マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第103話 春巻き騒動 ①

2017-04-16 13:30:56 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
一連の騒動に終止符を打ち全ての決着をつけたが、戦の宿命はラウラを逃さない。
ゲラムに攻撃対象にされ配下の女性兵士から殺意を向けられる事になった。

がその一方で

ラウラはニューエドワーズ基地で束の間の平和を楽しんでいた。
それは昼休憩時の事。

          【西暦2021年 ニューエドワーズ基地食堂】

ラウラ「公園でピクニック?」

吉野大樹「あぁぁ折角、マイクローンになったんだしまだまだ地球の文化は知らんだろ?ピクニックに前から誘いたかったんだ。」

ラウラ「ふ~ん。・・・・」

大樹からピクニックに行かないかと誘われていた。
理由はマイクローンになった事だから地球文化をいろいろ知ってもらう事である。
ラウラは当然食べ物もでる事らしいから楽しそう行く行くと言う顔をするが。
なんか周りを気にしている。

吉野大樹「何をキョロキョロしているんだ?」

ラウラ「ミリアに聞かれたら、からかわれそうで周囲を警戒。」

吉野大樹「聞かれてやましいのか?」

とラウラはミリアがいないか警戒しているとキョロキョロしていた理由を言う。
聞かれてやましいのかと聞く。
もっともその理由は既に出ているが、二人は忘れている模様。

ラウラ「やましくないけど、もし聞かれたら・・・・・」

ラウラは頭の中で想像した事を大樹に話す。
具体的な事とラウラの一方的なミリアへのイメージを構成した物だが・・・・
なんともリアリティのある話なので紹介する。

ミリア「ラウラ、吉野大尉とピクニックデートですって?」

ラウラ「げっミリア。」

ミリア「いいわん、男と女の二人っきりのデートって....そして結婚・・・きゃあ燃える展開。ラウラ、吉野大尉と結婚しなさい。(にこり)」

ラウラ「早い早すぎる、大樹とはまだ知り合って間も・・・・」

ミリア「結婚しなさ~い、ラ~ウ~ラ~ベ~ル~タ~リ~ア(にこり)」

ラウラ「ひぃぃぃぃ」

ミリア「皆!ラウラと吉野がデートですって!」

「マジかよ!」「式はいつになるんですか?」

ラウラ「いやぁぁぁぁぁぁぁ」

ミリア「おほほほほほほほほほほ、まただま初心ねラウラ・ベルタリア!」

ラウラ「ガンベンして~」

ミリアはゼントラーディ人でありマックスと結婚している既婚者である。
独身のメルトランに結婚をするめるのも事実だが、流石に言いふらしたりはしない。
だがラウラのイメージではそんな風になっている。
むしろミリアの強引そうなオーラがそうしているのかもしれんが。

流石に過剰である。

ラウラ「てことになる。」

吉野大樹「あの見た目は言わなさそうだけど、性格的にはいいそうだな。」

ラウラ「エースのミリアが文化に触れると、うるさいだけのおばさんになるなんて。」

大樹も納得させる程の話であり、うんうんと感心している。
本人が聞いたら大激怒物であるが、聴いている身としても面白いし受ける。
それとラウラは文化に触れるとおばさんと称する。
これもミリア激怒の話である。

そのラウラがミリアに対しおばさん発言に対し大樹が突っ込む。

吉野大樹「ジーナス中尉はまだ20代なんですけどね。」

ラウラ「いいのミリアはおばさんで!!この話は誰も聞いてないわね、私以外?」

ラウラは開き直ってミリアはおばさんと言う事で方づける。
そして他に誰か聞いていないか周囲を確認するが・・・・・
一人ジト目でこっちを見ている人がいた。

劉夢華「あの~私を忘れてません?」

「!!」

夢華である。
いつも食事を一緒に食べており、勤務時間がバラけたカゴメと美弥とは食べずにラウラと食べていた。
途中大樹が混ざってきていつの間にか空気キャラクターになっていた。

吉野大樹「お前は劉夢華、北京出身で劉深潭中尉の妹。」

劉夢華「説明は結構です、吉野大尉。」

ラウラ「夢華、いつもご飯一緒に食べているばかりかブラギナ中尉のお見舞いに付き合わせてるのにごめん・・・」

劉夢華「中国人は細かい事は気にしない、まったくもう・・・」

と忘れられている事を気にしないと言うが結局気にしている。
案外夢華の癖である。
警務隊出身ともあり固い女のイメージはあるが、やはり年頃の女である。

吉野大樹「結局は気にしているんじゃないですか・・・」

劉夢華「う.うるさい!」

ラウラ「まぁいっそ3人で行く?」

劉夢華「いえ私がいらない子になっちゃうのでいいです。」

とラウラと大樹の関係に考慮して遠慮して断る。
だが大樹は諦めずに・・・・・・・

吉野大樹「劉さんもくれば・・・」

夢華を誘う。
だが夢華はそう簡単な女ではなく・・・・

劉夢華「大尉の人間性疑われますよ、本当に・・・もしそうなればゲスですよ。」

吉野大樹「分かったよ......」

劉夢華「それでよろしい。」

と夢華は大樹を制圧するかのように断った。
ラウラも呆れ顔で・・・・

ラウラ「でなんで引き下がったのかなぁ・・・」

と言ってしまうが・・・・・・・

ラウラ「へっ!?何?」

劉夢華「次はラウラよ、口止め料として加給食のチョコバナナプリン頂戴。黙ってあげるから・・・それとエデンカツオのたたきでもいいんだよ。」

ラウラ「えっ・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

完全に不味い事になった。
黙ってあげる代わりにチョコバナナプリンとエデンカツオのたたきを要求される。
どちらも嫌だ・・・・・・・渋っていると・・・・・・・・・・

劉夢華「喋っていいの? あっミリア・ファリーナ・ジーナス中尉だ!ミリア・・・」

ラウラ「うわぁぁぁぁやめて、加給食はあげるからマジで言わないで・・・」

劉夢華「考えておくわん。」

と夢華が選択を焦らせて誘導する戦術に取られチョコバナナプリンを放棄せざるえなかった。
ラウラは夢華のペースに上手くはめられた。
弱みを握られてしまった・・・・・・・・
エースなのに・・・・・・・
とラウラは完全敗北宣言をする事になった・・・

ーめ.女狐だよ夢華・・・・・・・・・
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第102話 プリーズラク

2017-04-16 13:28:29 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                  【西暦2021年 某 衛星基地】
惑星エデンのあるグロームブリッジ星系となりにある某星系某惑星付近にある衛星基地。
そこには新統合政府に抗えし者達が根城にしていた。

「VF-X-8か・・・・・・・・中々操縦性のいい玩具だ・・・・・・・・奪取したかいがあるよ。」

VF-X-8・・・パペットネーム【ファントム】。
VFーX-10(後のVFー9カットラス)の競合機として新星インダストリーにより製作された可変戦闘機である.計8機。
この機体はテストをするためにこの衛星基地を襲撃しにきたわけじゃない。
その逆・・・・・・・・・このファントムは奪取された物であり。
補給を済ませるために衛星基地を訪れているだけに過ぎなかった。

結果VF-X-8ファントムは競合に敗れ敗退。
残りは予備機として保管される憂き目を見る事になった。

「ちんけな基地だないつ見ても。」

女性パイロットはファントムから降りると基地兵員から栄養ドリンクを受け取り飲む。
直ぐに補給が完了したら次の指令を待たなくてはいけない。

               ピピピピピピ

「私宛に通信か?」

彼女のファントムのコックピットの中から通信信号が反応しているのを確認した。
通信が入った事は命令が来たんだなと彼女は確認しコックピットの中に入る。
通信は1件、コードはゲラムの物だ。

通信信号の受信機にある応答ボタンをおしゲラムからの通信に答えようとする。

               ピピピピピピ ツゥーオン

「私だ、ゲラムどうかしたのか?」

ゲラム「プリーズラク ボルシチは射殺されたよ、もはや猶予はない。やはりダンシング・スカルと蒼い髪のメルトランは厄介だ。」

「ダンシング・スカルと蒼い髪のメルトラン・・・・・・・・」

ゲラム「まぁザースロン機関の猫達もいたが・・・・・・・まぁ君には関係のない話だろう。」

応答した彼女に届いたのはボルシチすなわちライトの事であり。
射殺されたと言う情報であった。
そしてもう一つ彼女に届いたのはダンシングスカルと蒼い髪のメルトラン=ラウラがやっかいである事である。

