今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

瑞塔山 雲樹寺(島根県安来市清井町)

2018年01月11日 | 神社・仏閣
雲樹寺
H25年に重文の建築物がある寺ということで訪れたことがある
ところが、重文だと思って撮った建物が自宅に戻り調べてみると全く違うものであったことがわかった
この日は、駐車場から真っ先に四脚門を探した

四脚門(重要文化財)
見逃した理由がわかった。四脚門は右に折れ、70mほど離れた所にある
思っていたよりも小さな門であった



額には「瑞山」 山号は瑞塔山だが…



案内板によると、鎌倉末期~室町前期の禅宗様式の手法
構造は独特で四つ脚門としては他に類を見ない貴重なものとの記載がある



案内を見ながら特徴ある部分を撮ってみた









重文と知らなければ、何枚も撮ってはいなかったと思う



石柱門



酒断ち地蔵
正面に地蔵菩薩が安置されている



その左横に「断酒勤労」 誓「一日働かざれば 一日食わず 働かんがために 一切飲酒せず」
私の場合は「働いていないが 一日三食食う 働いてもいないのに ススキノで痛飲」



山門
ここから見える山門は雰囲気があっていい



私が初めて訪れた時に、重文の建築物と思っていた門である
元禄8年(1695)再建。楼上に釈迦牟尼佛、十六羅漢を安置



案内札によると「額は後醍醐帝親筆にして当山の山号なり…」と。「天長雲樹興聖禅寺」と彫られている



実に姿の良い門である









手水鉢



観音堂



中国観音霊場27番札所になっている






台座には「第二七番 中国観音」と彫られている






仏堂



仏堂内部



本尊の拈華微笑仏









高麗梵鐘が重文に指定されているが、仏殿横に安置されているこの梵鐘かどうかは定かではない


















四脚門の確認もでき満足して寺を後にする



やはり、この山門は雰囲気があっていい



撮影 平成29年10月1日

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2 コメント

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釘の効用… (@ OTETSUDAI)
2018-01-11 20:26:28
大山は鳥取県ですよね。今は大雪とのこと。それで以前にも記しましたが、結構あちらの出身者はスキーが巧いんですね。
手水にもいろいろな姿・形がありますね。私の近場の神社は校庭の水飲み場風の簡素なものです。
四つ脚門などは多分釘を1本も使わないで建築していると思います。組み立ての工程が見たいのとその過程が知りたいです。もしバラしたら元に修復出来るかどうか…
プラモデルのようなわけにはいかないでしょうね。私は出来上がったものよりもその過程に興味があります。
だから以前記した様に、作ったものを壊してまた作るようなマヌケなのかも知れません。
不謹慎な事を記します。かつて友人が人間の生命の誕生する瞬間(出産)を見たいと。私は生命が宿る(子ども作る)過程を見たいといって顰蹙を買ったことがあります。命を掛けて旅して作ったブログに失礼を記しました。
仲間と祝杯をあげて良かったですね。私も呑めるならすすき野でハデにやらかしたいという気持ちは常に抱えています。
関東は今日も晴天です。20日頃に伊豆に出掛ける予定がありますので、それまで雪は降らないで欲しいと願っています。ありがとうございます。
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雪のイメージがあります (2014kurumatabi)
2018-01-11 22:30:49
いつもありがとうございます。
全国の天気予報を見ていると、東北・北海道以外でいつも雪が降っているのが鳥取県と島根県。特に松江は雪の印象が強くあります。残念ながら山陰地区出身者に友人がいなかったのでスキーの腕前はわかりませんが、広島出身の友人はスキーやストックを折ったり、リフトから落下したり笑わせてもらいました。
四脚門は説明文がなければ、私などはその価値を理解できませんでした。貴重なものだということで写真をたくさん撮りましたが、高揚感はありませんでした。
この寺の近くには有名な「足立美術館」「安来節演芸館」があります。
この日は疲労が蓄積し疲れもあったので、早い時間に入浴し休養時間を多く取り翌日に備えました。
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