真夏の暑い時期を過ぎ・・・・段々と秋が近づく時期になりましたね。
日中も過ごしやくなりますが、
朝晩の冷え込みが地域によっては気になる頃・・・・・。
性能だけが暮らしやすい家の全てを担う訳ではありませんが、
「家」という「器」を形成する沢山の素材、建材・・・資材・・部品の一部である「断熱材」。
暑さや寒さに対しては「重要」な部分を担っているものです・・・・・。
特に「暑い」・・・「寒い」の両極端の時期にはその「意味」がよくわかるかと思いますよ。
ただ・・・この「内容」にもバランスがあります。
性能がよいから「絶対に暖かい」や「涼しい」かというと、そういう訳ではなくて、
「窓」と「壁」による屋外からの熱の伝わり方や逆に逃げ方も影響してきますよね。
大きな吹き抜けを「LDK」などに設けている場合、階段をLDKに設けている場合もありますよね。
せっかく「性能のよい断熱材」を選定してもその「仕組み」や「機能性」を十分発揮できる
「環境」をつくらないと・・・・・イニシャルコスト・・初期投資だけに資金を投入して、
実際に住み始めても「吹き抜け」や「階段」・・・大きな窓や大空間によって、
「光熱費」・・・・ビックリするくらいになる。
という事もありますからね・・・・・。
今回の新築工事の住まいでは、吹き付け断熱。
住まいの空間の使い方とエリアを考えての採用。
部材と部材の間の「隙間」が埋まる状態。
これによって「熱の動き」を調整するのですが、
吹き付けによる断熱が一番というわけではなくて、「グラスウール」などのように
繊維系の断熱材も工夫されていて「隙間が埋まる」ように改良され、
現場での不良状態も改善されていますよ・・・・。
その状態で、人がどれくらいその「差」を実感するのか・・・・。
何を基準に考えるのかは大事なところです・・・・。
工事の時間、内容、考え方・・・空間の使い方や地域・・・・・etc。
室内の気温の極端な変化・・・・。
気密性の向上によるいい部分とそうではない部分・・・・。
使い方も考える事が大切ですよ。
計算によるものだけではなくて、「人の感覚の差」を考えておかないといけませんよね。
個人差があるように・・・・・・。
どんなに良い性能の物を使用しても、
暑い・寒いと感じる個人差・・・・年齢による差もありますからね。
どの「ライン」を考えて選ぶのかですよ。
やまぐち建築設計室ホームページ http://www.y-kenchiku.jp/
おはようございます…週明けの月曜日、今朝の奈良吉野は秋が段々と近づいている様子。
日差しも、風も・・・・・。
朝からの打ち合わせもひと段落して、外に出て深呼吸。
気持ちのいい環境に今日も感謝です・・・・・。