訪問日 令和6年6月4日
大岩山 日石寺
磨崖仏があるということを知り初めて訪れた
路上駐車で周囲を散策し参道は見つけたが、駐車場の場所が分からずにいた
年齢と体型を考慮されたのか、地元の方から楽に参拝できる駐車場を教えていただいた
さざれ石
さざれ石の中に「真言密宗 大本山 大岩山 日石寺」と書かれた金属が埋め込まれている
手水舎
本堂
数人の参拝者が堂内に入ったので、後で回ることにした
鐘楼
干支の額
多羅葉文殊
八体仏
藤水
不動明王御霊水
大岩の奥山より湧き流れる霊水で、眼病に効くとされ、全国からこの水を汲みに来るという
六本瀧
元来瀧行は日石寺境内近くの千巌渓にて行っていた
行者の安全を確保と、一般参詣者に修行鍛錬を推奨するために、明治元年に境内内に建設した
寒修行の場でもあり、毎年大寒には多くの人が参詣し、滝に打たれている
六基の龍頭は人間国宝の須賀松園の作
六大(地・水・火・風・空・識)により
六大煩悩(貪・瞋・痴・慢・疑・邪見)を祓い
六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)を清浄にすることが六本の因である
愛染堂
恋愛成就・子孫繁栄・夫婦円満の利益がある
堂内の様子
「木造愛染明王」
絵馬掛け
夫婦岩
斜面を進むと鳥居と大きな岩が見えてくる
鳥居の額には「夫婦岩」
岩と岩の奥に社が見える
大岩山熊野権現堂
三重塔(上市町指定文化財)
富山県内で最も古い木造の三重塔(江戸時代後期)高さ15m
回りに壁が無く、心柱など丸見え状態である
建造時の財政難で省略したためと考えられているが、これがこの塔の特徴となっている
私自身全国の塔巡りをしているが、初体験である
塔周辺の場所が狭く、塔全体を撮ることができず同じアングルになってしまった
石仏群
大日堂
これまで歩いていて、この寺を訪れた目的の「磨崖仏」が何処にあるのか探していた
他の参拝者に尋ねても、「初めてなので分からない」と
始めに訪れた本堂に戻ることにした
扁額には山号の「大岩山」
堂内を見た瞬間驚いた
探していた磨崖仏が目の前にあった
大岩日石寺磨崖仏(重要文化財)
この本堂は、摩崖仏の不動王像を囲んで建てられていた
不動明王・二童子像(当寺の本尊)、阿弥陀如来像、僧形像の5体を凝灰岩の巨岩に半肉彫りで彫り出した磨崖仏
不動明王像の像高は約2.8m
角度を変えて立体感を出してみた
本堂の磨崖仏(重要文化財)拝観後、「古仏堂と大日堂」への案内が目に入った
古仏堂
堂内には50~60cmの仏像が安置されていた
自分好みの仏像を選んでみた
真言宗と真言密宗との違いは分からないが「不動明王」は重要な仏像の一つ
これも魅力的な仏像だ
拡大してみた
説明文が一切ないが、空海像だろうか
「五鈷杵」は密教の重要な法具
一般の方も古仏堂に仏像を預けることができるとHPに記載があった
大日堂
「木造大日如来と真言八祖」が祀られている
真言密教には、密教の正統を示す「付法の八祖」と実在の人物として密教を広めた「伝持の八祖」がある
このお堂では、「伝持(でんじ)の八祖」の「龍猛→龍智→金剛智→不空→善無畏→一行→恵果→空海」を祀る
大日堂から古仏堂を観る
古仏堂で気になった仏像を撮る
これなど妖艶で他の仏像とは一線を画す
本堂に戻る
参拝者が熱心に何かをしているのを遠くから見ていた
若い頃は「貧・困・貪」という生活をしていたが
「貪・瞋・痴(とん・じん・ち)」という仏教用語は恥ずかしながら初めて目にした
人間を悩ませ迷わせて害し、誤りに導く根本的な3種の煩悩(三毒)
これを護摩供で梵焼し清浄なる大欲を成就させるという
本堂内からの眺め
まだ、訪れていない場所がある
多羅葉(タラヨウ)
葉にキズをつけて経文を書いた多羅木に似ていたので名づけられた
観音堂
堂内の様子
観音堂横にある観音像
十二支滝
昭和42年(1967年)の火災後、二度と火災が起こらないように
昭和49年(1974年)に十二支の守り本尊から流れる瀧を配し、寺内安穏を祈願している
この瀧は一般の方や子供も自由に入ることができる
阿覚窟(あがくつ)
巨岩をくり抜いた中に、秘剣大師の石像を祀る
洪水で流された旧八十八箇所霊場の石仏も多数祀られている
「秘剣大師像」は弘法大師が疫病退散の際の姿だと
山門(上市町指定文化財)
参道の百段坂を登る参詣者の健脚に利益がある
仁王像
いつものように隙間にレンズを突っ込んで適当にシャッターを押す
限られた場所で適当に撮っているのだが、時々迫力ある写真を撮ることができる
地蔵堂
駐車場に戻る際に立ち寄った最後のお堂となる
「木造地蔵菩薩(延命地蔵)」を祀る
寿命長寿のご利益があることから延命地蔵と呼ばれている
江戸期に魚津の廻船問屋からの寄贈
地蔵菩薩というと地味な感じというイメージがあったが……
手を合わせると長生きできるような雰囲気を持っている
初めて訪れた日石寺、実に楽しい時間を過ごすことができた
写真を整理しながら調べて行くと抜け落ちている場所が数カ所あった
