いろんな音楽映像を観ていると,ピアノの弾き手がアップになる場面があるのですが,やっぱりSteinway&Sonsの音は良いですね。音の響き,透明感,伸び。全てにおいて他のものとは断然違うような気がします。
音大でピアノを専攻したヒトにその話をしたら,「Steinwayは別格。まるで自分が上手くなったように,良い音が出る」と言ってました。やっぱりねー。
音もそうですけど,映像を見ていると,塗装の艶もまた良いんですよー。カエデなどの硬質な木材を使っているそうで,見ているだけでも,まさに芸術品。バイオリンもそうですけど,楽器って塗装の良し悪しで音も決まるんですよね。
ウィキで調べたら,「神々の楽器」と言われるそうです。コンサート用のグランドピアノは約1,000万円くらい。いやあ,すごいなあ。
昨日の日曜は朝から風が強くて,自転車乗るのパスしてしまいました。なんか日和見だな~。
ところで半年くらい前のコトになりますが,長年使っていたVAIOのノートがイカれてしまったので,この際趣向を変えてデスクトップを買ってみました。ozzioというONKYO製の本体に,BENQのフルHD21.5インチモニター。販売店にメモリーを持っていって,自分が撮影した写真をモニターに写してみたら,想像以上にキレイで,しかも安かったこと。外付けスピーカーを付ければyoutubeで音楽をバンバン観られることに惹かれたのです。
実際使ってみて大正解。小さいながらも結構な出力のスピーカーとで,かなりの迫力で楽しめちゃいます。本体のほうもサクサク動くし,HDDの容量もたっぷり。値段的にも合わせて8万円と,かなりのお買い得でした。
画像は宇多田ヒカルちゃんの“Goodbye Happiness”。曲も映像もすっごく良いです。再生回数はすでに800万回を超えました。
ちょっと前のことになりますが,ボーナスが出たので,古くなったヘッドフオンを更新しようと家電量販店へ行きました。もちろん普段はスピーカーで聴いてますけど,寝る前に布団で聴くにはやっぱりヘッドフオンなんです。
audio technica(←今まで使ってたのもコレ)のものをいくつか聴いてみた結果,クリアな音と中低音のふくらみが気に入ったES7というモデルを購入しました。発売は2005年。定価18,900円のが14,000円になってました。家に持って帰ってきて聴いたところ,お店で聴いたのよりも硬質な音がします。これはエイジングが進めば,きっとマイルドな音に変わると思います。
買った後で見るのもなんでしたが,amazon見たら10,132円で売ってるじゃないですか!!ショック~。まあでも,試聴だけさせてもらって買わないってのも無いですからね…。まあいいっか(^^)。
しばらく前にNHKで放映された番組なんですけど,良かったです。なかなか見られない映像も満載。番組は,普段のトレーニングと最近のステージの様子。それとバックステージの映像で構成。いやはや…,郷ひろみがこんなに自己管理に厳しく,ストイックな人だったとは…。
ジムには毎日通ってトレーナー付きの筋トレ&加圧トレ。その後また別のジムに行って有酸素運動をするっていうんだから半端じゃないです。筋肉質で無駄のない肉体と,ステージ上の激しい動きを見ていると,とてもじゃないけど55歳とは思えない。ダンスを指導している振り付け師は,「毎年進化しているのがコワイですよね」と感心しながら笑っていた。
1泊2日人間ドック終了時の医者との面接にカメラが入り込んで,「郷さんの肉体年齢ってどれくらいなんですか?」と聞いた答えは,「20代後半でしょうね。アスリートと同じです」。
いっぽう,長い付き合いだという幻冬社の見城社長とのプライベートな会食シーンではかなり厳しいことを言われていたり。
「君はそうやって自分でセットしたハードルを乗り越えてゆくことに喜びを見出しているのだろうが,いったい何のためにそんなことをしているのか?もっと普通になろうとは思わないのか?ハッキリ言って君は芸能界にも友人は少ないし…」
「いや,ていうかいないよね。」
「結婚にも2度失敗しているしね。君は自分で設定したハードルを乗り越えたと思っても,それが終わるとまた新たなハードルが欲しくなる。その繰り返しなんだ。そういうことの連続からもう降りようと思ったとき,君には普通の幸せが訪れるんじゃないのか」
「うーん。そういうことは考えたことがなかったよね…」
