現場へ赴くとその場所のイロイロな情報がつかめます。
ロケーションや土地の状態、建物の状態や空間の構成・・・・・etc。
その場所の空気感や「短いかもしれないけれど・・・・歴史」も感じることができるので、
その空気感も「計画に活かす」事は大切だと思いますよ。
その辺りの事を「つかみ取る」事も設計していく上では必要ですね。
週末の土曜日・・・・やまぐち建築設計室 建築家の山口です。
午後からも、グングンと気温があがっていますね。
まだまだ暑くなりそうです・・・・・。
さて、今朝はご予約いただいていた「住まい手さん」との打ち合わせもあり、
イロイロな話のなかで、間取りや暮らしとは別に、家の安全についても少し・・・・・。
家の安全。
防犯というのもありますね。
火災もそうです。
が、地震への備えも必要ですよね。
当たり前の事ですが・・・・・。
現在の建築は耐震・・・というか、
大きな震災が起こるたび、また業界問題が起こる都度、
なにかしらの見直しが行われて、
安全対策が強化されてきました。
「耐震化」です。
でも、耐震だけで「安全か?」という話も・・・・・。
伝統的な建物・・・・地震で倒壊していない建物もありますよね。
これは「揺れの違い」によるところもあるんです。
「耐震化」することで建物は丈夫になりますが、
その分「強い力」に「耐える」ことになるんですよね。
つまり「受け流す」のではなく「家が耐える」んです。
ある建物が一回揺れる時間は決まっていて、
この時間のことを、その建物の固有周期といいます。
固有周期は、柔らかい建物や地上より高くなる建物ほど長くなり、
鉄筋コンクリートの建物の場合では、建物高さ(m)×2%= 固有周期(秒)で概算できます。
ただ、「地震」の「揺れ」と波長が合えば「共振」といって、
地震の揺れの周期と建物の固有周期(=建物が1回揺れる時間)が一致したとき、
建物は共振という現象を起こし、揺れの大きな影響を受けることになります。
10階建て程度の建物では、固有周期は0.6∼0.8秒程度で、
一般的な地震では大きな加速度成分をもつ周期に対して共振することになります。
現行の「新耐震基準」では、
こうした強い影響を持つ周期で共振しても崩壊、倒壊に至らないよう設計の強度が定められていますが、
「揺れ方」で「違い」も現れるんです。
揺れの強い、短い周期、長い周期、中程度の周期で共振の状態を視覚的に、
建物の固有周期・・・・揺れの違いで建物にどのような「変化」が起こるのか・・・・。
それを「確認」するための道具。
住まい手さんも興味津々でしたよ。
奈良で住まいの設計暮らしのデザインを手掛ける建築設計事務所の住宅住まい設計士
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耐震化 丈夫な家も揺れ方次第 長期優良住宅も実験では倒壊した