小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

運動会を通して見えるもの

2017-09-13 21:39:38 | 教師力UPの攻略法
本校も運動会練習が毎日続いています。
私にとってはこの学校に赴任して初めての運動会。
そして久しぶりに担任として臨む運動会です。
やっぱり、運動会やその練習に、学校の今の本当の姿が表れるという面はありますね。

子どもたちにどれだけの力がついているか。
職員がどれだけ優れた指導をできているか。
学校としてどれだけまとまっているか。
地域や保護者の協力する姿勢はどれくらいか。

こういったものが、露骨に見えます。
私も、久々の担任として子どもたちと一緒に主体的に関わりながらも、同時に初めての運動会で学校の姿を見ようと、一種の客観的な見方をしながら臨んでいます。

「聴覚優位」先生の間違いに気付かず音読する子どもたち

2017-09-11 21:58:59 | 授業中の攻略法
国語で詩を読みました。
色んな形で音読をしますが、最初は
「先生の後を付けて読みましょう」
として、一行ずつ、私の「お手本」の後に子どもたちが真似して読む形をとりました。
先生「ぼくは川」
子ども「ぼくは川」
のように。

そうして… 読み終えました。
読み終えて、
「…ん?」
私は、一部分読み間違えたところに気付きました。
単純な文章でしたが、うっかり間違えて音読してしまいました。
でも…「お?」
とてもスムーズに読み終えました。
ということは、子どもたちも私の間違いをそのまま音読していたということです。
「ねえ、先生が間違えちゃったところ、気付いた?」
「え?」「どこ?」
やっぱり気付いていませんでした。
「ほら、〇行目の、~って文章、先生は~~って読んじゃったでしょ」
「あぁ、本当だぁ」
「気付かなかった~」

ということは、子どもたちは教科書を目で見ながら読んでいても、耳から入る音声の方を頼りに読んでいるということですね。
「視覚優位・聴覚優位」
という学習に関する話は私もいくらか聞いたことがありますが、目の前で明らかに「聴覚優位」が表れた場面を見ました。

厳密には個人差があるでしょうし、そのときの状況、発達段階など色んな条件が関わるところでしょうが、今回の音読に関しては、子どもたちにとって「初見の文章」だったことが大きかったのかもしれません。
「先生!間違えてますよ!」
みたいにつっこんでくれる子がいる方が頼もしいのですが、どの子も先生の声に頼りっきりであることが分かり、
(こりゃ責任重大だ)
と、間違えたことを申し訳なく思いました。
これからは簡単な文章でももっと緊張感をもって
読みたいと思います。

もしかしたら、他にも間違ってたところがあるかも…!

2学期が始まってから数日、子どもたちがなんか変だ!

2017-09-08 21:25:59 | 学級生活の攻略法
朝のことです。
始業前、8:00。
朝の会が始まる8:15まではまだまだ時間があります。
いつもなら教室はまだ子どもたちが遊んだりおしゃべりをしたりしていて騒がしい雰囲気の時間です。
ところが…

2学期が始まってからの数日、この時間に教室がシーンとしています。
子どもたちが全員もう席に着いています。
一人残らず全員。
座って何をしてるかというと、別に何もしていません。
黙って座ってるだけ。
教室に入ってきた私は…
「あら?」
私が朝の会の時間に遅れてしまったかと焦りましたが、そうではありませんでした。
「…どうしたの?」
と尋ねても
「いや…」
みたいな感じで特に反応なし。

時間になっても席に着かない子たちに困ったことはありますが、着席が早すぎる子たちに戸惑うのは初めてです。笑
悪いことしてるわけじゃないから別にいいのですが、何となく私もその雰囲気がムズムズするような気がして、
「まだ時間あるよ~」
と。
すると、「はっ」としたような顔で何人かの子が周りの子と話し出したり、席を立ったりし出しました。
でも相変わらず座ったままの子も。
そんなお利口さんばかりじゃないはずなのに、どうしちゃったんでしょう。笑

もしかしたら…
①長い夏休みで学校生活のリズムが狂っている
②2学期のスタートで、何らかの理由で緊張している
③遊ぶ元気やテンションがさがってしまっている
④2学期へのやる気が「早く席に着く」という形で表れている

どうでしょうか。
①なら、時間がたてばいつも通りに戻るでしょうから心配はいりませんね。
かわいいものです。
②なら、過度の緊張をほぐしてあげる必要があります。
でもうちのクラスではないかな…
③なら、これはなかなかな危険信号です。
小学生が休み時間に遊ばなくなるのはかなり不自然です。
早急にメスを入れる必要がありますが、朝以外の時間を見ると元気に遊んでいるので、こちらもないかな。
④なら、感心です。
ちょっとやる気の表し方が不器用な感じもしますが、4年生ならありえるかもですね。

さて、どれなんでしょうか。
明日以降の朝の様子もじっくり観察したいと思います。

夏休みに仕事をサボった私を救ってくれる人物が!

2017-09-06 21:42:22 | 教師の仕事術の攻略法
実は私、夏休みの8月に学校に出勤した日は、たったの1日だけなんです…
長期の企業研修に出たのと、たっぷり休みをとったのとで。
おかげでこの2学期がずいぶん出遅れています。笑
当然のツケですね。
9月1日に久しぶりに学校に行くと、山ほど仕事がたまっていました。笑
他の先生は夏休み中に消化できた仕事も、私は9月1日の勝負です。

加えて、今年赴任した学校なので、それらの仕事も初めて手を付けるものばかりで、いちいちノウハウが分かりません。
そうなったとき、私は1つの作戦を立てました。
それは、どの仕事も隣のクラスの初任者と一緒にする、という作戦です。
どうみても「作戦」とは呼べない、情けないやり方です。笑
ですが今の私にはこれしかありません。
だって、初任者の子は感心に夏休み中もちゃんと出勤していて、仕事も進めていたんですもの。
周りのベテラン先生とのコミュニケーションも豊富で、情報収集もできてますので、この子が頼もしいパイプ役です。

子どもたちの作品出品の処理、運動会に向けた準備…
全部、初任者に聞きながら一緒にしています。
「足並みの揃ったなんて素晴らしい学年だろう!」
そう言い聞かせながらやっていますが、本当は私が一方的に助かっています。

2学期最初の授業でぜひやってあげたいこと

2017-09-04 22:36:26 | 授業中の攻略法
いよいよ2学期の授業も本格的にスタートしますが、このスタートに際して、
「子どもたちにも今学期の学習の見通しをもたせる」
ことは大事かと思います。
教師側が今学期の学習の見通しをもち、いわゆる指導計画を立てておくのは当然の準備です。
それを子どもたちと共有しておくわけです。
だから最初の授業(もしくは最初でなくても早い段階に)で、
「じゃあ今学期どんな学習をするのか、先に見てみよう」
として、教科書の主なページをどんどん開かせていきます。
「123ページを開けましょう」
「単元名を読みます。さんはい」
「ここでは、福祉に関する学習をします。自分たちで関心のあることを見つけて、色々な方法で調べていき、最後には発表会を開きます。」
すると質問
「グループで活動するんですか?」
「そのつもりです」
「盲導犬とかもいいんですか?」
「よく知ってますね。もちろんです」
なんて声が上がることもあるでしょう。
これは子どもたちの関心を表すもので、先を見通せたことになります。
やる気のある子は、「こんな学習があるんだ」とつかむだけでなく「そうだ、おうちに盲導犬のことが載ってる本があったな。探しとこう」
なんて動き出すこともあるかもしれません。

先が見通せたら安心するものです。
教科書の先をめくらせることぐらい、時間も手間もかかりません。