今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

都祁水分神社(奈良県奈良市都祁友田町)

2021年06月25日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年5月22日

都祁水分神社(つげみくまりじんじゃ)
都祁(つげ)も水分(みまくり)も全く違った読み方をしていた
日本語が難しいのか私が無知なのか



この旅で初めて雨の降っていない朝を迎えたので、寺社巡りをしようと考えた
とても雰囲気のある境内、トイレが驚くほど綺麗というある女性の口コミでここを決めた



「社務所」
参道で清掃をしていた宮司に挨拶をしたが、その時は反応がなかった
その後、カメラで何を撮ろうとしているのかと声を掛けられた
有名寺社の写真を撮って発信していると話すと簡単な歴史などを話してくれた



「手水舎」
境内の目に見える所には落ち葉一つ落ちていないほど清掃が行き届いている
確認のためトイレも使わせてもらったが口コミの通りであった



鳥居からの参道も素晴らしいが、私はここからの眺めが好きでしばらく見入っていた



「舞殿(能舞台)」



本殿・拝殿・舞殿・鳥居が一直線にある



「拝殿」



大和国水分四社(都祁・宇陀・吉野・葛城)の一つで、古来から水の神として崇拝されてきた
奈良朝時代に聖武天皇の行幸された堀越頓宮の伝承地であり、平安時代には伊勢齋宮の皇女が宿られた都介頓宮の跡でもある






額には「水分大明神」
水分神は田畑の潅漑(水の分配)を司る神と理解しているが……



飛鳥時代の創祀と伝えられている
天禄3年(972年)9月25日、荘園の中央である友田(現社地)へ遷座した



拝殿内部



本殿(重要文化財)
室町後期 明応8年(1499年)の造営
一間社春日造、檜皮葺






祭神は「速秋津彦神、天水分神、国水分神」の三柱の神
古く本地垂跡説によると阿弥陀三尊と呼ばれている



拝殿から舞殿を見る。舞殿の奥に小さく鳥居が見える



「直会殿」



「山辺の御井」



標識から左手へ100mほど進むと、山辺の御井に達する



山辺の御井とは、山に近いところにある聖水という意味で、山辺の御井とされる井戸または泉がある



宮司から教わった場所で昔から水が湧いていたという



社名から想像するに、神聖な場所の一つだと感じた



参道の雰囲気、玉砂利の音が心地よい



撮影 令和3年5月22日
コメント
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