先日NHKで放送した番組「宇多田ヒカル~今のわたし~」を昨夜観ました。いやー良かったなあ。僕が彼女の音楽を聴きはじめたのは昨年からなので,あまり大きなコトは言えないですけど,彼女の人柄の良さも伺える番組でした。
昨年いっぱいで音楽活動の停止を宣言。そのことについて,彼女はクリス・ヘプラーとの対談で…
「自分はミュージシャンとしては一人前だったかもしれないけど,この2~3年のうちに,自分は本当に狭い世界のなかでで守られていたということを強く感じるようになった」
「普通に生活する力とか,他の人の気持ちをもっと汲むとか,自分とは違った生き方をしている人をもっと知るとか…,皆が当然のことのようにしていることをあまりやってなかったんだな,ということに気付いた」
という趣旨のことを話していました。
昨年12月の横浜アリーナでのライブ映像も良かったです!アリーナの中央に円形のステージを組んだセッティングも良いし,生楽器を含めてやはり楽器の演奏をバックに歌う姿は良い!こんなだったら,どんな方法を使ってでも観に行きたかったな。
「自分は他の歌手に比べて圧倒的にライブの回数の少ない歌い手だったけれど,最近公演でお客さんの情熱を,愛情を感じるようになりまして,あーライブって素晴らしいな,と…」
「それで私ももっと人前で歌いたい,聴いてもらいたい,という気持ちがどんどん出てきて…」
思えば,宇多田ヒカルは最も英米圏でメジャーな日本のミュージシャンだけれど,今回の番組で見た等身大の彼女は,自分を飾らずに誠実に人や物事に向かおうとする人でした。とても好感を持ってしまいました。
12年間の活動に一旦休止符を打った訳ですが,聴き始めたのがつい最近の自分としては,まだまだ聴いてないCDがたくさん残っているので,これから時間をかけて宇多田ワールドを楽しみたいな。番組の最後のほうで流れた最新のミュージックビデオ‘Goodbye Happiness’もすっごく良い。クマのぬいぐるみを頭にかぶった彼女がガバッとそれを取るシーンが特に良いなー。
相変わらず寒い日が続いてますけど,今夜は気まぐれにレコードを引っ張り出して聴いてみました。僕が高校2年の時。同じクラスの仲良しだったH君と教室で音楽話をしているときに,話題がピンクフロイドのことになりまして…。
H君いわく,「‘The Wall’なんだけどさー。良かったら2,000円で買わない?」
僕は「え?2,000円でいいの?」と前のめりに…。
確か当時はLP1枚2,500円くらいだったはずで,2枚組で2,000円なら店で買うより安い!と僕は即決で彼から買う約束をしたのでした。2枚組で一つのストーリーが構成されているこのアルバムは,今でも僕にとっては‘The Darkside Of The Moon’に続いてフロイドのセカンドベスト。これまでに何度も「CDも買っちゃおうかな~」とamazonでポチッとやりそうになったのですが,そんな訳もあって買わずにいます。
H君とはクラスが違った3年生になってからも仲良しで,二人とも受験を間近に控えた1月2日に国立競技場へラグビーの大学選手権を観に行ったっけなー。
そろそろ年末。自転車とは関係ないんですけど,今年見たテレビ番組で良かったものを挙げてみたいと思います。まずは音楽番組編。実はどれも一度書いているんですけど…。
1位 荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る
今年の番組のなかで…というより,僕がこれまで見てきた音楽番組のなかでベスト1。デビュー作にして最高傑作である「ひこうき雲」の録音に参加したミュージシャンやエンジニア達が,38年の時を経てスタジオに参集。録音当時の思い出などを話しながら,16トラックのマスターテープを聴いてゆくという内容。曲によっては「ボーカルとギターだけ」というように,トラックを選んで再生。←これが良かった。詳細は以前の記事で。
この企画を考えた人には快哉!今までに無かった。こんな番組が観られるなら,受信料1年分くらい余分に払ってもいい。ミュージシャン(←レコード会社やエンジニアの人たちも含めて)の音楽に対する強い愛情を感じることが出来た。音楽って素晴らしい。
番組はリハーサル無しの一発撮りだったようで,参集した人たちがみんな素に戻ってこの幸福な時間を楽しんでいたのがありありと伝わってきた。エンディングに流れた「雨の街を」の映像と音楽には鳥肌が立ってしまった。