後者の事を聞いた女性兵士は・・・・・

「ではダンシング・スカルと蒼い髪のメルトランを殺させてください。」

ゲラム「ダンシング・スカルは返り討ち遭うそれは許可できん。できるのは蒼い髪のメルトランと惑星クラストラニアで捕まったお前の模造品と共に殺せばいい。まぁ今さら情報は統合軍に接収されて意味はないが、お前的には屈辱だろう。だから殺す事を許可する、ストレスの発散になるからな・・・思う存分殺せ嬲り殺せ!。」

「エスケスタ。」

興奮してダンシングスカルとラウラを殺す許可をもらうが、ダンシング・スカルの報は強力部隊であるため却下。
後者である惑星クラストラニアで捕まった模造品と呼ばれる者、そしてミリアと同行していたラウラの殺害を許可した。
ラウラ本人が聞いたらなんでと思うが・・・・狙いやすい相手であるので結果的にこうなったのだろう。

通信機で了解とゼントラーディ語で答えた彼女を見たゲラムはほほ笑みながら・・・・

ゲラム「決意は固まったか・・・・・さてそろそろ作戦開始としよう、コードネームプリーズラク(ロシア語 亡霊)。お前の攻撃目標は、巡洋艦アルゲニクスの中にいる模造品だ。約束通りしっかり、殺してこい。」

「エスケスタ。必ず殺す、ゼントラーディの誇り高き闘争本能の血の名の下に。」

巡洋艦アルゲニクスを撃沈し模造品を殺害・・そしてラウラの殺害を促し女性兵士の闘争を強める。
アルゲニクスはダンシング・スカルの艦だが、マックスとミリアを無視し殺せと言う事なのだろうか?

ゲラム「機体は惑星エデンの反統合軍施設で着陸してこい。いいな、私はこれで失礼する。」

「サッ」

                  プツン

「・・・・・」

ゲラムと女性兵士の間の会話は一方的に終わった。
何かふに落ちない感じの・・・・・・・・
女性兵士は一回、コックピットから降りて食堂に向かい食事をする。
それを済ませるとヘルメットを持ちファントムに向かう。

             カツン カツン カツン
             カコン パシュー

「血なのか?」

「正気なのかよ!?」

彼女の顔面には血がまみれていた。
これは彼女が自分の腕を若干軽く斬りそれを顔に塗ったのである。
それはただならぬ覚悟の表れだが、他の人間からすれば正気の沙汰ではない。
気が狂っているようにしか見えない。

「待ってろ今すぐ、私が殺してやる。私の模造品を・・・・・」

女性兵士はニヤケながら前方を見て呟く。

    キィィィィィィィィン ゴォォォォォォォォォォォォン

小惑星基地かあらVF-X-8ファントムが発進する。
それと後ろから随伴する形で輸送船に偽装した特務艦が出港した。
攻撃目標は惑星エデン付近である。
ファントムに乗る女性兵士はコックピットの中である事を口ずさむ。
........................................... ...........................................殺してやる模造品め....... ...........................................

模造品とはモアラミアの事である、惑星クラストニアで捕獲されたのは彼女。
なぜこのような事を言ったのか?
それに模造品の意味とは一体?
それは今でも分かっていない。
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第101話 ラウラの決意

2017-04-16 02:28:07 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                  【病室】
ラウラはオルガが入院している病院に訪れた。
右目負傷と言う大けがを負い失明した事になっているオルガを心配している。
手にはお見舞いのフルーツと花を持っている。
夢華と行く時に買った物である。

果たして喜んでくれるのだろうか?
そう想いながら病室に入った。

だが

そこで見たのはラウラの今まで思っていた事を否定する光景であった。

オルガ「ラウラ久しぶりじゃない、元気にしていたか?」

                     ケロ

ラウラ「へっ!?」

負傷していたオルガが平然と起き上がっていた事である。
その光景を見ていたラウラは良い方向の裏切りで頭がパンクした。

オルガ「・・・なんで・・・驚いたのかな?(汗)」

ラウラ「だって片目は潰されて・・・・・」

変な風に驚いたラウラを見てオルガは戸惑いながら言う。
ラウラはオルガの目に関して気になっているのでそれに触れる。

オルガ「実はね、潰れた片目は幼い頃の統合戦争がきっかけで失明していて元々見えてなかったんだ。たとえ潰れても、なんにも状況は変わんないんだよ。」

ラウラ「な.なんだぁぁ、ってなんで面会謝絶していたの?」

オルガは統合戦争で自分の右目を失明した事を教える。
以外に喰いつきそうな話題になるかと思ったがラウラは軽く受け流した。
ふぅんとオルガは反応したが、ラウラから出た面会謝絶の件について語る。

オルガ「今回の事件の情報を地球の統合軍総司令部へ送らないといけないからなんだよ。内容はトップシークレットだから、誰にも中には入れたくなかったんだ。ごめんな、嘘ついていて。」

重要機密の情報交換をマウンテン・キャット部隊のアダムスカとその部下を通じておこなっていた。
そして地球本国に帰還する事に関しても。

ラウラ「ううん大丈夫だよ、元気なことを確認できたから。」

ラウラは深い事を気にしてはいなかった。
機密情報なんて最初から気にしてはいないし興味もない。
興味があるのはオルガだけである。

ラウラ「チェルノボグ・・・いいえ・・・・・オルガ・ブラギナ中尉。」

オルガ「分かっていたけど、その名前知っていたの?」

ラウラ「まぁね、なんかあやしいと思ってさ。別に今はいいじゃん。」

ラウラは別にオルガが何者である事も気にしない。
ゼントラーディ人であるラウラからすればそれくらい気にする事はないから。
その言葉を聞いたオルガは・・・・・・・・・・

オルガ「スパシーバチキ、あんたなら立派なパイロットになれるさ頑張ってね。」

ラウラ「はい..........ありがとうございます。では、公務に戻ります。さよなら、いつかまた。」

ラウラは礼儀正しくオルガに挨拶をする。
敬礼はオルガが生まれた国で今はないロシア式の敬礼である。
いろいろとラウラは調べる事が多く、このロシア式の敬礼もその一つである。
オルガはラウラが突然ロシア式の敬礼をするので拍子抜けしたが。
直ぐにラウラの真心が分かったので同じくロシア式の敬礼をする。

オルガ「ダ.スヴィダーニャ(さよなら。)」

敬礼は勿論であるが今は無きロシアと目の前にいるラウラに敬意を表して。
公用語である英語ではなくかつての母国語であるロシア語でサヨナラと言う。
ラウラに向けて見せた敬礼する顔はまるでキリスト教の聖母マリアみたいであった。
赤い髪の美しい工作員としてではなく、普通のオルガがいた。

ラウラ「さよならブラギナ中尉、決してこの経験は忘れません。私はいつか必ず立派なパイロットになって、部隊を率いる事ができるように頑張ります。では失礼します。」

                 バタン

ラウラはオルガに感謝の言葉と決意を述べて病室のドアを閉める。
オルガはいつもと違う決意に満ちたラウラの様子を見て。

オルガ「ラウラ・ベルタリア・・・・・・・本当に魅力的な娘ね・・・・」

と呟いた。
ラウラは病室のエレベーターを使い地上1階に到達する。
エントランスでジープのドアの上に乗りながら待っている夢華を確認した。
読書していたようだが、直ぐしまい。

劉夢華「やっときた、ラウラ戻るわよ~。」

とまるで母親のように言う。
夢華は元々母性のある人物であるのでしょうがないが。

ラウラ「はぁ~い♪」

劉夢華「!?(なんだいきらり元気になって・・・・・・・・・まぁいつものラウラらしくていいか・・・・・・)」

夢華は急に元気になったラウラを驚いた。
さっきまでは再起不能に近い程に落ち込んでいたと思っていたのに。

ーまぁそれがラウラらしい。

と夢華はふっと笑顔を浮かべながらラウラを見る。
ラウラの笑顔は以前よりも眩しく見えた。
するとラウラは上を見て何かを見て喜んでいる笑顔を浮かべた。

ラウラ「あっクルセイダーだ!」

          キィィィィィィィィィィィィィィィン


惑星エデン空軍所属VF-3000クルセイダーが飛行している姿が見える。
ラウラは初めてVF-3000が見れたので興奮していた。
まるでラウラに決意を決定づける事を進めるかのように・・・

