日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

偽・・・

2007-12-13 10:28:47 | Weblog
 食品の偽装問題が世間を騒がせている。今年の世相の一文字は、「偽」となっている。
 それを書いた人の言だと、「商売の世界は、買い手良し、売りて良し、世間良しの三者良しで、本当の良しとなる」とのこと。
 その論理で行くと・・・、
 政治の世界でも、ある政治家の力である地方にお金が下りて土木工事が出来たとしても、それでそこの住民が助かったとしても、それで国の税金が沢山使われていれば、問題になるかも。
 医療の世界でも、どんどん高度な器械を採用していき、検査を沢山して行って、患者さん側がそれで満足し、診療側もそれで売り上げが上がって経営的に助かっていたとしても、そんな感じで医療費がどんどん上がって行って国の財政を圧迫してしまえば、問題になるかも。
 教育の世界でも、受験勉強を過度にして、有名学校への進学率を上げたとしても、そこの生徒側と学校側が喜んでいても、国全体で考えれば、競争の世界では入れる数は限られている訳だから、益々受験勉強が助長されて、マイナスになっていれば、やはり問題だ。
 この最後の「世間も良し」のことは、どうも、昨今、多くの世界で、最後に回されている感じだなあ。来年の一字は、「和」「真」「善」「為」「義」などであって欲しいものだ。


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為になるかも知れない本(その237)

2007-12-13 08:20:45 | Weblog
○昭和60年5月18日(土)晴。
 昨日は、細気管支炎の子がひどくて、泊まり込んだが、今日は少し落ち着いている。外来、土曜というのに150人切った。南海病院の○○君、大分で開業するんだなあ。小児科医も今からどんどん多くなってくる。ちょっと前は、開業医の○○先生(14床あり)が倒れられて、県南では小児科医専門医は、自分のたった一人の時もあったのだが、今からはどうなるのかなあ?子どもも今から少なくなるだろうし。
○昭和60年5月25日(土)晴。
 (小児科事務の)○○さんが、日曜に僕が退院させたとのことで、(事務の)○○さんから叱られて泣いていたとのこと。お金を払わない人がいるので、休みには、事務処理が出来ないので、休みには帰さない様にとのことになったらしい。あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たずって感じだ。この病院、理事長はホントに立派だし、働いているドクターは、皆、立派な先生ばかり。しかし、医療業界の厳しい時代、経営も次第に難しくなって行くだろう。
○昭和60年5月28日(火)雨。
 給料日だった。前年よりも6万もアップしていた。毎月ボーナスみたいでスゴイ大金だが、体はどんどん蝕まれている感じだ。誕生日で、36歳になった。この歳でこれだけの給料をもらうドクター、少ないと思う。家と土地の借金、お金が貯まったら、どんどん返して行こうと思う。(西田病院で稼いだお金は、家と土地で殆ど消えてしまった。しかし、無駄使いをすることなく、家と土地の借金を、8年半で完全に返却した。)
○昭和60年5月29日(水)晴。
 小児科での恒例の卓球大会があった。西○さんが一番で、染○さんが次だった。やはり、男性群は強いなあ。染○さんから、ツツジの木をもらって、家の庭に植えた。ポームドテールで、食事会をした。ステーキだったが、あれに魚があったらもっと良かったのだが。16人で結構お金が要った(毎回、安月給でも一生懸命に働いているスタッフに、お礼の意味を込めて、お金を食事会で出させる様なことはしなかった。)
○昭和60年6月1日(土)雨。
 やっと100人って感じだった。婦長も、あんまり少ないので、心配している感じだ。スタッフ、少ないと物足りなく感じている感じだ。僕もそれなりに張り切ってはいるのだが。売り上げが、4月は2000万で、この2ヶ年間では最低だったみたいだ。しかし、小児科医一人でこれだけ売り上げているからして、自分としては、まあいいと思っているのだが。前が多かっただけに、それに、沢山給料をもらっているだけに、何となく立場が弱い感じだ。今から、子どもの数も減って、小児科医がどんどん多くなって、益々少なくなって行くのかなあ。


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