小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

いつもはそんなことないのに、今日だけ調子がおかしい

2011-11-05 09:08:31 | 教師の仕事術の攻略法

なぜか今日はやたらにイライラする。

いつもは子どものにぎやかな声がすきなのに、今日はやたらと耳障りでうるさく感じる。

いつもは子どもをほめることを基本にしているのに、今日は子どもの態度の悪さばかりが目に付いて、叱る声をあげずにいられない。

いつもはもっとにこやかに子どもに話をできるのに、今日の自分は顔が引きつっている。それが自分でも分かる。

いつもはもっと楽しい授業ができているはずなのに、今日の授業は全然だめだ。つまらない。

いつもはこれくらいの仕事はさっさと済ませることができるのに、今日は全く頭が回らず、仕事が進まない。

いつもはそんなことないのに・・・

そんな日って、ありませんか?

私にも、まれにあります。

つい昨日がそうでした。

いや、はっきりとその感覚は覚えていて、昨日の午後がそうでした。

ある程度の経験を重ね、先生としてどうあるべきかをそれなりに学び、日々実践してきているはずなのに、それらが全くできなくなっている。

受け持つ子たちのことも理解し、どう接してあげることが効果的かもとらえているはずなのに、そう接してあげられない。

こんなとき、自分も苦しいし、子どもたちも先生の顔を見ては暗くなります。

学級が沈みそうになります。

なぜこんなことになるのでしょうか。

いや、「なぜ」なんてむきになって原因を追究するのはやめます。

人間ですから、そんなときもあって当然です。

そう思っています。

きっと、仕事のミスで気分が落ち込んだり、体調が悪かったり、家庭でトラブルがあったり、精神的に弱っていたり…

そんななにかがあって、調子を落とすんです。

それって自然なことでしょう。

だから、

いつもの調子が出ない日は、無理に取り戻そうとしない!

そうします。

昨日の午後も、なんとかいつも自分を取り戻し、いつもの先生に戻らなきゃとあせりましたが、そう簡単にはいきません。

焦れば焦るほど、またからまわりしそうになります。

だから、「今日はそんな日なんだ」と、あっさりあきらめます。

そして、無理をせず、できるところでは少し子どもと距離を置き、学級から離れ、多くを語らないようにします。

難しい仕事もしないようにします。

そして、調子が悪い自分のせいで、周りの人に迷惑だけはかけないようにします。

それで、時間が過ぎるのを待ちます。

そして、必ず回復すると信じ、明日をがんばります。

それでどうでしょうか。

もちろん、こんなふうに「あきらめる日」が何日もあるようではいけません。

こんな日は、私には一年に一回あるかないか… ぐらいです。

でもそんな一日も、自然に受け入れるようになっていきたいです。

年を重ねれば、そんな日が増えてくるのかもしれませんしね!