夏休みが始まりました。
昨日話した初任者が
「44日もあった夏休みがもう42日ですよ!ありえないっす!」
と力んで言っていましたが
「・・・2日たったから,当たり前だろ」
って冷たく返してしまいました。
弱気な初任者です。(笑)
さて,子どもたちと離れるこの長期休業には,普段の仕事について振り返り,足元からじっくり考えなおしてみるのもいいなと思います。
学級経営について。
今年私は6年生を受け持っていまして,「卒業」というゴールに向かって熱く学級経営をしているつもりです。
これまでに何度か6年をした経験も生かしながら,よりいい学級づくりをめざして。
自分がしている・してきた学級経営を少し冷静に振り返ってみて,まず思うことは
学級経営にもトップダウン型・ボトムアップ型がある!
それを一番に思いました。
トップダウン型の学級経営とは
・私がめざす学級像は…!と先生が明確にもっている
・その学級像に子どもたちを当てはめていく
この「当てはめていく」がいわゆる学級経営の具体的な指導になっていくわけで,足りない部分を指導したり,できた部分を賞賛したりしていきます。
「トップダウン」という名の通り,先生はリーダー的な存在として上にいて,下にいる子どもたちをどんどん引き上げていくようなイメージです。
ボトムアップ型の学級経営とは
・まず子どもたちの実態をしっかり把握する
・そこから,「この子たちに必要なのは」「この子たちのゴールは」を考え,先生も一緒になって歩んでいく
「まず子どもたちありき」な学級経営ですね。
ゴールを最初から先生がもっているトップダウン型とは違い,受け持つ子どもたちによって,ゴールは変わってくるわけです。
そして,「ボトムアップ」という名の通り,先生も子どもたちと一緒に下に並び,全員と,少しずつ前進していくというイメージです。
※どちらも私が勝手に定義したものです。ご了承を。
どちらの学級経営がいいのでしょうか?
・・・・一概には言えませんね。
どちらもいい面,悪い面があるように感じます。
一見「ボトムアップ型」の方がいい先生に見えます。
理想的な感じがしますが,実際にこんな形で学級経営をしていくというは難しいし,かなりな経験と腕が必要だいうのも知っています。
「トップダウン型」の先生は,横暴な感じがします。
が,頼もしい先生でもあります。
子どもたちや保護者はこんなリーダー的な先生を求めているという面もあり,力強い学級経営を毎年安定してできる先生は,やはり人気があります。
まあ,全ての先生の学級経営が必ずしもどちらかのタイプにはっきり分かれるわけではありませんけどね。
半々ぐらいの学級経営っていうのも多いでしょう。
で,自分はどちらかと考えてみると・・・
以前は強烈な「トップダウン型」だったのが
徐々に緩やかな「ボトムアップ型」になってきている
そんな感じがします。。。。
若さでぐいぐいと子どもたちにゲキを飛ばしていたころから,経験を重ね,少しずつ肩の力を抜くようになり,子どものことをもっとよく見るようになり・・・
って気がします。
しかし今年,6年生担任として,また少し「トップダウン型」にシフトチェンジしているような感じも。
そこら辺がまだ定まっていなことに気付かされて,まだまだ未熟であることが浮き彫りになります。