同僚の結婚式に出席してきました。
結婚したのは新採女性の先生。
先生どうしのご結婚で,とても幸せそうでした。
(私は飲みすぎで少し頭が痛い)
披露宴には,先生の受け持つ子どもたちもお祝いに駆けつけて,運動会で踊った表現運動を披露してくれました。
これって,学校の先生の特権ですね。
子どもの演出って華がありますもんね。
私たちは普段から学校で見慣れている子どもたちなんですけど,参列している他の大人にとっては,小学生がたくさん集まる姿って新鮮で,かわいらしいものでしょうね。
どんな余興より,笑顔があふれます。
子どもの「おめでとうございます!」のメッセージに涙する先生を見て,いいなぁと思いつつ,ふと自分の結婚式を思い出したりしちゃいました。
私の披露宴にも,当時受け持った子どもたちが駆けつけてくれました。
かわいらしい5年生で,私の好きな歌を替え歌にして歌ってくれました。
そのときはうれしいことに,その子たちに加えて,前年度に受け持った子たちも駆けつけてくれました。
6年生をもった子たちが,中学1年生になってやってきてくれて,しかも一人も欠けず全員来てくれたことに感動したことを覚えています。
この子たちの6年生クラスは,とても心に残っています。
私自身新採3年目にもったクラスで,学級経営に燃えていました。
「学校一すてきなクラスにするんだ」と。
クラスの仲を深めるために,クラスで思い出をつくるために,あれもこれも,本当に多くのことをやりました。
今振り返れば,よかったと思えることも,そうは思えないものもありますが,若い先生のパッション溢れるクラスでした。
つい先日,その子たちがまた集まってくれました。
6年生の子たちが高校3年生になっていました。
クラスの一人が言い出して始まった「ミニ同窓会」
私も連絡をもらって,「受験の忙しい時期に,無理をしなくていいんだよ」って,少し控えめな気持ちでいましたが,会場に行ってみると,またクラスのほとんどの子が集まっていて驚きました。
急なことで,お互いにメールで呼びかけあったぐらいだそうですが,それでもこんなに集まれる子たちに,またまたうれしさを感じました。
正直,今時の高校三年生と会って,何を話したらいいのか分からないし,もう私なんてあんまり相手にもされないんじゃないかと心配もしていましたが,数年ぶりに会ったその子たちは,やっぱり当時と変わらずとてもかわいらしかったです。
気さくにいろんなことを話してくれました。
中学,高校とがんばってきたこと
これからの進路のこと
6年生のときの思い出
どれだけ時間があっても話足りないほどでした。
「表現運動発表会出たよね!」「おれ,今でもあれ踊れるぞ!」「うそ~!」
そんな中で「先生ちっとも変わらないね」って何度か言われました。
「外見的に」ということでしょうから,(勝手な解釈 笑)まぁうれしく受け止めました。
でも,もちろん変わっていないということはなく,家族や自分の立場も大きく変わったし,先生としても変わっただろうと思います。
当時の自分に,学ばされる気分です。
こんなにすてきな仲間たちを育てることができたんだなって。
改めて,今の自分に喝を入れなきゃって。
当時は決して器用なことはできなかったはずなのですが,熱意だけはだれにも負けないくらい持っていました。
そして
やっぱり先生の熱意は子どもたちに伝わり,子どもたちの中に残る!
ものだと信じていいと思います。
学級経営が不器用で,子どもとの関係もそのときはうまくいかないことが多くあったとしても,先生の熱意は伝わる。
ありきたりな言い方ですが,やっぱり人と人って,そういうものだと思います。
私が精一杯伝えた熱意が,卒業しても結婚式に駆けつけてくれた,高校三年になって集まってくれたこの子たちに,まだ残っているような気がしました。
今回結婚した先生と,集まってくれた子どもたちもまた,そういうすてきな関係にあることでしょう。