もっと乗りた~い,自転車に!

自然の中をロードバイクで走るのが大好き。現在の愛車ははPINARELLO GAN-RS(2016)。

SONGS 松田聖子Part1 Part2

2010-05-31 | 音楽
5/19日と26日の2週に掛けてデビュー30周年の松田聖子を特集。大変に結構でした。3月にも「SONGS プレミアム」で彼女の歌を聴いて,「松田聖子ってこんな歌うまかったのか!」と思いブログでも記事にしたところですが,今回も再認識させられました。ちゅうかこの3月まで彼女の歌を上手いと思って聴いたこと一度も無かった。関心も無かったし・・・

ところが聴いてみれば今回も上手い!特に声の艶と伸びが素晴らしい。松田聖子は今が旬だ!と言いたい所ですが,過去の映像を見ると2005年くらいの時期が声,容姿ともにいちばん脂がノッていたかもしれません。なんだか今頃になるまで彼女の良さに気付かなかったのが惜しいなー。
さて今回の放送で特に気に入ったのは…
「いくつの夜明けを数えたら」
    30周年の新作。彼女自身が作詞作曲。
「SWEET MEMORIES」
    この記事の写真がそれ。たっぷりと聴かせてくれる。バックの演奏も良い。
「制服」
    「赤いスイートピー」のB面としてリリースされた曲。
    なんと作曲はあの…。ご存知の方いましたか?
「瑠璃色の地球」
    スケールの大きい曲。名作と言っても良い。
    こんな曲を歌いこなす松田聖子はもう一級のシンガーじゃないか。

SONGSプレミアム 松田聖子

2010-03-18 | 音楽
3月12日(金)の夜にNHK‐hiで放映された番組を昨晩見ました。いやあ,松田聖子ってこんなに唄上手かったんですか??
20代のころの映像も流れましたが,明らかに今のほうが上手い。まず声量が豊か。若いころの声は細い!今の声は伸びやかで,何といっても「艶」がある。いいなあ。いいじゃないですか。
この日の番組は過去のNHKで放映された映像を編集したものでしたが,改めて聴くと楽曲も良い。ほとんど松本隆が詩を書いてるし,細野さんが曲を書いてるのもあった。スタジオセットも,演奏も良かった。特にストリングス(バイオリン)が良かったなあ。
ラスト3曲は彼女自身が詩と曲を書いたものでしたが,「あなたに逢いたくて」という曲は字幕の詞を読むに,元夫神田正輝氏のことを書いたものでないのか?切々と歌い上げる姿に,グッと引き込まれてしまいました(汗)。

再放送情報 MASTER TAPE -荒井由実“ひこうき雲”の秘密を探る-

2010-02-17 | 音楽
1月19日の記事で書いたMASTER TAPE -荒井由実“ひこうき雲”の秘密を探る-が再放送されるそうです。さる方からのコメントで教えていただきました。折角ですので告知させていただきます。
日時:2月19日(金)23時より。
チャンネル:NHK BS-2。
お見逃しの方はこの機会に…。とても良い番組です。

佐野元春のザ・ソングライターズ「松本隆」。

2010-02-09 | 音楽
佐野元春のザ・ソングライターズ「松本隆Part1」「Part 2」は2月4日にNHKで放映された。たぶん再放送だと思う。会場は佐野元春の母校である立教大学の教室。ちょっと時間が経ったけど本日視聴。

面白かったのはPart2の松田聖子論。松本さん曰く…
「詩も曲も全然優しくないのに,自分流にポンと消化しちゃう」。
「レコーディングの直前に曲を渡すんだけど,3回練習したら,次は3テイクぐらいでできちゃうんだもん」。
「普通の人には出来ない。その消化能力の速さは平たく言うと天才」。

それから「天国のキッス」は松本さんの詩に細野晴臣さんが曲を書いていたんですね。そして「制服」の曲はなんと松任谷正隆。
さらに「ハートのイアリング」は,佐野元春がHolland Roseというペンネームで作曲を手がけていた。佐野元春曰く,「ちょっとしたブルーズの要素。翳りを自分なりに入れてみました」。番組中で曲が流れたけど,改めて聴いてみるとなるほど。

面白かったのは佐野が話したエピソード。あるとき松本さんに喫茶店に呼び出されて開口一番こう言われたと。
「佐野君。松田聖子プロジェクトというのはね,NO.1でならなければならないんだ」。
「ハハハ…。それ嫌なやつだね(笑)」。

佐野元春はちょっとカッコつけな感じがしてあまり好きじゃなかったけど,インタビューを聞いていると頭脳明晰で言葉のキレも良く,相手の言葉を真摯に聞く姿には好感が持てた。

MASTER TAPE -荒井由実“ひこうき雲”の秘密を探る-

2010-01-19 | 音楽

この番組はNHKBS‐2で16日(土)に放送。荒井由実のデビューアルバムである「ひこうき雲」(1973)に参加したミュージシャンたちが,そのマスターテープを聴きながら当時の様子や今聴きなおしての印象。録音にまつわる話などを語ってゆくという番組。