ラウラ「ブラギナ中尉・・・・・・・・・なるよ、立派なバルキリーパイロットに・・・・・・・」

ラウラは空に向かって自分の決意を決める。
誰にでも負けないような宇宙一のバルキリーパイロットに・・・・・
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蒼い髪のメルトラン 通算100話突破記念 

2017-04-15 14:48:30 | マクロス短編
蒼い髪のメルトランとは・・・・・・・・
ヴァリアブル・ファイターマスターファイルに登場するラウラ・ベルタリアをベースにした物語である。
この物語は本ブログが開設されて一番歴史のある物である。

今日はこの記念すべき日を祝うべくラウラが挨拶をする。

_______________________________________

ラウラ「どうもこのたびは100回目を突破できて、今まで応援してくださった方々に感謝します。これからもよろしくお願いします。」

吉野朝灯「100回突破おめでとう、母さん。」

ハヤテ「とうとう100回突破したんだな祖母ちゃん。」

ラウラ「いやぁ照れるな、さりげなく100回越えていただけなのよ。」

吉野朝灯「一体何処まで話が進んでいくんですかね?」

ラウラ「できれば1000話突破したらいいわね。」

ハヤテ「どうせならば祖母ちゃんと祖父ちゃんのベッド・・・・・・・・・」

ラウラ「するかぁぁぁぁぁ!!!!
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第100話 病室

2017-04-13 22:55:47 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ライトの事件から数日後・・・・・

第3独立戦隊VF-Xダンシング・スカルはVF-X-10改のテストが終了、ダンシング・スカルは12日にケプラー11星系惑星ノヴァに向けて出港する事になった。
後にこの機体はVF-9カットラスとして、正式採用される事になりダンシング・スカルの手足として活躍するのはまた別の話である。

ラウラ達は本来の任務に復帰。
期間内までに惑星エデンのある程度の部隊を鍛える事に従事する事になる。

だが・・・・・・・・

ライトに片目を潰されたオルガ・ブラギナ中尉は、入院し面会謝絶の状態が続いた。(実際はアダムスカと面会をしていた。)
ラウラはそれ以来責任を感じ、いつのも元気は失ってしまった。

まるで生気を失ったかのように・・・・・
あの勝ち気な性格は一体何処へ行ってしまったのか・・・・
彼女を知る人間が見れば驚くような姿である。

          【西暦2021年 ニューエドワーズ基地】
            キィィィィィィィィィィン

ニューエドワーズ基地で現地部隊との訓練を行っていた。
ラウラは普通に仕事をこなしているがどうも元気がない。
元気がないまま、期間が終わりこのまま月面に帰るか別の勤務地に移る事になる。

月面周辺に別星系での任務の指示があればそのまま出発する。
だがこのまま落ち込んだままではいずれは撃墜される。

相沢美弥「夢華.カゴメ、ラウラを元気つける作戦を実行するわよ。」

劉夢華「勿論です。」

カゴメ「私達にお任せください。」

相沢美弥「指示書は桐原少佐からだけど・・・・・・やるしかないわね。」

美弥らは桐原少佐の指示の元ラウラの元気を取り戻すべく行動を開始する。
無論彼女らがラウラを元気を取り戻すのは命令からではない。
彼女らもラウラの事を心配した上での行動である。

同じ女としての・・・・・・・・

ラウラ「・・・・・」

ラウラは空を見上げている。
あの一件以来ラウラはこのような風に空を見上げるのが日課になっている。
昔はゼントラーディ時代や海兵隊時代の昔話を陽気に話していたが・・・
もう見る影もない。

劉夢華「ラウラ・・・・、元気を出してブラギナ中尉はきっと元気よ。ね.....食堂に行って、何か食べよう。」

カゴメ「女の子なんだしさ一緒に話そうよ。」

そんな元気のないラウラを慰めるべく夢華とカゴメはラウラを食事会に誘おうとする。
食事の好きなラウラならば喰いつくと思っていたが・・・・・

ラウラ「・・・・・私がしっかりしていれば・・・・・・・・・」

                    ぶつぶつ

劉夢華「・・・・・・・・・・」

カゴメ「駄目だこりゃ、美弥になんて言おうかしら?」

ラウラは完全に駄目駄目な感じのままであった。
完全に死んだ魚のような目をしている。
夢華とカゴメは発案者である美弥になんて言えばいいのか迷った。
このままラウラを気落ちしたまま過ごさせるわけにはいかないしどうにかして元気になってもらわねば・・・・・・・
二人は頭を悩ませながら考える。

「ベルタリア准尉!」

ラウラ「私がそうだけど何か?」

すると一人の女性兵士がラウラに近づいた。
自分の名前を呼ばれ何かようかと思った。
何か呼ばれるような事はしていない、なぜ女性兵士が自分の所に来るのだろうか?

ラウラはそう考えていると・・・・・・・・・

「キャピタルシティ中央病院から連絡で、中尉との面会を許可したそうよ。」

ラウラ「え!」

「だ・か・ら中尉が面会許可しました!」

女性兵士は病院からとの面会を許可をしたと伝える。
ラウラはあまりの驚きのあまり声をあげて、女性兵士はもう一度同じ事を言った。
よく見るとその女性兵士はライトを包囲した部隊の服装に似ていた。
彼女は特務機関の者か・・・・・・・・・ラウラはそう思った。

劉夢華「良かったじゃない、勤務終了後、私が車で送りますから面会しに行ってらっしゃい。」

ラウラ「・・・・うん.うん。」

「護衛は私がしますのでご安心を・・・・・・」

ラウラ「任せるわ。」

若干ラウラは笑顔を取り戻した。
一番気にかけていたのはオルガであり、やっと面会が許可された。
それがラウラの元気を阻害していた原因であった。

劉夢華「別にいいよねこれ以上。」

カゴメ「夢華、ちゃんと中央病院まで送り迎えしなさいよ。」

劉夢華「へいへい。」

もう既にラウラを元気にする必要がないと悟った二人は美弥にどう話すかどうかを考えるのをやめる。
ここからはラウラを中央病院まで送って帰りを迎える事を考える事に専念する事を決めた。

           【西暦2021年 キャピタルシティ 中央病院】

ラウラは勤務が終わった後夢華が運転するジープに乗り中央病院に向かった。
護衛には先程の女性兵士も同行していた。
病院はかなり大きい施設であり、優秀な医療施設が備わっていると言う。

劉夢華「じゃあここで待っているから、病室へお見舞いに行ってね。」

ラウラ「分かったわ。」

ラウラは病室へ入る、ラウラはどこの病室か分からなかったため看護婦に聞き案内のもとオルガの病室へ向かった。

ラウラ「病状はどうなんですか?」

「特に問題はありませんわ。凄く元気になっていますわ。」

オルガの病状を看護婦に聞いて元気である事を確認した。
それを聞いたラウラは若干安堵感を感じた。

「ここが彼女の病室です。」

ラウラ「ここが・・・・・・・・・・・」

「では私はこれにて・・・・・・」

看護婦は下がった。
だが様子からして普通の看護婦ではないが今は関係はない。
ラウラはオルガが入院している病室に入る。

「さてと隊長終わりました。」

看護婦はザースロン機関実働部隊マウンテンキャット部隊の隊員であった。
オルガの周辺にいる人間はザースロン機関の人間と交換している。
全てはアダムスカの思い通りである。

アダムスカ「御苦労二人共。」

「隊長、無事に彼女と接触できましたね。」

「これからどのように?」

アダムスカ「さぁな、それはオルガとラウラ・ベルタリアと言うメルトラン次第だろう。」

一応一つの事に段落にケリをつけようとここでラウラとオルガと会わせるアダムスカ。
一つある感情を抱いていた。

アダムスカ「できるならば彼女を我が隊の隊員にしたいのだがな・・・・・・・・」
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第2話 ラフ・ライダー

2017-04-13 13:33:37 | マクロス外伝ミツル
                                 【トロントシティ】
かつてオンタリオン自治区と呼ばれ第1次星間大戦時にSDF-1マクロスの全方位バリアーの暴走で消滅し終盤のゼントラーディ艦隊の砲撃で完全に壊滅した。
戦後は地方中枢都市として軍港と航空基地を建設し同じ旧カナダの都市.バンクーバーシティと共に復興の道を歩み始めていた。
その都市を今ミツルは滞在している。

