今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

高山陣屋(岐阜県高山市八軒町)

2013年06月24日 | 名所・旧跡
高山陣屋の歴史
元来は飛騨高山藩主であった金森氏の所有する下屋敷だったが、1692年(元禄5年)に幕府が飛騨を直轄領として以降、伊奈忠篤らによって整備され、代官所として用いられるようになった。
1777年(安永6年)以降は郡代役所となった。
明治維新後は筑摩県高山出張所庁舎として用いられた。1929年に国の史跡に指定された。
1969年まで県事務所として利用されていたが県事務所が移転後、現存する唯一の陣屋であることから文化財として保存する方針が示された。
1996年(平成8年)3月、1830年(天保元年)の絵図を基に約20億円を掛けて蔵番長屋、郡代役宅、奥座敷などが、ほぼ江戸時代の状態にまで復元された。
敷地と建物内は有料(420円)で一般公開され、内部には江戸時代の歴史資料などが展示されている。
表門の手前では毎日朝市が催されており、高山市内においては宮川朝市と並び陣屋朝市として親しまれている。









古い町並みが重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。









休日でもないのに観光客で賑わっている。
特に若者の姿が多い、若者よ働かなくていいのか、これからの日本はどうなっていくのだと思っていたら今日は土曜日だった。
のんびりした旅といえば聞こえはよいが、私の曜日感覚がすっかり麻痺してきている。
麻痺といえば左手で傘をさし、右手にカメラを持って歩いているとカメラの重さに耐えきれず右手に異常なふるえがでてきている。

本格的な雨になってきた。高山から白川郷へ向かう。
しばらくして白川郷に到着したが、雨が強くなり車から降りる気持ちになれなかった。
駐車場の係りの人は仕事熱心で車を見ると腰の黒革のバックに手を入れ駐車券なのか釣り銭なのか用意して待っている。
今日は車の中から見るだけで満足しようと心に決めていたので、手を振り自分の意志を相手に伝えた。がっかりした姿が印象的だった。

撮影 平成25年5月11日
コメント (2)
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飛騨大鍾乳洞(岐阜県高山市丹生川町日面)

2013年06月24日 | 名所・旧跡
今日は朝から雨が降っている。昨夜は道の駅「風穴の里」に宿泊した。
目覚めはよかったが雨予報のため、今日の予定が立たない。大雑把な計画だが日本海側を通って九州に行こうと考えている。
そのために、今いる場所から日本海側に出る、飛騨高山経由、世界遺産の白川郷に向かうコースを選択した。
7年前も同じ経路で白川郷まで車を走らせた記憶がよみがえった。
朝6時、新潟港から出発し白川郷に着いたのは確か午前1時か2時だったような気がする。
1日で約700キロの距離を走り抜けたことになる。
年齢も増し、今はそんな無茶な運転はできないし、やらない。しかし、道路環境が繰り返し運転者と車に試練を与えてくれる。道路幅の狭さ、坂の上り下りに連続したカーブ。ナビも「カーブです。注意して下さい」の連呼。
車の運転に疲れが出てきていた頃、鍾乳洞の案内板が目に入った。水分摂取量の関係で尿道からのシグナルも脳に伝わってきていたこともあり、急遽、車を右折させ2キロ先にある鍾乳洞を目指した。


飛騨大鍾乳洞
岐阜県高山市丹生川町の「飛騨大鍾乳洞」は日本全国に約80ヶ所あるという観光鍾乳洞の中でも、日本一の標高900mに位置し、1965年に大橋外吉により発見された。
このあたりは2億5千万年前には海だったため、海の中のサンゴなどから石灰石ができ長い年月の間に雨水に溶け、少しずつ堆積して鍾乳洞がつくられていった。










入場料金(1000円)を払い発見者のコレクションを見学後、洞内に入る。
恥ずかしい話だが鍾乳洞へはこれまで入ったことがない。どのような景色に遭遇するのか大いに期待していた。
予想とは違い、眼前に広がっているのはカラーの世界で白黒を意識していたので少し驚いた。















洞内の案内は特に老人にやさしい。
第1~第3洞内のなかで見所は第1洞内であり、特に、第3洞内へ行くには急坂があるため、足の悪い人は注意するよう各出口付近の案内板により呼びかけていた。
私は口は悪いが足は太くて短いだけなので最後の第3洞内まで進んでみた。もちろん第2や第3洞内にも見所は点在していたが、案内板の通りの結果だった。
初めての鍾乳洞の感想だがライトアップについて。ここまでカラフルにする必要があるのか、自然色の方が重厚感があるのではないか。
発見から公開に至るまでの苦労が歩きながら肌で感じることができるだけに残念だった。(個人の勝手な感想)

撮影 平成25年5月11日
コメント (4)
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