運動会練習が続いています。
本校も来年度は春開催を検討し始めていますが,どうなることやらです。
今時そちらの方が増えてきているとも聞きます。
私自身経験したことがないので,単純な興味から
「春にやってみたい」
と思うのですが,
「本校の実績があるんです!変えるわけにはいきません!」
と熱く反論する先生もいたりして。
どうなることやらです。
さて
運動会練習に話を戻して。
開会式や閉会式の練習は,子どもたちにとっては正直つまらない練習ですが,必要なことですので,もちろんしっかりとやらなくてはいけません。
毎年思うのですが,
役のある子どもへの個別指導は絶対に事前にしておく!
べきだと。
開会式で役のある子と言えば
・開会宣言
・国旗掲揚
・優勝旗返還
・準備体操
・エール交換
・進行の放送
などでしょうか。
どれも6年生を中心に,それを引き受けた子のがんばりどころです。
そして,開会式の練習を進めていく中で,あっちゃいけないのは,全体練習をしている最中での,この子たちへの個別指導です。
数百人の子どもたちが暑い中に開会式の隊形でがんばって気をつけしているところに
「準備体操の○○くん,名前を呼ばれたら大きな声で返事をしてください。○○くん。」
「はい。」
「声が小さいなぁ。もう一度,○○くん」
「はい!」
「そして,駆け足でトラックの二本目のラインのところまで走って出てきてください」
タッタッタ・・・
「あ~手は腰です。基本です。」
タッタッタ・・・
「そしてそこで直角に曲がる!…うーん,少し丸くなってた!もう一回戻って」
・・・・なんて担当の先生の指導が延々としてしまっては,たまりません。
関係のない数百人の子たちはうんざりです。
準備運動の子もみんなの前で恥ずかしいに決まってます。
練習の効率が悪すぎます。時間がもったいない。
これを防ぐために,個別の指導を事前にしっかりしておくことですね。
そして,全体でさせるときには80点くらいの動きがもうできているようにしてあげるべきです。
たった一人のためにいらぬ時間や空気を作ってしまわないように。
事前に指導をするためには,担当の先生を明確にして,その先生はかなり先を見通して早めに指導するようにしなくてはいけません。
忙しい2学期のスタートに難しいことですが,仕事の優先順位の上位にいれておきたいことですね。
もし事前の指導ができなかった場合は,最低限のこととして,全体練習のときにはもうあきらめて,その後に個別指導をするべきです。