                            キィィィィィィィィィィィィィィィィン

ミツル「古い戦闘機使っているわね、地球の情報じゃ1世代前の戦闘機のようね。」

オンタリオン湖の湖畔でのんびりギターを弾いていたミツルの上空にかつて統合政府に使用される前の米軍で使用されていたF-15改+が通過する。
バルキリー不足によりバルキリーより安価であるF-15戦闘機などの1世代前の戦闘機を生産し各地の都市防衛飛行隊に配備していた。
このトロントの飛行隊が所有する戦闘機は1世代前の非可変戦闘機かつOTM改良の戦闘機だという。

なんせF/A-18E/Fスーパーホーネットが再生産されているほどである。

ミツル「まぁ今の私には関係のない事なんですけどね。」

ミツルは特に気にする必要もなくそのままギターを弾き続ける。
周りには誰もいないけど、好きなように歌う。
今のミツルにはそれが楽しみである。

                            キィィィィィィィィィィィィィィィィン

オンタリオン湖での歌とギターの練習を終えたミツルはオンタリオン基地の近く付近を歩いていた。
今滞在している宿屋がある場所の近道でありオンタリオン湖湖畔で練習するミツルにとっては楽で済む道と気に入っていた。
この時間は夜勤勤務以外の職員たちの帰宅時間であり基地のゲートからは大勢の人だかりが見える。

その中には新統合軍に入隊した同胞たちの姿も確認できる。
この中には知り合いはいないが、大勢の同胞もそれぞれの道で満足いっている姿を見るとなんとなく安心できた。
ミツルはいつもと同じように心地やかな感情で宿屋に向かう。

                                    ミツル
後ろからミツルの名前を呼ぶ声が聞こえる。
一体誰なのだろうかと後ろを振り向くミツル。
そこにいたのはかつての戦友でありミリア隊に所属していたメルトランのアリッサムである。

アリッサム「お久しぶり元気にしていた?」
新統合軍軍人アリッサム・ヒスロー

ミツル「元気です、それにしてむアリッサム・・・・お久しぶりです元気そうで何よりです。」

久しぶりに会えた嬉しさなのかお互いにハグをしながら再会を喜びあった。
短い期間とは言えあの壮絶な第1次星間大戦を生き抜いた仲間である。
2年ぐらい会っていないので再会できた事はとうてつもなく嬉しかった。

二人は再会した事を祝してトロントシティの喫茶店まで行った。

ミツル「デワントン2級空士長結婚したんですか!?」

アリッサム「しぃ~声が大きい。」

喫茶店で話題になった事はミリアの副官の一人であるデワントン・フィアロが結婚した事である。
あの真面目な副官の結婚にミツルは一瞬気が抜ける程の衝撃を受けてしまい、大声をあげるほどである。
アリッサムもミツルが大声をあげないように周囲を警戒するが。

ミツルは周囲に言いたくなるように興奮していた。

ミツル「相手は誰なのよ?」

アリッサム「相手は桐原茂人よ、かつての敵であったけど。いろいろと助けられている事から恋仲になり、最終的に相思相愛の仲になって結婚よ!!!」

ミツル「まさか・・・・・・・・」

デワントンが結婚した相手は桐原茂人である。
第1次星間大戦で全方位バリアーの暴走から助けたり、地上戦で助けられたりとデワントンは桐原に恩義を感じるうちに恋仲になり。
一方の桐原はデワントンの真面目で優しい性格に惹かれ最終的に結婚する流れになった。

アリッサム「いろいろと時代が変わったわ、かつての私たちからすれば敵であった人と同じ場所に住み夫婦生活を送るとは信じられない事でヤック・デ・カルチャーな事だったけど。どんどん多くの同胞が地球人と結婚しているわ・・・・・・・・当然同胞同士の結婚もあるけど。」

ミツル「そうですね・・・・・」

かつての彼女たちからすればかつての敵と同じ場所で暮らすのはヤック・デ・カルチャーな程の衝撃的な事であり信じられない行為である。
ただでさえ同じ軍の軍人として同じ釜の飯を食う仲であるのも信じられない行為であるというのに・・・・・・・
それが今では多くの同胞がかつての地球人と結婚して夫婦生活を送っている事が当たり前のようになっていた。

でも・・・・・・・・

アリッサム「なんかさ・・・・・・・・なんかこの話を聞くと心がもやもやするのよね。」

ミツル「あぁ地球でいうジェラシー(嫉妬心)ですね、私も同じです。」

同時に未婚のゼントラン・メルトランは他の同胞が結婚すると何かしらの嫉妬心を持つようになった。
さらに言ってしまえば、結婚に対する焦りを感じ始めるようになった。
今まで歌一筋であったミツルも今回のデワントンの結婚話を聞いて結婚に対する嫉妬心と焦りを感じるようになる。

ミツル「・・・・・結婚か・・・・・・・・・」

ミツルは自分がいつ結婚できるのか考えるようになる。
あと何ターム後に結婚できるのか・・・・

だけど・・・・・・・

ミツル「当分は結婚できるわけないよね、そもそも相手がいないと始まらないって地球の本に書いてあったし。」

アリッサム「むっ!?」

ミツル「なんでもないわ。」

ミツルは相手がいないので結婚はまだないと思う。
そう思ったが、嫉妬心と焦りは消えない。

この会話は4時間ほどになり、ミツルとアリッサムはそれぞれの帰る場所に向かう。

ミツルの嫉妬心と焦りは数年後までミツルを苦しめる原因になることになるそれは別の話。
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第99話 口封じとオルガの地球帰還へ

2017-04-12 23:59:45 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
その光景を密かに覗いている者がいた。
光景をよく確認できるビルの屋上にフードの男が一人と・・・


「そろそろボルシチは用済みか、ボスに関する機密を喋る前に消す・・・」

                     カチャ


そう言うと謎のフードの男はスナイパーライフルを構える。
そして引き金を引く態勢を取る。
ライトを消す・・・・・・・・それだけである。

「本当に殺るつもりか?」

「念には念をです、それとこれからのプランⅩに必要な例の物は入手済みです。ボルシチにはもう用はありません。」

「そうか・・・・ならば良し消せ。」

「ハッ・・・・・・・・」

通信を終えるとライトに向けて銃口を向ける。
直ぐに殺せるようにと・・・・・・・・・

「もう一度言う、貴様の背後にいるのは誰だ答えろ!」

ライト「答えてなんになる、俺はなんにも・・・・」

                       ズドーン

ライト「こたえ・・・た・・ま・・..........」

                    プシャアアアアア

「なに!!」

士官に話そうとしないライトの抗議の声が途切れる。
ライトの撃ち抜かれて飛び散った血は士官の顔を紅く染める。
証拠隠滅のためライトが殺された。

「ライト・・・」

「スナイパーだ!伏せろ!」

ラウラ「少佐・・・・・伏せてください。」

一同は伏せるが、第二射は無かった。
だが重要参考人であるライトは頭を撃ち抜かれて死んでしまった。
事件は統合軍が工作員を射殺したことで事件幕を閉じた。

「フンこちら.ハースキーより、クライアントへミッションコンプリート。これより帰還する、しかし例のOSは所持してましたが回収は不可能と判断放棄します。では、通信終了オーバー。」

結果として分かったのは、この事件は迷宮入りした事である。

                          【病院】
オルガは目の治療のため病院に運ばれた。
周辺にはマウンテンキャット部隊の隊員がそれぞれ変装しながら警戒警護に当たる。
すると一人の士官が入ってくる。

オルガ「少佐、アダムスカ少佐!!!」

アダムスカ「オルガ・・・・・右目だけで済んだようだな。」

オルガ「申し訳ございません、それとライトは残念でしたね。」

アダムスカ「あぁ俺が尋問に当たったが、背後に誰かいるのは確かだと確信できた。」

ライトを尋問した士官の名はアダムスカである。
マウンテン・キャット部隊の隊長であるロシア人である。
元々はロシア軍のスぺツナズに所属しており、いち早く統合軍側につき。
裏稼業をこなした人物である。

