小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

教師の年齢のことをしつこく聞いてくる子への攻略法

2009-07-21 14:09:35 | 「教師-子ども」関係の攻略法

「先生、何歳?もう○○歳でしょ~」

若いうちはいいが、年齢が気になるころになると、避けたい話題である。

しかし、この質問にムキになってシドロモドロになったり、

「そんなこと聞くのは失礼です!」などと叱りつけてもバツが悪い。

冗談で若い年齢を気取れば、子どもに笑われる。

こんなときの攻略法は、これだ!

「早く年をとりたい」という意外な答えを、あっけらかんと答える!

である。

もしいじわるな顔をしながら子どもが聞いてきたら、あっけらかんとこう答えよう。

先生ねー、早く50歳くらいになりたいんだー。すてきに年をとれる大人になりたいよねー

「50歳」の部分は、実際の年齢に応じて「60歳」「70歳」… などでもOK.コツは、上の空のようにして、あっけらかんと答えることである。

子どもは、「先生が年をとる=笑えるネタ」と思っているから、この意外な答えに驚く。

そして、笑えないと判断したら、この話題にはもう興味がなくなるのだ。

もちろん、普通にズバッと実年齢を答えて、「あまり年齢の話題には触れないように。マナーだよ。」と教える方法もあるが、これくらいの遊び心で子どものリアクションを楽しむのもよい。

人気ブログランキングへ


今,多く使われている間違った日本語を使う子への攻略法

2009-07-20 17:30:11 | 学級生活の攻略法

「うざい」「キモイ」「KY」・・・

テレビの影響が一番大きいのだろう。

子どもたちは,学校でも競うように間違った日本語を乱発したがる。

教師としてこれを野放しにしておきたくはない。

そんなときの攻略法はこれだ!

その言葉はすでに時代遅れであることを教える!

である。

そのような言葉を得意気に使う子がいたら,こう教えてあげよう。

「今言った言葉,けっこう前にテレビで流行ってたよね。でも最近は,もう古いから使わなくなってるらしいけど,先生,久しぶりに聞いたなぁ。」

実は今でも若者が多く使っていたとしても,こう言うのである。

さらに,少し鼻で笑うような感じで

「ねえ,○○さん。だよね。」

などと,つられて「はい。」と言ってくれそうな子に,あいづちを求める。

今どきの子どもたちは,何よりも「時代遅れ」であることを嫌がる。情報化社会の影響だ。そこを利用するのである。

ふさわしくない言葉や態度は,「時代遅れである」と指摘してあげる。

そして,「今はだんだん若い人たちの間でも,正しい日本語を使う方がかっこいいって,言われ出してるんだよ。」ぐらい,諭してもよいだろう。

人気ブログランキングへ


プリントやドリルなどの練習問題に意欲的に取り組ませる攻略法

2009-07-20 08:11:32 | 授業中の攻略法

特に算数など,授業の内容によって,その時間は習熟のためにプリントやドリルの練習問題に取り組ませたい場面がある。

1時間集中してたくさんの問題を取り組めればよいが,なかなかそうもいかない様子の子も多い。

そんなときの攻略法は,これだ!

問題を解いたら,黒板に名前を書くシステムをつくる!

である。

要するに,自分ががんばったことが,目に見える形で表れることが,子どもはうれしいのである。

コツは,できるだけスモールステップで問題を区切って,たくさん名前が書けるようにしてあげるとよい。

例えば,黒板に

「ドリル25の①~⑤」→「ドリル25の⑥~⑩」→「プリント№1」

などと数問ずつの枠を作って,「その問題を解き終わったら,その枠の中に名前を書きにおいで」と,指示を出すのである。

こうすると,机に座りっぱなしでなく,子どもにもメリハリができ,何より,がんばれば自分の名前がたくさん黒板に並ぶので,子どもたちは意欲的になる。

しかも,教師側から見ても,黒板を見れば,よくできている子と,つまづいている子とが発見できる。支援もしやすくなる。

このシステムに子どもたちも慣れてきたら,加えて,答え合わせのシステムや,間違い直しのシステムも工夫して織り込むとよい。

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ


図工などの後片付けを早く・確実にさせる攻略法

2009-07-19 07:38:00 | 授業中の攻略法

子どもたちが大好きで熱中しやすい図工の絵画・造形活動。

終了5~10分前になり「片付けを始めましょう」と指示を出しても,なかなか片付けは進まない。それはそうであろう。

そのうちきちんと片付けを始め出す子と,まだまだ図工をしている子が出てきて,チャイムが鳴っても教室は雑然とした状況・・・

こんなときの攻略法はこれだ!

片付けをグループ活動にし,合格を受けるまで連帯責任をもたせる

である。

指示の出し方としてはこうだ。

①片付けを始める前に,必ず作業を一旦やめさせ,前を向かせる。「片付けの仕方を説明します。」

②道具の片付け場所などを一つずつ説明する。「マジックは,黒板前の箱に入れます。」「ゴミは,後ろに貼ってあるゴミ袋に入れます。」

③後片付けのルールを説明する。「グループ活動とします。班長はグループ全員が片付けが終わったら,先生を呼びなさい。テストをします。紙切れ一つ床に落ちていても不合格です。合格をもらった班から,休み時間とします。さあ,どのグループが早く合格できるかな?」

こうすることで,子どもたちはグループの友だちに迷惑はかけらないと,片付けをしっかりせざるを得なくなる。

さらに,複数の子で取り掛かることで確実性も増す。

さらに,おもしろくないはずの片付け活動が,先生の合格をもらえるゲームのような活動になり,子どもたちもやる気が出てくる。合格がもらえたときは,「イェーイ!」と,グループ内の連帯感が生まれるものである。

肝心なことは,テストをすると言った以上,合格の基準は公平にすること。

「一発合格がもらえたら,片付けのプロだな。」などと,やる気を高め,楽しい活動になるような言葉掛けを工夫すること。

である。


手早く帰りの会を始め,終わらせる攻略法

2009-07-18 16:39:23 | 学級生活の攻略法

一日の授業が終わり,帰りの会を始めようとする。

教師としては早く子どもたちを下校させて,放課後の仕事に取り掛かりたいところ。

しかし,この時間帯の子どもたちの行動は遅く,ランドセルを取りに行くゴチャゴチャとした雰囲気でいらぬ時間が過ぎていく・・・

そんなときの攻略法は,これだ!

最後の授業が終わったら,そのまま間髪入れずに帰りの会を始める!

ランドセルは「さようなら」をした後に,取りに行かせる!

である。

授業が終わってから,帰りの会前に子どもたちを机から離してしまうとだめ。

こうすることで,時間的なロスもなく,授業のある程度落ち着いた雰囲気のまま帰りの会ができる。

「さようなら」をしてしまえば,教師も子どももフリーな時間になる。

早く帰りたい子は帰る準備を急ぐし,まだ友だちと話足りない子はちょっとした休み時間が取れる。

あまりにグズグズする子がいる場合は「~時までには帰りなさいね。」と約束をすればよい。