小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

データでいっぱいの重たいパソコンにしないちょっとした攻略法

2009-07-26 08:37:58 | 教師の仕事術の攻略法

パソコンは教師の仕事の必須アイテム。

それをうまく使いこなせるかどうかで,仕事の効率はずいぶんと違う。

パソコンが得意で,事務処理を簡単にしたり,新しい教材を開発している先生もいるし,逆に苦手で四苦八苦している先生もいるだろう。

そんなみなさんに,ちょっとした攻略法の紹介。

クラス向けに作成する様々に文書などには,デジカメの写真を挿入することが多い。

しかし当然,写真を入れるとその文書はデータとして容量が大きくなる。

それを次々と保存していくパソコンは,どんどん重たくなる。

だから,こういった文書もできるだけ容量を小さくして保存したい。

そんなときの攻略法は,これだ!

デジカメ写真は,文書に貼り付ける前に,ソフト「Paint」でサイズを小さくしてから貼り付ける!

である。

実は,デジカメ写真を原型のままコピーして,それを文書に貼り付けたあとに,文書上でサイズを小さくしても,容量はほぼ大きいままなのである。(このやり方で写真挿入をしている人が多いのではないだろうか。)

簡単な手順を示そう。

①挿入したい写真をフォルダから選ぶ。

②その写真上で右クリックをし,「プログラムから開く」で「Paint」を選ぶ。※この「Paint」のソフトはたいていのパソコンには入っている。

③開かれたら,上の「変形」から「伸縮と傾き」を選ぶ。

④「伸縮」のところの,「水平方向」と「垂直方向」の○○%の数字を,小さくし,写真のサイズを小さくする。(必ず同じ数字で)

⑤左側にある,点線四角「選択」から,写真の必要な部分を選択し,右クリック「コピー」する。

⑥文書に戻り,挿入したい部分で右クリック「貼り付け」る。

この方法ですると,先のダイレクトに挿入した写真よりも,1/10も容量を小さくすることができる。しかも見た目の鮮明さは同じである。

容量の大きい写真が貼り付けられてる文書は,保存データが大きいだけでなく,編集するときも動作が遅くなったり,印刷で不具合がでたりしてしまう。

そうならないためにも,ぜひ上の方法を身につけたい。一度してみると,とても簡単である。

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学級で掲げた目標を確実なものにする攻略法

2009-07-25 11:51:45 | 学級生活の攻略法

今までにどんな学級の目標(学級訓・クラスのめあて)を掲げたことがおありだろうか。

よく使われる言葉としては

「元気に」「明るく」「楽しく」「笑顔で」「仲良く」・・・

高学年になりさらに気合いが入ると

「最高の」「努力」「幸せ」「We can!」・・・

どれもいい言葉だ。前向きで,いいクラスにしたいという思いがこもっており,ワクワクする。

しかし,見方を変えると,あいまいでもある。

何をもって「元気」?   何をもって「仲良く」?   何をもって「幸せ」?

どのクラスもこれらの目標に向かっていろんな策を練り,いろんなことにチャレンジし,奮闘する毎日を送っている。

しかし,がんばるからには,もっとはっきりとした目安がほしい。

どこまですれば達成したという,実感がほしい。

そんなときの攻略法は,これだ!

目標は,できるかぎり数値化する!

である。

掲げた大きな目標を,さらに具体化し,それを数値化するのである。

例えば

「元気なクラス」 → 1週間に3回は,クラスみんなで体を動かして遊ぶ!

「仲良しクラス」 → みんな,1日のうちに2人へ「がんばってるねカード」を書いてあげる!

「幸せクラス」  → 毎月の「幸せアンケート」で,クラスの合計ポイントが300pを超える!

こうすると,子どもたちも,目標達成のめやすがはっきりと分かり,そのために何をすればよいかが分かる。目標に向かってがんばろうという気持ちも高まるだろう。

担任としても,自分の主観的な目から「元気なクラスかどうか」を評価すのではなく,数値をクリアできたかどうかで,だれもが納得のいく評価をしてあげられる。

さらに,その数値をクリアするための限定的な取り組みになってしまわないように,クラスの実態に応じて,いくつかの小さな数値目標を掲げるのもいいだろう。

ちなみに,この目標数値化の攻略法は,クラスの目標に関してだけでなく,普段の授業や,委員会活動,清掃活動などにおいても効果的であると感じている。お試しあれ。

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家庭訪問で,失礼なくお菓子をお断りする攻略法

2009-07-24 08:54:09 | 保護者への攻略法

家庭訪問にお菓子はつきものである。

保護者の方々の気持ちだし,準備してくださった手間を考えると,おいしくいただきたいところではあるが,数多くの家をまわるのだから,大変なときもある。

出していただいたお菓子を,その場で遠慮するのも,私は心苦しい。

しかし喜んで食べ続けていると,今度はおなかが苦しい。

事前に通信等で「お菓子のお気遣いは結構ですので…」などと知らせても,やはり出てくる。

なんとか,失礼なくお菓子をお断りできないだろうか。

そんなときの攻略法は,これだ!

お菓子じゃなくて,別に準備しておいてほしいものを,事前にお願いする!