オルガとはいろいろと仕事で共にする仲である。

オルガ「でこれからどうするつもりですか?」

アダムスカ「俺はいろいろと調査するさ、それとお前は地球へ帰還命令だ。」

オルガ「地球へ・・・・・・・」

アダムスカはライトの背後の関係を調べオルガは地球へ帰還すると言う事になった。
オルガは悔しがった・・・・・目の負傷についてはある事情があった。

オルガ「私が負傷した目は元々失明していた箇所です、地球へ内勤なんて・・・・」

アダムスカ「失明だと?」

オルガ「統合戦争の時発光弾により右目を失明しました。」

オルガが負傷した目は元々統合戦争時に負傷し失明していた。
苦しんでいたのは事実であるが勤務上支障はない。
それ故に地球へ帰還するのには不満がある。

だが・・・・・・

アダムスカ「お前が死ねば妹は天涯孤独になる・・・・それでも?」

オルガ「それは・・・・・・」

アダムスカ「迷いがあるな・・・・・迷いがあるならば邪魔だ。大人しく地球へ帰還しろ。」

アダムスカに妹の件について言われ迷いが生じる。
このまま任務を続行してオルガが死ぬようなことがあれば同じザースロン機関本部で内勤している妹を天涯孤独の身にしてしまう。
迷いが出た事によりアダムスカはトドメの一言を言う。

アダムスカ「さてどうするか?」

オルガ「・・・・・・・・帰ります、地球へ・・・・・・」

オルガは下を向きながら地球へ帰還しザースロン機関本部で内勤する道を選んだ。
やはり地球にいる妹を残して死ぬことはできない。
さっきの戦いで十分に味わった、ライトにこのまま殺されていたかもしれない。

まだ実力不足だと思う存分に味わった。
もうここで休んでもいいかと・・・・・・
だけどまだ帰れない一つやることがある。

オルガの心にはそのような気があった。

オルガ「でももう少し残させてください。」

アダムスカ「なぜだ?」

オルガ「私には会いたい人がいます、それに会わないで大人しく地球へ帰る気はありません。」

アダムスカ「会いたい人か・・・・・・・それは誰だ?」

オルガ「ラウラ・ベルタリアです。」

アダムスカ「ラウラ・ベルタリア!?あの准尉階級の女兵士か?なぜ会うのだ?」

オルガはラウラに最後に会いたいと考えていた。
ラウラに会いたいと言った時アダムスカは不思議な物を見る目で驚く。
会いたいその理由は一つあった。

オルガ「あの娘はこの一連の騒動を解決する何かがあります。本人はまだ気がついていないでしょうが、いつかそれに気がつき良き方向へ進んでいくからです。」

アダムスカ「あのメルトランか・・・・・・・俺もそう思っていた。」

オルガ「本当に?」

アダムスカ「あの娘はただ者ではない・・・・・・・そう想ったよ。」

アダムスカもラウラの姿を見てただ者ではないと感じ取っていた。
彼女をよく知りたいと思うほどである。
オルガがそんなに会いたいと思っているならば叶えてやるしか無い。

アダムスカ「ならば許可しよう、お前の願いとあらばな。」 

オルガ「少佐......」

アダムスカはオルガがラウラに会う事を許可する。
それを聞いた途端オルガは笑顔を取り戻した。
まるですっきりとしたような感じの笑顔である。               
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第98話 マウンテンキャット部隊

2017-04-12 12:50:17 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ライトと激しい戦闘の末、弾がなくなりその隙を突かれ銃を落とし。
拳銃を拾おうとしたところ踏まれ制圧されたラウラ。
己の欲望に走るライトから少しでも廃人になる薬物を投与しようとラウラに注射器の針を近づけさせる。
それを防ごうとラウラは抵抗するがライトを撃退する程体力はなく、注射器を刺される寸前になる。

その時であった。

                       キィー キキキキィーバタ バタ バタ バタ ザッ

ライト「な.なんだ!?」

軍用トラック数台とジープ1台が到着する。
トラックの中からMPと書かれた腕章とベレー帽を被った完全武装の歩兵が降りてきた。
そして周辺には黒い服装をした軍人も展開していた。

「第1分隊右翼!第2分隊は左翼に展開!第3分隊は逃げ口を塞げ!第4分隊前へ!ムーブ」

「ハッ。」

警務隊ではない、ザースロン機関が派遣した実働部隊。
マウンテンキャット部隊である。
オルガの密かな連絡を受けて出動したようであり、すぐさま部隊を包囲する形で展開する。

ライト「警務隊だと?なぜこうも早く部隊を展開できるんだ?それにジャミングで通信妨害したはずだ、手は打ったはずなのに・・・・・馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「各地を包囲せよ!!」

「銃を捨てろ!」

                                                             カチャ

「この場は包囲されている、大人しく降伏しろ!」

                                                             カチャ

工場全体は完全包囲されており、主導権はライトからマウンテンキャット部隊に移る。
ライトの抑える手から逃れるようにラウラはマウンテンキャット部隊の方へこっそり移動する。

ライト「いつの間に、なぜこうも早く警務隊が・・・・・駐車場は・・・・」

                                                          カチャ カチャ カチャ

「ゲームオーバー、俺の勝ちですね。」

一人の黒い軍服を被りベレー帽を被った少し更けているが若い士官が目の前に現れる。
後ろには男女のお付きの士官が横一列に並んでおり、この士官同様にベレー帽を被っている。

ラウラ「なんですか?あなた方?」

「ご苦労様でした、後は我々に任せてください。」

ラウラ「ハッ。しかし、なんでここだと分かったんですか?ジャミングが発生して、通信は不可能なはずなぜ?あなた方は・・・・・・・」

「それは今は言えませんが・・・・・・まぁとにかく任せてくださいよ。」

とラウラからの質問を軽く受け答える。
この時のラウラは何かすごいプレッシャーを感じた。
普通の笑顔のようであるがその裏ではものすごい威圧する何かがあると感じた。
一体何者だろうと・・・・・・・・・・

ライト「貴様ら何をごちゃごちゃと.....」

「......」

カチャ ズドーン カーン

ライト「な・・・・・・・・貴様らは・・・・・・・」

ライトに向けて拳銃を発砲した。
撃ったのは若い士官である。
ライトの手は完全に銃が持てない程手を損傷した。

「こブラギナ中尉の連絡を聞きましたが・・・・その、ブラギナ中尉が負傷したのは、私の失策・・・彼女には申し訳ない事をしました・・最初元反統合同盟の英雄いやGRUの狂犬に敬意を払って対峙したいところですが、そうも言うわけにはいかなくなりましたシュムエル・アスケナーゼ大尉。」

ライト「なぜ俺の本名を知って・・・・」

シュムエル・アスケナーゼとその士官はライトの本名を口にする。
ライトはその士官に対して質問をするが・・・・・

「黙れ!貴様に私に対し質問する権利もない!!私が聞きたいのは貴様の背後にいる人物だ!それを答えろ!。ライト・ケネディ大尉は既に第1次星間大戦で衛星軌道上で戦死した人物の名だ!!!その軍籍をどうやって取得したのか、そしてそれを手助けをしたのは誰か教えろ!」

と質問に答える権利はないと一蹴りし、ライトに向けていろいろと質問をする。
ライトは声の発言でひるんだがすぐににやけて・・・・

ライト「・・・・・くははははははは、貴様は知る前に死ぬ事になるだろう。くだばれ、死ぬのはお前だ!!!」

                                                     スチャ ズダーン

と士官に向けて片手で拳銃を発砲する。
先ほどの発砲で拳銃が使えないと思われたが、ライトは両方の手で物を扱えるため。
もう片方でも銃が使える。

ライトは勝ったと思ったが・・・・・・・・・・

「舐めるな!」

                       スチャ ズダーン

ライトは黒い制帽を被った士官に向けて銃を発砲し、その士官は膝から拳銃を取り出しライトの手に向けて発砲する。
ライトの銃弾は士官の顔をギリギリかすって、壁に銃弾が当たり士官の銃弾はライトの拳銃を弾き飛ばした。

ライト「ぐっぐそ。」

ライトは完全に両手が使えなくなり完全に戦闘能力がなくなった。
必死に苦しんでいるが、もはやもう死にたいである。
後ろの士官には被害はない。
ライトの銃弾は完全に外れた事が分かった。

