今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

おしか御番所公園(宮城県石巻市鮎川浜黒崎1番地)

2024年03月20日 | 公園
訪問日 令和5年10月8日

おしか御番所公園
南三陸金華山国定公園の中にあったが、2015年3月31日、南三陸金華山国定公園が「三陸復興国立公園」に編入された
宮城県道220号牡鹿半島公園線(牡鹿コバルトライン)の南端にある



この橋を渡ろうと近寄ってみると、老朽化の為なのか通行禁止になっていた



公園中央の一番高い位置には、六角形の「展望棟」があり、360度パノラマの眺望が楽しめるようだ



周辺には高い木がないため
陸前高田市の「奇跡の一本松」のことを思い出した






金華山
今回の東北6県を巡る旅では「函館ー大間」のフェリーを利用したが、利用回数では「苫小牧ー名古屋」が圧倒的に多い
利用する太平洋フェリーでは「金華山沖を航行」との船内放送が入り、いつも船内から眺めていた
今回は牡鹿半島からの眺望になる
金華山は、島全域が山であり、最高点は445m



「奈良の大仏」建立に際して鍍金に要する金の調達に大和朝廷は苦慮していた
天平21年(749年)陸奥国から日本初となる金産出の報せとその金が齎された
その産出地が金華山であった
天平勝宝2年(750年)牡鹿連宮麿(おしかのむらじみやまろ)等が時の国守に産金を司る神を祀る神社の創建を申請
金華山に金山毘古神と金山毘売神の2柱を奉祀し、後に弁財天を本尊とする寺院となった
「黄金山神社(こがねやまじんじゃ)」は、金華山に鎮座している



展望棟からの眺望
額縁の中の絵のようにしたかった



網地島(あじしま)



田代島(たしろじま)



金華山へのアクセスは、女川港(女川町)発の女川-金華山航路
鮎川港(石巻市)発の鮎川-金華山航路がある
定期観光船のほか、不定期観光クルーザー・海上タクシー等での渡航も可能だ



平成23年(2011年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の際は、
潮が引き金華山までの海の底が現れ、牡鹿半島と金華山は陸続きのようになったという
そのあと津波が襲来した
公園内も地割れが生じたり、建造物にも被害が出た
展望棟は円形だったものを取り壊し六角形の外観になった



仏像拝観の予約時間が迫ってきたので駐車場に戻る
駐車場では、14・5台の中年ライダーが談笑していた



一昨日、太平洋フェリー「苫小牧港ー名古屋港」航路の予約をした
今回、少し知識を得たので金華山沖を通過する際には、これまでとは違った見え方になると思う



撮影 令和5年10月8日

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