テレビでこの番組の予告を見たときから嬉しかった。よくぞ取り上げてくれた,という感じ。荒井由実については06年に一度
書いたけど,「ひこうき雲」は彼女の最高傑作だと思う。楽曲,演奏,アレンジ,録音すべてのレベルが高く,37年が経過した今でもまったく色褪せていない。

某スタジオの調整室に松任谷夫妻,細野晴臣,林立夫らのミュージシャンに加え,当時のレコーディングディレクターとエンジニアが集合。

再生された曲は「返事はいらない」,「ひこうき雲」,「きっと言える」,「紙ヒコーキ」,「曇り空」など。このアルバムは当時先駆的だった16チャンネルで録音されているが,本記事の写真にもあるとおり,トラックごとに何の楽器が使われているのか画面に表示されたのが嬉しかった。
主に正隆さんがその場をリードして,「ギターとボーカルだけ聴かせて下さい」とか,「次はボーカルだけで」。「ピアノだけで」とエンジニア氏へ注文してゆく。元の曲と大きく違った雰囲気が出てすごく面白かった。

あいだあいだには各ミュージシャンや関係者の証言も入り,これも聞きどころ。アルファスタジオの社長も出てきた。
久しぶりに揃ったメンバーが「ひこうき雲」を即興で演奏するという場面もあった。ドラムの林さんがすごく嬉しそうだった。ボーカルの由実さんは高音域で声がかすれてしまっていたが,「これを機会に純粋キャラメルママコンサートしましょうよ!」と,やはり嬉しそうだった。

僕が観ていて最も良かったのは,「きっと言える」のシーン。エンジニア氏の提案で,細野さんのガットギター&由実さんのボーカルの2チャンネルのみを再生。これがすごく良かった。演奏した本人たちも素の表情になって聴き入り,「いいねえ」。「いい音だわ~」。「すごい気持ちいい」。
とにかく音的に洗練されているのには驚き。細野さんのギターは氏が言うようにボサノバ的。非常に滑らかで心地良い。曲の後半はもう1チャンネル加わってサックスも入ってくる。これも良かった。
細野さんいわく,録音時の譜面にはコードしか書いてなかったとか。それであんなにカッコいい旋律を弾いてしまうとは…。

参加者たちの会話も盛り上がって,その場の和やかな幸福感が伝わってくるようだった。番組を観ている僕もとても嬉しかった。由実さんは,「これもみんなで聴くからこその愉しさですねー」と言っていた。みんな頷いていた。早くもこれは2010年最高の番組じゃないか。
 


ジャケ買いCD。

2010-01-08 | 音楽
僕はrokin'onという音楽雑誌を20歳のときから買っているのですが,その雑誌のCDレビューのページで見て「ジャケットかっこイイな」と思って即買いしたのがLemonheadsの“It's a shame about Ray”(1992)。英字の書体も気に入った。確か買ったのは当時良く行っていた池袋の外盤屋だったと思う。
構成は基本的に4ピースのギターバンドで,このアルバムは3分くらいの即興的な曲が多い。サウンド的には総じてギターポップ。中にはギターとピアノのアコースティックな曲もあって自分好み。いちばんカッコいいのはラストの曲‘Mrs Robinson’。サイモン&ガーファンクルの曲をアレンジしたものでセンスが良い。

DVD「オレたちひょうきん族」

2009-12-18 | 音楽
「オレたちひょうきん族」は80年代お笑い番組のチャンピョンでしょう!
毎週土曜日の8時が楽しみだったなあ。
DVDは1981年から1989年の分全5巻が出ていまして,僕が持っているのは第2巻で1983~1984年のもの。
内容は…
①タケちゃんマンVSブラックデビル,ナンデスカマン。
さんまのキャラの中ではナンデスカマンが一番好きだったのでこれを買ったのです。
②ひょうきんベストテン
③ひょうきん懺悔室
④帰ってよシリーズ
伸助とさんまのこのシリーズが僕は好きだった。
⑤ひょうきんプロレス
⑥ひょうきん絵かき歌
⑦フラワールームより愛を込めて…などなど。
DVD3枚に6時間以上収録されているので見応えも充分。たけしやさんま,伸助の他にも片岡鶴太郎,山田邦子,西川のりお,コント赤信号,ヒップアップなどが出演。

RUSH “PERMANENT WAVES”

2009-12-15 | 音楽
RUSHはカナダのプログレッシブロックバンド。プログレ好きの自分にとってはGENESIS,KING CRIMSON,PINK FLOYDと並ぶ四大バンド。
RUSHの詩は宇宙や神話を題材にしており,サウンドも繊細にして壮大。英国のバンドに比べると,やはり大陸のバンドらしくドライな感じがする。変拍子も自分好み。
僕にとってのRUSHのベストは1980年リリースの“PERMANENT WAVES”。リマスター盤が去年出たので買った。音源としては高校時代に友人に借りたLPを録音したカセットテープ→就職してからすぐに買ったCD,に次いで三つ目。
聴いてみるとやはり音の広がりや密度が違う!4曲目の‘ENTRE NOUS’(直訳すれば「私たちのあいだに」ですか)は,なんて知的で理性的なラブ・ソングなんだろうと思う。うあぁ…。書いてたらまた聴きたくなった。

