今年は研修主任をしています。
秋にある大きな研究公開に向けて,できるだけ計画的・組織的に仕事を進めようとしています。
ちなみに明けた月曜日も研究授業です。
そこでまたいろんな成果と課題が浮かび上がって,研究がおもしろくなっていけばと期待しています。
さて
研修主任という立場で,「組織的」に仕事を進めようとすると,いろんな仕事をいろんな先生たちに割り振る,お願いすることになります。
実際私もそういう形で進めていて,各研究班,研究内容にリーダーを明確に立てて,やるべきことも明確に示し,かつ「締め切り」も明確に示すようにしています。
そして,頼もしいリーダーたちは,こちらが期待したとおりの仕事をしてくれます。
締め切りに間に合うように。
「ありがとうございます!お願いしてよかった!」
なんて声が思わず出ます。
しかし,実際のところ,全員が全員,こんな頼もしいリーダーばかりではないんですねぇ
頼んだ仕事を,なかなか進めてくれない先生もいるんです。
もちろん,研究に関わるその仕事だけでなく,他にもたくさんの仕事をそれぞれが抱えていて,とっても忙しいのは重々分かるんですけどね。
私にとっては研修の仕事は重要で,今年はメインともいえる仕事なのですが,その先生たちにとっては,そうでもないのかもしれませんし。
まぁ,そこまで意識を高めさせることができていない,主任である私に一番の責任があると解釈すべきなんでしょう。
仕事をお願いするときに
「~という形で作ってほしいのですが,よろしくお願いします」
「OK,OK」
全然仕事が進んでいる様子がうかがえないから,ちょっと一声
「先生,こないだの仕事どうですか?なかなか難しいでしょう」
「あぁ!少し手をつけているところなんだけどね」
締め切りが間近になり
「先生,どこまで進みました?」
「ごめ~ん!あんまり進んでない!いつまでだっけ?」
締め切り日
「先生…」
「明日まで待って!」
なんてやりとりは極力避けたいですよね。
言う方も,言われる方も具合が悪いものです。
こんな風に,ちょっと頼りない先生には,仕事をお願いする時点でこちらから一工夫です。
以前,別の先生がしていたやり方に学びました。
仕事と締め切りを付箋に書いて渡す!
という方法です。
口頭で伝えるだけでは不十分です。
メモなどの紙で渡しても,それ自体をなくされてしまう可能性もある。
メールで知らせても,やはり心配です。
ここはアナログに「付箋」です。
必要事項を記入し,その先生の机にビシッと貼りつけながら,口頭でもお願いして渡します。
こうすると,その先生も,付箋ですから,身近なところに貼りつけておいてくれるでしょう。
机上で,いつも目につくことになります。
これで,仕事を進めてもらえる可能性が,少しは上がる見込みがあります。
ただしあくまで「少しは上がる見込みがある」程度ですけどね。
単純に目に訴えるやりかたで,その先生の
「ごめ~ん」
を阻止できるかもしれません。
やってみる価値ありです。