小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

新採くんが、早速洗礼を受けています

2012-05-04 09:52:43 | 教師力UPの攻略法

本校に新規採用の先生がやってきました。

若々しく、元気あふれる男の子・・・ といっては失礼ですね。

元気あふれる先生です。

職員室にこういう先生が加わると、全体の雰囲気が若返り、リフレッシュされるような感じがしていいですね。

新採らしく、新任のあいさつや、たまにする校内放送なんかもかみかみで、緊張しっぱなしで、初々しいです。

臆せず、若者らしく張り切ってやっていってほしいと思います。

さて

新採だからといって、猶予はありません。

4月からいきなり学級担任です。

この先生も30人の元気っ子たちを受け持っています。

教師人生がスタートして約1カ月。

さっそくいろんな問題に直面しているようです。

歓迎会の席で

「ある子を座らせると、すぐに別の子が立ち歩いてしまって・・・」

と悩んでいました。

うんうん、分かる分かる。

教師なりたてのころの自分と重ねる思いで聞いていました。

クラスに課題が山積していました。

一つ解決するために、山ほどの時間を使い、ない知恵を絞り、先輩に相談に回っていました。

そしてやっとのことで解決したかと思うと、保護者から電話があり、

「・・・・・ってうちの子が言ってるんですけど、どうなってるんですか!?」

なんて次の新しい課題がどんとのしかかる。

思い出せば、そんな昔のことのようにも思えません。

この新採くんも、まったく今そんな状況なんでしょう。

「そんなときは、このブログを見なさい!」

なんて恥ずかしくて言えませんが、もしアドバイスをするとすれば

若いうちの苦労は買ってでもしなさい!

と伝えたいですね。

なんの解決にもなっていなくて、無責任なアドバイスですが。(笑)

でも、若い時代を過ぎてみると、本当にそう思います。

若いうちにどれだけ苦労をしたか、その苦労にどれだけ対処してきてきたか。

まぎれもなく、それが自分を大きくしていきます。

学校の先生としても

・どれだけ子供に悩まされたか

・どれだけ保護者に苦情を言われたか

・どれだけ授業がうまくいかなかった

・どれだけ先輩の先生に叱られたか

これが、キャリアとなります。

もちろんその苦労の真っただ中にいるときは、苦しくて、早く抜け出したくて、お金を出してでも解決してほしくなるぐらいです。

「今、自分が成長できているんだ」

なんて前向きな考え方ができる人はそういないかもしれません。

が、無我夢中でがんばっているうちに、自然と自分に自信がもてるようになる。

だって、以前に大きな問題と立ち向かった経験があるから。

そういう感じです。

この新採くんは、疲れ果てて、夜遅く一人暮らしのおうちに帰る前に、立ち寄ったコンビニの駐車場で眠ってしまうそうです。

そんなエピソードが、10年後には、笑いながら後輩に語れるものになるでしょう。

私たち、周りの先輩ができるだけ支えてあげながら、見守っていきたいと思います。