「少佐、ご無事ですか?」

「大丈夫だ。」

「貴様これだけの人数で勝てるとでも思っているのか?少佐発砲の許可を・・・・」

                                                           ジャキ

「撃つな・・・・・まだ奴には聞く事はある。」

「しかし......」

「命令だ!」

「少尉、命令だ撃つな。」

「隊長・・・・了解しました。」

背後にいたマウンテンキャット部隊の女隊員は銃を取り出しているが、士官がライトを射殺しないように指示をする。
それを聞くと銃をしまった。

                                                           チャキ

「さぁ応えろ貴様の背後にいる奴を答えろ!」

士官はライトに対し背後にいる人物を言うように言った。
聞き出せば反統合系ゲリラ組織の一つを潰す事ができる。
ライトは笑って・・・・・・・・

ライト「言わん、統合政府の飼い犬如きに喋らん。」

「だったら貴様を引きずり降ろして細切れにしてでも吐かせてやりましょうか!!」

ライトは拒否する。
それを聞いた士官は冷静さを保ちつつ声を荒げてライトを威圧する。
拳銃の銃口をライトの口に入れながら。

「少佐落ち着いてください、少佐!」

「ハッ!!私とした事が、冷静さを無くすとは・・・。」

士官は冷静さを欠けてしまった事を後悔した。
しかし・・・・・・・

ミリア「あの士官は.......(一体何者なの?あの人物。)」

ミリアは士官をずっと凝視し続けている。
この士官が何者なのか・・・・・ミリアはそれを確認しようとするが・・・・・・

オルガ「・・・・・・」

ミリア「ブラギナ中尉・・・・・」

オルガが銃を向けている。
つまりこれ以上情報を聞くなと言う合図である。
ミリアはもう手だし無用と判断しこの士官が何者何かしる事を諦めた。
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うますぎWAVE

2017-04-11 23:03:28 | 日記
今日もうますぎWAVEを楽しめました。
とても面白かったです。
でもなんか今日の相沢舞さんはなんかHっぽく聞こえたぞ。

これは流石にアウトの危機かと心配しましたが・・・・・・

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第97話 追撃

2017-04-11 22:49:18 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ミリアは応急処置のため、消毒液で右目損傷箇所を消毒し包帯を巻いた。
すると気絶していたラウラが起き出した。

ラウラ「私は一体・・・」

リミッターが封印され正気に戻ったようである。
リミッターが解除している間の記憶は様子からしてないようである。
すると・・・・・・・・

                   カチャ

ラウラ「!?」

ミリア「ラウラ・・・まだ暴れるようなら撃つ!」

ラウラ「ウテマウテマ(待って待って)!!」

ミリア「うん?正気に戻った?」

ミリアはラウラが再び襲ってくるのではないかと想定し銃を向ける。
正気に戻っているラウラは自分の銃を向けられているので待ってとミリアに言う。
その声を聞いたミリアはラウラが正気に戻った事を確認した。

どうやらこっちの面では一件落着。
とミリアは頭の中で纏めた。

ラウラ「なんの話なのよ?ってライトは?」

ミリア「それは・・・・・・」

オルガ「ぐぐ.......」

よろよろ

ラウラ「ブラギナ中尉!」

ラウラが一連のこととライトの行方についてミリアに問い詰めようとしたとき。
気絶していたオルガが唸り声を上げながら起き上がってきた。
弱弱しい姿であるが懸命におきあがろうとするが・・・・・・・・・・。
                                     バタン

オルガ「・・・・」

ラウラ「・・・・・・」

その途端に倒れてしまった。
だが死んでいるのではなく、気絶しただけである。
様子を見ていたミリアはホッと安堵したような表情を見せる。

ミリア「大丈夫よ、ブラギナ中尉は気絶しただけのようよ。」

ラウラ「そうですか、よかった。それより、ライトは?」

ミリア「資材置き場方面へ逃走中・・・・・」

直ぐにライトを追撃しなくてはいけないラウラはミリアにライトの逃走経路を確認する。
ミリアは声は小さめでラウラにライトが逃走した経路を教える。
再びライトとの戦いで暴走を危惧してか・・・・・ミリアは内心教える気は小さい。

ラウラ「そうですか・・・・ミリいや......ジーナス中尉、私は追撃します。ブラギナ中尉をよろしくお願いします。」

ミリア「ライトに遭遇しても、また暴走しないで....ラウラ・ベルタリア。」

ラウラ「なんの事?」

ミリア「そうか知らなかったね.....分ったわ・・・・・・ライト追撃ラウラ・・・あなたに任せたわ。私はブラギナ中尉の安全を確保するからライトを捕獲しなさい!」

うっかりミリアは暴走しないでと弱気で言うがラウラに何の事と言われる。
でもミリアはライトを確保するように暴走した件をうやむやにして捕まえるように指示する。

ラウラ「それは・・・・・・・・・・・」

ミリア「それはいいから!行けラウラ!!私はあなたの上官なのよ。」

ラウラ「エスケスタ!なんかあやしいな~」

ラウラはミリアの指示に従いライトの追撃に向かう。
ミリアは敬礼しながらラウラの後ろ姿を見ていた。
すると・・・・・・・

「ジーナス中尉、案外人を上手く使えるのね・・・・・・」

ミリア「ブラギナ中尉!?」

オルガ「・・・・・・・・・そろそろライトには引導を渡すわ・・・・・」

オルガがいつの間にか起き出しミリアにライトに引導を渡すと伝える。
ミリアは右目から血を流しつつ平然と起き上がりこの一連の発言に驚く。
・・・・・・・その様子を気にせずオルガは怪しく笑う。

【キャピタルシティ廃工場 資材置き場】

資材置き場に到達したライトは仲間に救援を求めるべく無線機を使用する。
しかしあんまり目立つようにできないため丁度いい場所を見つけ無線機を取り出して甲信を開始する。

ライト「へっ流石にここまでくれば後は救援を待てば完璧だ。こちらボルシチ、ボルシチ ギローイ聞こえる・・・・」

ツゥーツゥーツゥー
                       ズドーン カキン

ライト「なんだ!?」

ラウラ「逃げ場はなしよ、ライト!」

無線機を破壊し逃げ場を無くし拳銃を向けるラウラ。
ライトはニヤケつつ後ろに下がる。
最初は睨み合いのつもりでいるはずであったが・・・・・・・・・・

ライト「発狂女!」

ラウラ「だぁれが発狂女だって!?覚悟!」

カチャ
                           ズドーン ズドーン ズドーン

ライトがラウラに発狂女と言ったため、癇癪に触れてしまい。
引き金を引かせてしまう要因になった。

ライト「くそアマが!しつけぇんだよ!」

ズドーン ズドーン ズドーン
ズドーン ズドーン ズドーン

ラウラ「黙れ!テロ行為に加え女の身体を傷つけたあんただけは、許さないんだよ!大人しく降伏し、生き地獄を味わえ!」

ズドーン ズドーン ズドーン
ズドーン ズドーン ズドーン

先程の引き金を引いた事がきっかけで二人の激しい銃撃戦が始まる。
お互いに狙いをつけつつ、弾が来る場所を確認しつつ攻撃を入いる。


ライト「うるせぇ、貴様が俺を生き地獄に送る前に地獄へ叩き落としてやる!」

                            ズドーン ズドーン ズドーン

ラウラ「そうやすやすと・・・・・・死ね!!」

カチッ

ラウラ「弾切れか・・・」

ラウラの拳銃の弾が無くなった。
別のマガジンを装填しようとするが・・・・・・・・・

ラウラ「ハッ」

ライト「いただきだ!!」

                            ズドーン ズドーン ズドーン
                            カターン カタン カタン

ライトの放った銃弾で拳銃を落とされてしまう。
拳銃を持っていた手が弾がかすった影響で手が負傷し血が流れる。

ラウラ「くっ・・・・」

ラウラは走って拳銃を拾おうとするが、拾う直前にライトに手を踏まれる。
手は先程の通り負傷しており踏まれてかなり痛い・・・・・・・・

ライト「きゃははははははゲームセットだな、メルトランは骨格が優れていると言っても女は女か。地球の女と一緒だなぁ、俺がたっぷり可愛がってやろう。俺のおもちゃを失った代償は大きいぞ。この可愛い顔が、同僚いや誰が見ても女の顔じゃないと言うくらい可愛がってやる。」

ラウラ「この下衆が・・・・」

ライトはラウラのプライドを傷つける程罵声する。
唇を噛みしめながらラウラは抵抗するが。
それを無くす程の言葉を突き付けた。

ライト「さぁてまず最初は何をしようか、薬漬けとも面白い・・・・」

ラウラ「薬漬け・・・・」

顔を青ざめる・・・・・
ラウラは再びさっきと同じような感覚に似たようか感じを持ち始める。

ライト「楽しもうぜ、姉ちゃん!」

注射器を近づける。
一滴でもラウラの体に入れば体調も気持ちも変になる。
その恐怖で押しつぶされそうだった。

さっきのようにリミッターリリースすればいいが。
体力を使い果たしている。

ラウラ「離せ離せ!(このままでは・・・・誰か・・・・)」

どうしようもできないラウラは必死に抵抗するが動けない。
このまま薬物づけになってしまうのか?
その恐怖に怯えながらもラウラは必死に抵抗する・・・・・・・

注射器の針はラウラの体に向けて突き刺さっていこうとしていた。
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第96話 ゼントラン・リミッター・リリース

