小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

きっと2学期に怯えている子もいるはずだから

2017-09-01 22:05:10 | 学級生活の攻略法
さあ、2学期のスタートです。
夏休みの間(毎年のことですが)更新が滞っていたこのブログも、またペースを取り戻したいと思います。
よろしくお願いします。

この9月1日は
「子どもの自殺が最も多い日」
だそうですね。
夏休み明けの学校がいかに子どもたちにとってハードルが高いが伺えます。
以前に
「学校に行かなくてもいいんだよ。図書館においで」
というメッセージが反響を呼んだこともありましたね。
今年も、子どもたちはそれぞれに多様な思いをもってこの9月1日を迎えていることでしょう。

担任としてどう子どもたちを迎えるべきなのでしょうか。
子どもたちは一様ではなく「それぞれに多様」であるから、先生のスタンスも「こうあればいい」
という明確な答えがあるわけではないでしょう。
そこが難しいところです。
これから始まる2学期にやる気満々の子もいれば、これから始まる2学期に怯えている子もいる。
そんな多様な子たちをまとめていく難しさを、まずはこの新学期のスタートに感じることでしょう。

しかし、子どもたちが行き着く先として最悪な所を「自殺」と見るならば、まずはそれを絶対に阻止しなくてはいけません。
だから、多様な子どもたちの中に、そんなメッセージを発している子がいないかを丁寧に探すこと。
そしてこの「探す」作業そのものがまた難しい。
そんな深刻なメッセージは包み隠している子も多いはずです。
じゃあどうするか。
やはり基本は
「会話」
でしょう。
この新学期のスタートに際して、先生に求められるのは、子どもたち一人一人と可能な限り会話をすることだと思います。
話の中身は他愛のないことでもいいですが、もし知っているならその子が好きなことの話がいいでしょう。
そしてこの会話における先生の役目はもちろん「聴く」ことと「見る」ことです。
その子の声や表情から、今何かしら不安を抱えていないか、読み取ってあげることです。

新学期のスタートは、大量の宿題の処理や学級事務で確実に先生はバタバタとします。
それに追われて、不安を抱えている子たちが見過ごされてしまっては、これは悲劇です。
そんなことは絶対に避けないといけない。
来週一週間、私も厳密にカウントしようと思います。
毎日、誰と何回会話したか。