今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

大日霊貴神社(秋田県鹿角市八幡平堂の上16)

2024年03月10日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年10月5日

大日霊貴神社(おおひるめむちじんじゃ)
その日の訪問地を決める際、スマホに「最寄りの観光地」「最寄りの有名寺社」と囁き決めることが多い
車中泊した道の駅に近い場所にあり向かった

鳥居
鳥居横の社号標から「おおひるめむち」神社とは読めなかった



由緒
継体天皇(26代)の御代を調べて見ると507~531年になる
1500年の歴史を持つ古社ということになる



「姥杉ノ柵奉納」と刻まれている



神門
神仏混交の名残を見せる神社山門



板碑(鹿角市指定文化財)
鎌倉後期の記年銘をもつ、秋田県内では最古に属する



高さ80cmの五角柱の自然石の板碑
江戸時代にはその梵字が「阿弥陀三尊」であることから「三尊石」と呼ばれていた



手水舎



石柱には「鹿角厄除大日堂」
「大日堂」とも称されている



牛のようにも見えるが、参道両脇に置かれている






昭和24年(1949年)に社殿が全焼した
同26年(1951年)拝殿は元の9間四面の土台に建立し、幣殿本殿を増築して、同31年(1956年)竣工した



狛犬






拝殿
奉納額には「大日霊貴神社」
社殿は10間4面あり、秋田県の社殿建築では最大級



継体天皇がこの地域を開拓したダンブリ長者の徳と娘の吉祥姫(継体天皇の后)の御霊を慰めるために建立したのが始まりとされている
養老2年(718年)奈良時代の僧 行基によって再建されたと伝えられる
行基に随行した工匠・音楽師等が、里人に舞楽を伝授したのが、現在の大日堂舞楽である



宝形の形式で内部が吹き抜けで中央に舞台が設えてあり、大日堂舞楽にふさわしい空間構成がされている
1月2日の例祭の際に演じられる舞楽「大日堂舞楽」は重要無形民俗文化財、ユネスコの無形文化遺産












祭神:天照皇大神・吉祥姫命 ほか11柱






拝殿からの眺望






大己貴神社(おおなむちじんじゃ)









私の住む北海道には歴史的背景を持つ古社が少ないのでいつも羨ましく思う



撮影 令和5年10月5日

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