2017-04-10 22:54:35 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラ「や......やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

    ズドーン ズドーン カチャーン チャラララーン

と叫び、構えていた拳銃を発砲し、ライトの持っているライフを撃ち落とす。
その時のラウラの白目を向いていた。
それは・・・・・ラウラの心の中に変化が起きていたからである。。
      
ライト「がはぁ・・・・おのれ、くそアマが!」

          スット ズダーン カキーン

ラウラ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ、死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

ミリア「この感情は・・・・・・・・・・まさか!」

          ズダーン ズダーン スダーン

ミリアはラウラの一連の様子を見て察した。
ゼントラーディの闘争本能の最大限値を解除してしまったと言う事を・・・
上手く気絶させないと解除される事はない。

ライトの一連の行動がラウラの心を蝕み・・・・・

ラウラ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ライト「気が狂ったのか!」

ミリア「ゼントラーディの闘争本能のリミッターが解除された・・・・・」

とうとうゼントラーディの血が完全に暴走しラウラは暴れ始めた。
それは・・・同じゼントラーディ人であるミリアが、驚く程の暴走だった。
ゼントラーディ人の血と感情は一心同体であり、感情の暴走によって自分自身の心のリミッターが解除され暴走を始めると言われている。

ミリア「あ....(ラウラのゼントラーディの闘争本能が暴走、このままでは.....だけど、オルガの弾が私に命中してしまう.....いくら私でも・・・・死ぬ)ラウラ、正気に戻れ!」

ゼントラーディの闘争本能の強さは通常のゼントラーディ人の強さの倍になる。
いくらミリアがエースであろうともラウラに近接戦闘になってしまえば勝ち目がない。
死んでしまうとミリアは感じた。
ミリアはラウラを正気に戻るように問いかけるが.....

ラウラ「デ^ザンツ テルネスタ!ガドラス!!」

         ズダーン ズダーン ズダーン
           カキーン ヒュイ プシュ

既にリミッター解除されたラウラミリアの言葉は届かなかった。
むしろ銃を乱射しいつ自分に当たるか分からない。
ラウラの能力は自分に匹敵する程・・・・・
まともに勝負して勝てる程甘い相手とは思っていない。

ミリア「くっ(正気に戻らない.......)」

ライト「くっ化け物が・・・このアマは邪魔だ、くれてやる!」

オルガ「」

                バタリ

ミリア「あっ待て!」

ライトは後ろへ後退し、一目散へ逃げた。
人質に取られていたオルガはばたりと倒れた。
目からは血が流れる。

ミリア「くっいっその事、ラウラを・・・・・・・・・・・・いやできない。ここは自力で止めて見せる!エースのミリアの名に賭けて!」

ミリアラウラを殺してしまおうと考えたが、腐っても仲間であり同胞。
殺すことなんてできない、だったら・・・・・
どんな手段を使ってでもラウラを止めようと決心した。

ラウラ「うぐぐぐ、うわぁぁぁぁぁ」

      ズドーン ズドーン ズドーン ヒュイ プシュ

ミリア「ハッ」

                ズドーン

ラウラは拳銃をミリアに向け発砲する。
ミリアは、左肩をかすめる軽傷を負ってしまった。

ミリア「流石にまずいわね、狙いは正確じゃないとは言え急所に当たるかもしれない。一か八かは知れないけど・・・・・」

                 タッ

ラウラ「」

ズドーン ズドーン ズドーン ズドーン ズドーン ズドーン カチャ

ラウラが同じような銃撃を繰り返す。
素早い瞬発力でミリアに当てようとしてくるが・・・・

ミリア「甘い私を当てるには腕が不足している!!」

パターンを読み取ったのかミリアはラウラからの銃撃を回避する。
だが油断はできない勝負は一瞬で決めなくては、確実にミリアは死ぬことになる。
ミリアはパイプ管のに掴み、急回転して・・・・・・・・

ミリア「今だそぉれ!」

                 ダッ

ラウラ「!?」

突進してくるラウラが来た直前に背後に回り込んだ。
これだけで終わりではない・・・・・・・

ミリア「正気に戻れ!!ラウラ・ベルタリア!!」

ズカッ>飛び蹴り

ラウラ「・・・ッ!!」

               ズターン

ミリアが体を滑らせて、ラウラに近づき素早く立ってラウラを飛び蹴りで飛ばした。
飛び蹴りされたラウラはそのまま仰向けになって倒れてしまった。
ラウラが倒れたのを確認するとミリアは気絶したオルガを介抱するため、オルガの元へ向かった。

オルガ「」

ミリア「心拍数は安定、分かっていたけど命には別条なし。だけど、左目はかなり出血しているわね。」

ミリアはラウラを気絶させたが、ライトに逃げられてしまった。
かといって右目を負傷したオルガをほっとくことができない。
さてどうするか・・・・・・・・・・・

オルガ「・・・・・・・・・・・」

ーザッ・・・・こちらチェルノボグから山猫へ、ライトがそちらに行った部隊の展開を求める。
ー捕獲を要請・・・・・・・・・完全包囲が完了したか?
ーそうか・・・・・・・・・ではお願いする・・・・・・・・以上(アウト)
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コミリア 20歳以上年下の妹ミレーヌを育てる。

2017-04-10 13:29:12 | マクロスほのぼのオムニバス
西暦2031年、エカテリーナ星雲.ウラガ級宇宙空母レッドムーン。
マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスとの間に生まれた。
コミリア.ミラクル.ミューズ.テレーズ.エミリア.ミランダ.養女モアラミアと並ぶ7人目の娘でもあり、8人目のジーナスシスターズである。

その十数年以上後にファイアーボンバーのメンバーとして活躍し。
20代にソロ歌手として活躍する事になる。

               【西暦2031年8月】
コミリア「1日だけミレーヌを預かってもらいたい?なんでぇ?」

ミリア「私達仕事で忙しいから育てる子がいないのよ。」

有給休暇をもらい実家に帰省していたコミリアはミリアから1日だけミレーヌを預かってもらいたいと頼まれる。
たまに休暇をもらいミレーヌに付き添いつつ教官職についているミリアであるが、この日ばかりは忙しいので1日中家を明ける。

コミリア「ミラクルやミューズやテレーズそんでエミリアとかいるでしょ?」

ミリア「それが学校の修学旅行だったり、ミランダも幼稚園のお泊まり会で・・・・・・」

コミリア「お泊まり会多いでしょ!!」

本来ならば一番上のミラクルが率先してミレーヌの子育ての補助をするが。
一同誰もいない、家にはただミレーヌ一人残された感じで。
このままでは育児放棄になってしまうので、都合のいい時にコミリアが有給で家にいる事である。

ミリア「だからお願いしてねん♪」

コミリア「別にいいけど、正直自分の娘と勘違いされるのは嫌だからね。」

ミリア「いいじゃん自分の娘で通せばね。」

コミリア「私は20歳!!ママみたいにおばさ・・・・・・・・」

ミリア「誰がおばさんですって!?この馬鹿娘!!!」

コミリアとミレーヌは偶然なのか20歳も離れた姉妹である。
下手したらコミリアが若い母親だと勘違いされてしまう。

そう思いつつ引き受けたが・・・・・・

セイレン「マリアちゃん、その子.可愛い娘さんですね。いつ結婚したんですか?相手は誰?内緒で結婚するなんてやりますね♪」
コミリアの同僚.セイレン・アンガーミュラー

コミリア「私・・・・・・・の・・・・・妹なんですけどね・・・・」

セイレン「えっ!?そうなの!?」

コミリア「うん・・・・・・・・・・」

同じく帰省していたセイレンにミレーヌを世話している所を遭遇した。
やはりコミリアの危惧していた通り、やはり勘違いされてしまった。
まだぴちぴちの20歳なのに・・・・・・・・

セイレン「でもいいな、こんな歳の離れた妹がいて。」

コミリア「セイレンは兄弟は?」

セイレン「いるけど、そこまで赤ちゃんの兄弟はいないのよ。ミレーヌちゃんを見ているとなんか・・・・・・羨ましいなって思ったの・・・・・・・」

セイレンは20歳も離れた妹ミレーヌを見て羨ましがる。
この時代大勢いる兄弟や姉妹は珍しくないが、歳の離れて生まれたての家族ができるのは結構羨ましく感じる。

セイレン「少し抱かせてくれないかな?」

コミリア「別に構わないわよ、さぁミレーヌ.マリアお姉ちゃんのお友達ですよ。」

セイレン「はじめましてミレーヌちゃん、お姉ちゃんの友達セイレン姉さんですよ~べろべろば~」

ミレーヌを抱いたセイレンは笑顔で可愛がる。
セイレンのいろんな芸にミレーヌは笑顔で答える。
コミリアはその光景を和やかに感じる。

20年前もこのようにして可愛がられたのか?

