ねられました。

バラを育てるきっかけは、オールドローズやイングリッシュローズに惹かれ、育ててみたいと強く思ったからでした。

なぜ好きかと問われたら、やはり

その花形と香り、そして咲く枝ぶりでしょうか、、、

と答えていました。

でも、何か物足りないような感じを受けました。

花の咲く姿はもちろん好きですが、四季折々の姿も好きで、芽吹きから枝が伸び、蕾を付けて、開花する。剪定して、また開花するを繰り返し、剪定し冬に休眠する。命の輝きをずっと側で感じる。花が咲くまで、虫に食べられたり、病気になったり、水やりがあり、ずっと一緒に暮らしている感覚、花とともに暮らす喜びがあるからかもしれません。

育てる喜びをずっと植物からもらっているのだなと改めて思う出来事でした。

5月24日 今日の庭から



花の咲く喜びです。















春らんまん(7) バラの咲く時 その3

2023年05月22日 | アンの庭 5月のばら
5月6日〜8日
マイローズ


マイローズ 2019年 日本の木村卓功さんによる作出のバラです。去年、このバラを買ったことで木村さんの新しいバラを知るきっかけになりました。

5月11日 蕾は一つの枝に2つから5つ付き、
ゆっくりゆっくり開花していきます。


開花から8日め
5月13日


5月17日 12日め


5月20日 最初の開花から2週間
ロングランで庭を明るくしてくれます✨


メルヘンツァウバー
5月13日〜19日


メルヘンツァウバーは、2015年にドイツ Koldesにより、作出されたバラです。
花形はロゼット咲き。

メルヘンツァウバー 
ドイツ語の意味を調べてみたら
メルヘンは、空想的な物語
ツァウバーは、魔法
なので、、、おとぎ話の魔法のようです✨

5月20日



バラの咲く時、毎日が魔法にかかったような
嬉しい時間です✨





































春らんまん(6) バラの咲く時 その2

2023年05月20日 | アンの庭 5月のばら
5月8日 
シシリエンヌ


シシリエンヌは、2021年に日本で作出された新しいバラです。(バラの家 木村卓功さん)

咲き始めは、中心部が濃いレモン色のカップ咲きから、中心から広がるロゼット咲きになります。

9日から11日 
次第にレモンイエローになっていきます。


5月12日
花が付いた枝はしなやかで細く、木立ち性というより、花が満開になるほど、シュラブのような樹形になりました。


ツマグロヒョウモンが花の上で休んでいました。



8日〜10日
メアリーレノックス


このバラも2021年に木村さんにより作出された新しいバラです。花形の初めは丸弁で高芯。

5月13日
咲き進むに連れて、中心部はロゼット咲きに。
花色は明るい桃色。花径は8cm〜11cmあります。


5月18日
草丈の低いデルフィニュームとともに。
長く咲いています。


5月なのに30度になるような日があり、
直射日光から避けるために明るい軒下に
置くと花は長持ちしました。


追記〜新しいバラ✨強く、美しく咲かせる〜


私がバラの栽培を始めたきっかけは、1996年の
私の部屋ビズ 春号No.24 という雑誌に載っていた
オールドローズを初めて見たことにありました。

それ以来、一季咲きのオールドローズから繰り返し咲きのオールドローズ、四季咲きのイングリッシュローズやフランスのバラ等を育てるようになりました。それらは代理店を通して冬に届くヨーロッパからの輸入苗でした。

もちろん日本でも明治以降早くから独自のバラが作出されてきましたが、それらは、公園や植物園で見る剣弁高芯咲きの現代バラ、枝の先端に大輪の花をつけるハイブリッドティーローズのイメージが私の中にはありました。

この雑誌により、それまで存在を知らなかった、オールドローズやイングリッシュローズの可愛らしい花形やたおやかな樹形に惹かれて育てたいと思うようになりました。

育てていくなかで、年々5月の気温は高くなるように感じられ、せっかく咲いても早い時は3日目か4日めには咲き終わってしまうのが残念でした。

木村さんは30年前から育種を始められ、特にこの10数年に作出された新しいバラは、病気に強く、暑さ寒さにも強く、しかも美しく咲かせることを目標に世に発表されてきたとのことです。①

日本発のバラが、アジアへ。タイや台湾などの気温の高い地域でも暑さに負けず花を咲かせ続ける特性が評価されているとのことです。①

写真の苗は今年の4月半ばに届きました。すぐにそっと出して鉢増しをしたら、沢山の蕾をつけてぐんぐん成長し、開花しました。

出来る限り無農薬で育てたい。うどん粉病や黒点病に強いバラ、花形も香りも良く、さらに花持ちも良いというのはとても願ったり叶ったりなのです🙏✨



①『新しいバラ』木村卓功 2023年5月 
  NHK出版










春らんまん(5)バラが咲く時 その1

2023年05月18日 | アンの庭 5月のばら
バラの咲く5月の庭から

5月1日 セントオルバン(左)
シャンテリーレース(右)


セントオルバンは、イギリスのデヴィッドオースチンにより2003年に作出されたイングリッシュローズです。


シャンテリーレースは、アメリカでPaul francis devorにより1978年に作出されたハイブリッドティ系のバラです。

ハイブリッドティローズで青バラとして知られるブルームーンと、フロリバンダのエンジェルフェイスを掛け合わせて作られたものです。


4月30日〜5月4日
ミニバラ 去年の暮れに蕾付けて見切り品として格安で手にしたバラ。植え替えをしたら、花はミニとは思えないくらい大きくなり、花径が7センチはあります。

2日〜6日
オリビアオースチン


オリビアオースチンは、2014年にイギリスのオースチンにより作出されたイングリッシュローズです。花形は、花を横から見たときに、ティーカップのように見えることから、カップ咲きと呼ばれます。

5日
ゆるゆる開いてクォーターロゼットの花形に
なります。


6日の庭



花のある喜びです✨


6日
バリエガータ ディ ボローニャは
1909年に作出されたイタリアのバラです。
 
8日 一季咲きで、オールドローズの中の
ブルボンローズと呼ばれる種類のバラです。

 
花はそれぞれ個性的な模様になります。



5月8日
オリビアオースチンに
クロアゲハがやってきました✨


8日の庭



庭が咲きたての花で輝いて見える時です✨


















春らんまん(4) 花が輝くとき ジャーマンアイリス

2023年05月03日 | 日記

4月25日 
ジャーマンアイリス ラズベリーソワールの横にバニティの蕾が上がっています✨


28日 バニティの最初の1輪が咲きました。


ラズベリーソワールは3輪に


4月29日 バニティ2輪に


4月30日 


5月1日 朝日を浴びて




とても良い香りがします。


5月2日 ハンディワークが開花しました。
まだ上の花びらは閉じています。


5月3日 2日めのハンディワーク


2本あります😊


そして最初の開花から6日
バニティの今日


花の笑顔がいっぱいです😊


一緒に集めて😊
花のある喜びです。✨


10年前に初めて2球を買い、鉢植えで育ててきたジャーマンアイリス バニティ。一昨年、鉢の中に球根が詰まっているようなので、10号鉢3つに分けました。去年は、葉は茂るものの2本しか花茎がありませんでした。もう咲かないのかもしれないと、10年ぶりに新しいラズベリーソワールとハンディワークを2球ずつと、バニティを一つ買いました。そうしたら、今年はバニティの花茎が驚きの13本も立ちました✨🙏✨