フリッツ・クライスラー 小品集 Vol.1

2009-12-10 | 音楽
およそ80年前にクライスラー自らが演奏した音源が92年に東芝EMIから発売された。「愛の喜び」や「愛の悲しみ」など馴染みのある曲をはじめ15曲が収録されている。3分程度の短い曲が多いのでその意味でも聴きやすい。
クライスラーの演奏はノーブルで馥郁たる表現に富んでいて素晴らしい。じっと耳を傾けていると演奏している場の空気が伝わってくるよう。
録音が古いのでノイズが多いがモノラルの暖かみを感じる作品でもある。Vol.2も出ているのが,Vol.1のほうが自分としては好み。

DYNAMITE SOUL WADA AKIKO

2009-12-08 | 音楽
“DYNAMITE SOUL WADA AKIKO”は,1970年前後に彼女がやっていたソウルフルな曲を集めたアルバム。タイトルどおり,ダイナマイトでパワフルな歌がギッシリ詰まっている。
以前クルマの中で聴いていた時,「おー,すげー」と大音量にしてしまって救急車接近に気付かないことがあったので,自分的には要注意の一枚。
‘どしゃ振りの雨の中で’や‘スピニング・ホイール’などの5曲はLIVE音源を使用しており,観客の拍手で盛り上がっているステージの熱い臨場感が伝わってくる。
保存されていたマスターテープが良かったのだろうか。スタジオ収録の曲も含めて音(録音)も非常に良い。

Sarah Vaughan “Crazy And Mixed Up”

2009-12-04 | 音楽

その昔,部屋でNHK-FMを聴いていたらこの人の曲‘Autum Leaves’が流れてきた。ジャズのスタンダード「枯葉」だ。しかし彼女はこの曲を原曲の姿がほとんど分からない程に壊しまくり,歌詞をまったく使わない「スキャット」という唱法で歌っている。テンポもかなり速い。Roland Hannaの流れるようなピアノをバックに,時に唸るように力強く,そして伸びやかに歌うサラ。
初めて聴いた僕は,「な,,なんだ…この曲は!」「凄すぎる!」と驚嘆。さっそく翌日にはCDを買ってきて,スピーカーの前に鎮座して聴きまくった。
82年リリースのこのアルバムは楽曲,録音がとても良く,サラの作品の中ではいちばん好きなもの。ギターを弾いているJoe Passも名手!


ジャケ買いCD。

2009-11-24 | 音楽
SONNY CLARKについてはほとんど知識が無かったが,CD屋で見るたびに「ジャケット格好イイなあ」とずーっと前から思っていたので,確か今年の1月に渋谷のタワレコで購入。“Cool Struttin'”はBlue Noteレーベルから58年にリリースされた作品。SONNY CLARKがピアノ。ART FARMERがトランペット。JACKIE McLEANがサックスをやっている。ベースとドラムの二人の名前は知らないのでパス。
ジャケ買いしたLPやCDは中身も良い,というのは音楽好きな人たちのなかでは共通の経験則であり,このCDもとても良かった。願わくはLP盤でも所有したかったアルバムのひとつ。


THE ROOSTERS ‘Case Of Insanity’

2009-11-22 | 音楽
人間というやつは,否,僕という人間は,あっという間に堕ちるところまで堕ちてしまう。アルバム“INSANE”は81年のリリース。学生時代にダビングしたカセットのケースはすでに無く,手製のインデックスとTDKの安いテープに録音が残るのみ。‘Case Of Insanity’は今の自分が聴くにぴったり。
自分でも覚えてないが,なぜかPantaの‘マーラーズ・パーラー’も同じテープのB面に録音してあって,これも聴いていてたまらなくなる。

THE ROOSTERS “Φ PHY”

2009-11-21 | 音楽
今日はこれを聴いている。ルースターズの傑作であり,ボーカルの大江慎也が精神的におかしくなり始めた頃にリリースされたアルバムで,大江在籍の最後のアルバム。1曲目に収められている‘Venus’は繊細な透明感と危うさが入り混じった,何度聴いてもたまらなくなる曲だ。
実は大学時代に学祭の野外ロックで観た。寒空の夜のステージ上で華奢な体にヨレッとした白いシャツを着て歌う大江は,すでに危険な感じがした。後ろから人波の凄い圧力に押し潰されながら,僕は何かすごいものを観ている感覚を覚えていた。
お金の無かった頃なので,西荻窪の貸しレコード屋でルースターズのアルバムをありったけ借りて陽の当たらぬ4畳半の部屋で聴いていた。
“Φ PHY”は03年にCDで発売されたがすでに生産中止になっているらしく,
amazon.では中古物が12,800円で出品されている。妥当な価格であって,僕もダビングしたカセットテープを持っていなかったら迷わず買っていただろう。