得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・とっておきの蔵めぐり。

2012-08-23 16:57:28 | Weblog


蔵のまち、喜多方から、

予報では午後から会津地方は所により、50%の降雨とありますが、本日もまったく雨の気配は有りません。

午前中にお客様を案内して普段は非公開の蔵めぐりです。何時もブログでは紹介している蔵と屋敷ですが、

お客様と歩いていると撮影している間がありません、いつもカメラは持参しているのですが、本日も蔵は写す暇がありませんでした。

最初の画像は黒漆喰の観音開きの扉です。

屋根の構造をご覧ください。小屋組みです。蔵は2階建てが圧倒的に多いのですが二階屋根部分です。
垂木なしの、地棟、地母屋組です。桁行が長い場合は中央部に ご覧の様な湾曲した栃の木の梁を設ける構造が多いようです。
この梁で地棟と地母屋を支えています。
この屋根は垂木無ですが、垂木有の屋根の方が多いようです。この土板(野地板)部に明治3年築と棟梁の名が記してあります。



トラス組です。一般的に洋小屋組と呼ばれています。合掌です。屋根を支える木材の部材を三角形に組み合わせることにより、多くの荷重に耐える屋根ができます。
洋組が普及することによって蔵が大きく広くなってきます。梁間が4間~5間そして長さが15間~20間という巨大蔵が建造されるようになりました。
大きな蔵は昭和蔵が多いようです。トラス構造も・クイーン組とキング組があるそうですが私もそこまでまだ理解していません、今度調べておきます。



本日最後に見学した蔵は明治37年築のレンガ造りの蔵ですが、一階の座敷蔵内部の木材が全て高級木材の「縞柿」で造られています。
若喜商店のレンガ蔵・国登録有形文化財・近代化産業遺産・です。



木曜日の蔵のまち案内所 今週の迎え花は龍生派です。