小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

子どもたちに電卓を使わせたら,奇妙な現象が!

2014-02-23 21:32:11 | 授業中の攻略法

少し前,算数で電卓を使わせました。

平均を求める問題で,数字がとても大きくなるやつだったので。

今では,問題によっては「電卓OK」なんですよね。

(それでも,「絶対使わせん!」という反対派の先生も見たことがありますが)

学校には一人一台は十分に足りる数の電卓があります。

電卓を配ると,子どもたちは喜びますね。

そりゃそうでしょうね。
すでに進んでいる学校では、この電卓の代わりにタブレットなんかを配っているんでしょうね。
何年後かは、どの学校もそうなっているんでしょうか。
それはさておき

電卓を手にして、計算を始めた子どもたちの様子を見てみると…
(ん?)
なんか… 変です。
なんでしょう、この違和感。

普通は,電卓って,机に置いて,人差し指あたりでボタンを押しますよね…

しかし,クラスの半分くらいでしょうか。
…電卓の使い方が変なんです。
電卓を両手で持ち、左右の親指でボタンを押しているんです。
思わずつっこみました。

「何?そのやり方?」
「え?何がですか?」
「いや、その持ち方」
「…普通ですけど」
「違うでしょ!!それやりにくいでしょ!!」
「え?やりやすいですけど」

その変なやり方をしている子たちは,それが変だとはまったく思っていない様子。

当たり前のように,親指でボタンを押しています。

絶対変だと思ったけど,その後にすぐに分かりました。

その使い方のルーツが。

これはまさしく,ゲームの影響です!

子どもたちのその手つきは,DSやPSPといったポータブルゲームをしているその手つきそのものなんです!

それが体に染みついていて,ゲームじゃない電卓を使うときにも,自然とそうなっているわけです。

きっとそうです。

「なんか,DSしてるみたいだぞ!」

よく見ると,その「DSタッチ」をしているのは,ほとんどが男の子でした。

これもなんとなくうなずけるところです。

なんとなくイラッときたので,

「違うよ!電卓とはこうやって使うのよ!」

と,意地で訂正しましたが(笑)

さっそくその日の日報にも笑いのネタとして掲載し,保護者に知らせました。

うーん,いやな時代の流れです。