である。

先生を迎える保護者の心理としては,手ぶらで迎えるのが申し訳なく感じるのだろう。

だからお茶やお菓子を準備すると,保護者の方もとりあえずホッとする。

このありがたいお気持ちを,お菓子じゃない別のものの準備にあてていただくのだ。

例えば

○これまでに子どもが作った図工や習字などの作品

○子どもの小さい頃のアルバム

○家族の思い出がつまった何か

○親子で決めた今年の目標

などを,事前のお知らせで「お茶菓子は必要ありません。その代わり,○○を準備しておいてください」と,伝えるのである。

実際こういったものは担任としても見てみたい。

お菓子を食べるよりも,はるかに中身の充実した話題ができる。

これらのおかげで,その子の生い立ちや性格,家族関係などが見えてくるし,そういったものを知ると,今年一年その子を受け持つ担任としてのやる気が一層強くなるものだ。

こういったものの準備をお願いするのは,意外とお菓子よりも大変だったりもするが,お金はかからない。

そして,お菓子より大変だから,これらを準備できたら,もうお菓子は準備しなくなる。

※それでもお菓子が出てきたら,作品やアルバムを見て「もうおなかいっぱいになりました!」などと切り抜けては・・・(笑)

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指導したいことをうまくクラス全体に広げるための攻略法

2009-07-23 10:06:00 | 授業中の攻略法

例えば、体育のマット運動の授業。課題は「後ろ回り」。

グループ活動を巡視している際に、Aグループが両手の平の形やマットへのつき方に注目し、練習方法を工夫しているのを見つけたとする。

この手の平については、後ろ回りを達成する大きなポイントの一つである。

だから、Aグループを個別に誉めるのではなく、ぜひクラス全体にも注意をうながしたい。

「全員、いったん練習をやめて・・・」

と、活動を中断して全体指導することもできるが、この集中して練習できているよい雰囲気まで壊したくはない。

そんなときの攻略法は、これだ!

誉めたい子と一番離れたところへ移動し、そこからその子を具体的に誉める!

である。

こんな場面では、思わずAグループの横で、小声で「いいところに注目したね。」と言葉をかけてしまいがちである。

そうではなく、ちょっと不自然な感じがするが、ちょっと首を伸ばしてのぞきこむようにしながら、Aグループを一番遠くから誉めるのである。

「Aグループ、両手の平に注目しましたね!そこはとても大事ですよ!どんな形をつくればいいか!どんなふうにマットにつけばいいか!見つけたら教えてね!」

こうすることで、この話題は先生とAグループだけの話題ではなく、クラス全体の話題となる。そして

1 他の子たちも「自分はどうだっけ?」と手の形を確認できる

2 形が悪ければ、先生に注意されたわけでもなく、自分で訂正ができる

3 きれいな形ができていれば、間接的に誉められたような気分になれる

4 Aグループは、みんなの前で誉められたようで、個別に誉められるよりうれしい

5 途中で活動を中断することなく、自然と教師がうながしたい注意をクラスに広められる

不思議であるが、先生が「みんな、手の形に気をつけましょうね。必ずこのように…」と、大きな声で指導するより、上のようにだれかに話しかけるような言葉の方が、子どもたちには届きやすい。

コツは、こんな場面では、できるだけ具体的に誉めることである。

「すごいね~!」と誉めるだけでは、他の子にとったは単なる雑音になる。

意図的に、指導したいことを具体的に誉めることで、それはクラス全体を指導することへとつながる。

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クラス写真を撮るときの攻略法

2009-07-22 09:16:29 | 学級生活の攻略法

「クラス写真に,そのクラスの形が表れる」

と言えば,ちょっと言い過ぎのような感じではあるが,やはり写真の印象とは大きい。

だから,年に何回か撮るクラスの集合写真は,できるだけいい写真にしたい。

しかし,そんな教師の思いとはうらはらに,撮影のときはめんどくさがる子やふざける子がいるものである。また,30人近くがぱっときれいに並ぶのは難しい。結果,まとまりのない写真になってしまうことも。

こんなときの攻略法は,これだ!

学期始めに,クラス写真を撮るときの並び方と掛け声を決めておく!

である。

まず並び方。

基本,横に3列だろう。30人学級なら10人ずつ3列。その1列は,生活班5人を2班ずつ,などとすると子どもたちも覚えやすい。名簿順とするとさらに覚えやすい。

さらに,そのクラスの雰囲気にもよるが,男子と女子を交互に並べるようにするとよい。

男子と女子が別れた写真が多い中で,とても仲のよいクラスに見える。

並び終わったら,仕上げに「中央の○○さんにもっと近づいてごらん」というと,全体が中央にぎゅっとまとまる。

次に掛け声。

基本,語尾が「い~」と伸びる言葉を掛け声とするとよい。そうすると,自然と口が横に開き,みんなが笑顔の写真になる。

「せーの!」「ポッキ~~~!」

コツは,クラスみんなが共通で好きな「○○い~~!」を見つけることである。

私は,クラスの子どもの名前を掛け声にしたりしていた。

「いつもくだらないダジャレを言うのは?せーの!」「たかし~~!」

こうして撮れたいい写真は,ずっと残るものである。

学期始めに,この形をクラスで決めておけば,いざ遠足やお楽しみ会などでクラス写真を撮ろうとなったときも,パッといい写真が撮れる。

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