撮影 令和6年6月4日
大岩山 日石寺
磨崖仏があるということを知り初めて訪れた
路上駐車で周囲を散策し参道は見つけたが、駐車場の場所が分からずにいた
年齢と体型を考慮されたのか、地元の方から楽に参拝できる駐車場を教えていただいた
さざれ石
さざれ石の中に「真言密宗 大本山 大岩山 日石寺」と書かれた金属が埋め込まれている
手水舎
本堂
数人の参拝者が堂内に入ったので、後で回ることにした
鐘楼
干支の額
多羅葉文殊
八体仏
藤水
不動明王御霊水
大岩の奥山より湧き流れる霊水で、眼病に効くとされ、全国からこの水を汲みに来るという
六本瀧
元来瀧行は日石寺境内近くの千巌渓にて行っていた
行者の安全を確保と、一般参詣者に修行鍛錬を推奨するために、明治元年に境内内に建設した
寒修行の場でもあり、毎年大寒には多くの人が参詣し、滝に打たれている
六基の龍頭は人間国宝の須賀松園の作
六大(地・水・火・風・空・識)により
六大煩悩(貪・瞋・痴・慢・疑・邪見)を祓い
六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)を清浄にすることが六本の因である
愛染堂
恋愛成就・子孫繁栄・夫婦円満の利益がある
堂内の様子
「木造愛染明王」
絵馬掛け
夫婦岩
斜面を進むと鳥居と大きな岩が見えてくる
鳥居の額には「夫婦岩」
岩と岩の奥に社が見える
大岩山熊野権現堂
三重塔(上市町指定文化財)
富山県内で最も古い木造の三重塔(江戸時代後期)高さ15m
回りに壁が無く、心柱など丸見え状態である
建造時の財政難で省略したためと考えられているが、これがこの塔の特徴となっている
私自身全国の塔巡りをしているが、初体験である
塔周辺の場所が狭く、塔全体を撮ることができず同じアングルになってしまった
石仏群
大日堂
これまで歩いていて、この寺を訪れた目的の「磨崖仏」が何処にあるのか探していた
他の参拝者に尋ねても、「初めてなので分からない」と
始めに訪れた本堂に戻ることにした
扁額には山号の「大岩山」
堂内を見た瞬間驚いた
探していた磨崖仏が目の前にあった
大岩日石寺磨崖仏(重要文化財)
この本堂は、摩崖仏の不動王像を囲んで建てられていた
不動明王・二童子像(当寺の本尊)、阿弥陀如来像、僧形像の5体を凝灰岩の巨岩に半肉彫りで彫り出した磨崖仏
不動明王像の像高は約2.8m
角度を変えて立体感を出してみた
本堂の磨崖仏(重要文化財)拝観後、「古仏堂と大日堂」への案内が目に入った
古仏堂
堂内には50~60cmの仏像が安置されていた
自分好みの仏像を選んでみた
真言宗と真言密宗との違いは分からないが「不動明王」は重要な仏像の一つ
これも魅力的な仏像だ
拡大してみた
説明文が一切ないが、空海像だろうか
「五鈷杵」は密教の重要な法具
一般の方も古仏堂に仏像を預けることができるとHPに記載があった
大日堂
「木造大日如来と真言八祖」が祀られている
真言密教には、密教の正統を示す「付法の八祖」と実在の人物として密教を広めた「伝持の八祖」がある
このお堂では、「伝持(でんじ)の八祖」の「龍猛→龍智→金剛智→不空→善無畏→一行→恵果→空海」を祀る
大日堂から古仏堂を観る
古仏堂で気になった仏像を撮る
これなど妖艶で他の仏像とは一線を画す
本堂に戻る
参拝者が熱心に何かをしているのを遠くから見ていた
若い頃は「貧・困・貪」という生活をしていたが
「貪・瞋・痴(とん・じん・ち)」という仏教用語は恥ずかしながら初めて目にした
人間を悩ませ迷わせて害し、誤りに導く根本的な3種の煩悩(三毒)
これを護摩供で梵焼し清浄なる大欲を成就させるという
本堂内からの眺め
まだ、訪れていない場所がある
多羅葉(タラヨウ)
葉にキズをつけて経文を書いた多羅木に似ていたので名づけられた
観音堂
堂内の様子
観音堂横にある観音像
十二支滝
昭和42年(1967年)の火災後、二度と火災が起こらないように
昭和49年(1974年)に十二支の守り本尊から流れる瀧を配し、寺内安穏を祈願している
この瀧は一般の方や子供も自由に入ることができる
阿覚窟(あがくつ)
巨岩をくり抜いた中に、秘剣大師の石像を祀る
洪水で流された旧八十八箇所霊場の石仏も多数祀られている
「秘剣大師像」は弘法大師が疫病退散の際の姿だと
山門(上市町指定文化財)
参道の百段坂を登る参詣者の健脚に利益がある
仁王像
いつものように隙間にレンズを突っ込んで適当にシャッターを押す
限られた場所で適当に撮っているのだが、時々迫力ある写真を撮ることができる
地蔵堂
駐車場に戻る際に立ち寄った最後のお堂となる
「木造地蔵菩薩(延命地蔵)」を祀る
寿命長寿のご利益があることから延命地蔵と呼ばれている
江戸期に魚津の廻船問屋からの寄贈
地蔵菩薩というと地味な感じというイメージがあったが……
手を合わせると長生きできるような雰囲気を持っている
初めて訪れた日石寺、実に楽しい時間を過ごすことができた
写真を整理しながら調べて行くと抜け落ちている場所が数カ所あった
撮影 令和6年6月4日