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学校には多くの校務があります。
初任のころは学級担任のみを任され,それらの校務を経験することは少ないし,下手すればその存在すら知らないままということもあります。
そして経験を重ねだした頃に,少しずつ学級担任以外のお仕事も任されるようになります。
おもしろいもので,学校の先生たちも「立場が人をつくる」というのがよく表れているように思います。
生徒指導の先生は,厳しい先生のように見えます。
情報教育の先生は,パソコンが好きなように見えます。
体育指導の先生は,熱血で元気な先生に見えます。
読書指導の先生は,知的で優しい先生に見えます。
厚生部長(親和会長)は,ユーモアがあり親しみやすい先生に見えます。
「見えます」だけでなく,本当にそんな先生もいます。
そして,そのお仕事の経験が長くなると,本人も「私は生徒指導専門だ!」のような自負が芽生えだします。
学校としては,頼もしい存在かもしれませんね。「その先生に,任せましょう」みたいになることが多いでしょう。
でも,その先生自身にとっては… どうでしょう。
今回のカテゴリー「教師力UP」という視点から,ぜひ提案したいです。
経験を重ねだしたら,新しい仕事にチャレンジする!
ということです。
学校の先生には幅広い人間性が必要だし,幅広く仕事をこなせることが必要だと思います。
いろいろ知ってこそ,先生としてのクオリティーが高まる。
「情報教育専門」「情報教育しかできない」という先生もいいですが,「情報教育もできる」という先生の方が,私はいいと思います。
その学校に情報教育に通じる先生が何人もいる必要はないかもしれませんが,その先生にとっては,いろいろな分野に通じていることは,「教師力」を高めるものですよね。
しかし,学校というのは,組織で動いているものであって,「だれもが色々と仕事を経験できる」そんな余裕はなかなかないものです。
校務組織を考える際は,それぞれのポジションに,一番経験のある先生を立てるというのが,常道でしょう。学校の利益を考えるなら,当然でしょう。
だから,自然と先生たちの役目は狭く凝り固まってしまいがちです。
「立場が人をつくる」つくりすぎなのかもしれません。
だから,幅広い仕事を経験するためには,自らチャレンジすると声をあげなければできません。
若いうちは,「~をしてみなさい」と新しい仕事が回ってくることもありますが,経験を重ねだすと,自分からアクションを起こさなくては,新しい仕事は回ってきにくくなります。
ぜひ,経験を重ねだした教師であっても,前向きに,自らの資質の向上をめざして,新しい仕事にチャレンジする姿勢をもっていたいものです。
新しい仕事に就いたら,始めのうちはもちろん大変なことも多く,学校にも迷惑をかける部分があるかもしれません。
だから「このままではいかん。早く仕事を覚えなくては」と,努力を重ねるでしょう。
ある程度経験を重ねた教師がそうやって謙虚に仕事に取り組む姿は,必ず周囲の人々にもいい影響を与えます。理解してもらえます。
ちなみに私は,
前任校では体育一本でした。
若く元気な先生ということで,まさしく「体育専門」っぽい先生だったと思います。
現在,小さな学校に赴任したこともあり,多くの校務を経験させてもらっています。
教務・研修・情報・児童会・体育・スポーツ少年団…
どれも始めは大変です。でも,おかげでいい勉強をさせてもらっています。
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