とコミリアはそう考える。
でもどのような事をされたのかは分からない。
そんなに記憶があるほうじゃない。

セイレン「マリアさミレーヌちゃんを見てどう思った?」

コミリア「どうって?」

セイレン「例えば自分も結婚し子供を設けたらミレーヌちゃんのような可愛い子を産んで抱いているとか?」

コミリア「そ・・・・・・・それはですね・・・・・・・・・・」

ーそういえば考えたことがなかったな、自分が結婚し子供を設ける事を・・・・
ーでも好みの男性がいないし・・・・・

ーロット・・・・・・・あいつは違うただの相棒。
ーそんな恋人同士の関係じゃないし、ただの仕事で共に行動する仲間。
ー第1好きでもないし・・・・・・・・・

コミリアは結婚とかについていろいろと考えるようになった。
深く考えたことはなかったことであるし。

その後、コミリアはセイレンと共にミレーヌを1日中育てる事になる。
この経験がのちに結婚生活に役に立ったのである。

                                         【西暦2051年】
コミリアは結局相棒のロットに相互的に愛が芽生え結婚し8人の子供を設けた。
そしてあの時育てたミレーヌは新統合軍パイロットで許婚であるガムリン木崎と結婚した。

コミリア「あの子も成長したわね、あの時は赤子だったのに今はほかの妹と同じく人妻。全員結婚、人生いろいろあるわね。」

コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス(結婚後、シーン姓になる。)。
ウラガ級カツシマ艦橋にて20年前の出来事の夢から覚める。
それは懐かしく切ない夢であった。
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明日はうますぎWAVE

2017-04-10 13:08:22 | 日記
明日はうますぎWAVEの放送日です。
スーパーロボット大戦Vに続く新たな版権スーパーロボット大戦の続きか?それともスーパーロボット大戦OGなのか?
目が離せませんね。

◆出演者
杉田智知
遠藤正明
相沢舞
寺田貴信
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東大寺大仏・鎌倉大仏

2017-04-10 12:51:53 | 日記
自分は修学旅行で行った東大寺の大仏と校外学習で行った鎌倉大仏ですね。
日本三大大仏とも言われており二つに行っています。
残りは富山県高岡市の大佛寺にある高岡大仏や岐阜県岐阜市の正法寺にある岐阜大仏のどちらかですが。

以前は京の大仏 能福寺の大仏でしたが、どちらも外れてしまいました。


でも東大寺と鎌倉高徳院の大仏がメジャーですね。
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第95話 潰されたオルガの目

2017-04-09 21:46:03 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ミリアがライトに卑怯と言う言葉を漏らし、同時に小物と評した。
それに対しライトは・・・・・・・・・・

ライト「卑怯で結構事実だしよ。さぁて、そろそろ目玉でも潰してやるか.......」

オルガ「!!」

ラウラ「貴様!ブラギナ中尉を離せ!」

ライトが人質として拘束しているオルガの目玉を潰すと公言する。
オルガは若干恐怖に怯えラウラは激怒し解放するように要求する。
だけどライトは表情を変えない・・・・

それどころか・・・・・・・・

ライト「ラウラ・ベルタリア、流石に引き金を引く事はできまい。一歩でも近づくな、この女の一部を潰す。まずは武器を捨てろ!」

ラウラ「ラック!?」

武器を捨てるように要求する。
さもなくばオルガの一部を潰す・・・・・目潰しをすると宣言する。

ライト「さぁどうする。」

ラウラ「あっ・・・・・・・分かったわ...」

                  カチャン

ミリア「ラウラ・・・・・・・・くっ・・・・・・・・・・・」

ラウラはこの経験には馴れていないのであっさり武器を捨てる。
ミリアも空気読んで、武器を捨てる。
本来はテロリストに屈しない方針であったが、余計な刺激を与えたくない。
ここは素直に従うのが得策である。

だが・・・・・・・・・

ライト「よしよしいい子だ...........」

ここで何かしらの対策をしなかったことがまさか・・・・・
後悔するとはこの時ラウラとミリアは思いもしなかった。

ライト「なぁ~んてな、俺は約束は守らん!まずは目だ!」

ラウラ「ラック!?なんで・・・・・」

                    ズチャ

ライトは約束を守らないと宣言しナイフをオルガの目に向けて降ろされた。
ナイフで右目を刺す、オルガの右目から血が勢いよく流れてくる。

オルガ「あ"あ''あ"あ"あ"あ''、目が右目がぁぁぁぁぁ。」

オルガは拘束されて右目を抑えることができず悲鳴を上げる。
残った左目から大粒の涙を流し始めていた。

ミリア「ライト......貴様は!」

ライト「なんとでも言うがいい、俺は女を痛めつけたりするのが快感なんだよ。いや頭がはち切れそうだぜ!まぁここを逃げのびたら、別の女を影も形がないほど残虐な行為を楽しむぜ。」

ミリア「メルトラン デブラン(女の敵め)・・・・・・・・・」

ミリアはライトに怒りを覚える。
女を道具のように傷めつけて遊ぶ、ミリアの正義感からライトに向けて憎悪の炎が生まれる。
絶対に生かしてはいけないと・・・・

すると・・・・・・

ラウラ「なぜ......」

ライト「あん?なんだ小娘?」

ラウラ「なぜ・・・なぜ同じ地球人を傷つける!なぜ......同胞でしょ.....」

ラウラはライトになぜこのような事を言う。
同じ同胞を簡単に傷つけるライトに対して疑問を感じていた。

ライト「馬鹿め、同じ地球人だろうが簡単に殺せるんだよ。蟻を踏み潰すと同じようにな、ヒャハハハ。戦場には、レフリーはいねぇんだよ。こんな風にな!」

                グリグリ

オルガ「うあ"あ"あ"あ"」

ラウラ「ブラギナ中尉!」

だがライトから出てきた言葉と更なるオルガへの痛めつけにしかならなかった。
そして戦場にはレフリーはいない、それがライトがラウラへ放った答えであると捉えられる。
ラウラはそれを聞いて頭を押さえながら蹲った。
突如ミリアがラウラの前に立つ。

ミリア「貴様は・・・・戦士の誇りを失って恥ずかしくないのか?貴様は、戦士としての誇りはないのか?」

ライト「馬鹿め誇りとか大義とかで飯が食えると思うのか?力.権力.金こそが正義、俺が統合軍に偽装した経歴を元に入隊し統合軍の機密を売りさばいていたのさ。それに殺すための目的もあるんだよ!」

ミリア「人間のクズめ・・・・・・・・・・その言葉後悔させてやる!!」

ライト「その目だ、気に入ったぜ姉ちゃん!」

                  フフフフ
                  ゴソゴソ

ミリアは激怒する。
戦士の誇りを持って戦闘に立っていたミリアからすれば戦士の恥であり、許しがたい事であった。
だがライトはそんな事は気にしない、権力・力・金こそが正義。
それがライトの戦う理由である。

オルガ「ラ.....ラウ.....ラ・ベルタリア・・・・准尉......早く引き金を.....引き........なさい。私ごと・・・」

ライト「うるさいクソアマ。」

                    ガツン

オルガ「がはっ」

オルガは痛さを抑えながらラウラに向けて引き金を撃つように言うがライトの暴行を受ける。
当のラウラは蹲っているだけで動きはない。

                    ガクン

ライト「次は右目だ!」

                    スチャ

ライトは残るオルガの右目に向けて、ナイフを刺そうとする。
ラウラは涙を流しながすと同時に己の感情が暴走しようとしていた・・・・・
それは絶対に解禁してはいけない、ゼントラーディ人の真の能力・・・
ゼントラーディの最大の血の闘争。
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