2位 SONGS SPECIAL 松田聖子
今年になるまで松田聖子がこんなに歌が上手いことに気が付かなかった。遅すぎ!でも発見できたことは良かった。NHKのスタジオで収録された曲の数々は,主にストリングスの演奏をバックに,艶っぽい彼女の歌を堪能できた。演奏も良いし音響も本当に素晴らしかった。特に良かったのは松本隆の書いた「瑠璃色の地球」。渡辺真知子とのデュエット「唇よ熱く君を語れ」も良かった。7月には松田さんの横浜アリーナでのコンサートにも行ってしまいました。
3位 ザ・ソングライター 松本隆
佐野元春が母校立教大学の教室に松本さんを迎え,音楽家としてのこれまでの仕事と思索についてインタビューしてゆくという対談番組。松田聖子プロジェクトに関する話も出てきた。佐野元春の真摯な姿勢と質問の掘り下げ方が良く,松本さんの核心部分を引き出すことができたように見えた。聴衆の学生からの質問も良く,すべてにおいてかみ合った対話が展開された番組だった。
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ところでこの番組。解説役にcharとヨッちゃん(野村義男)が出てたのだけれど,番組の入りで女性の進行役が二人のことを「日本のロックのパイオニア。charさんと野村義男さんです!」って紹介したのには笑ってしまいました。二人とも…って
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映像は2005年のもの。彼女はこの頃がいちばんキレイだったんじゃないかな。表情もいいし,歌い方にも余裕がある。さらに曲全体が明るく伸びやかで,とーっても素敵だと思います。
自分的には1:00~1:03の「瞳が温かいね~
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いきなりですけど,宇多田ヒカルって凄いですね。最近ちょっとしたハズミで買ったこのCD。タイトルは“SINGLE COLLECTION volume1”。98年の‘Time will tell’から03年の‘COLORS’って曲まで全15曲収録されてるんですけど,聴けば聴くほど凄い!
98年に‘Automatic’で大ブレイクしたときに,渋谷陽一が「だからオレは宇多田はスゴイって言ってただろー」とラジオで喋っていましたが,12年の時を経てI agree !
僕は打ち込み,というかプログラミングの音楽は好きじゃないけれど,宇多田ちゃんは別格ですね。特にこのCDで盛り上がるのは後半。`タイムリミット'(2000)とか`Final Distance’(2001)とか`光'(2002)。
なかでも`光'は,聴いていると白くまばゆい光が見えてくる感じで,それは神々しいほど。素晴らしい!聴きながら「そんな感じがするなー」と曲名を見たらまさに`光'だったので,「ピッタリじゃーん!」と膝を叩きました。それは脇においても「よくぞこんな曲を作れたものだ」と思わざるを得ない。確かデビューは16歳くらいのはずで,ちゅうことは二十歳になるかならないかの頃に作った曲なわけで,それを思うと空恐ろしいな~。
観てきた感想ですが…
①松田さんはすごくエネルギッシュ。
ダブルアンコールを含めて3時間を越えるコンサートでしたが,終始ステージを大きく使って歌い,そして踊り…。大汗かいてはMCの途中で水飲んでました。しかし最終盤になっても声の艶と伸びはまったく変わらない。さすがはプロ。すごい!
②フアンを大切にする。
MCでは客席からの声に幾度も答えてフリートークみたいな展開になっていました。どうやらコンサートでは毎回必ず「リクエストコーナー」があって,客席からの要望に応えては即興で3曲ほど歌うのが恒例のようでした。
③女性に好かれている。
新横浜の駅から会場へ向かう道は女性ばかりでビックリ。客層は幅広かったですが,見たところ中心は40代の女性だったでしょうか。男女比は3:7くらいだったかな~。
④感謝の気持ち。
フイナーレの挨拶で松田さんは,「デビューして30年。ファンの皆さんに支えられて今日まで健康で歌い続けられてきたことに感謝しています」と言っていました。ファンをにする彼女の気持ちが,その表情からも伝わってきました。
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⑤音はイマイチ
DVDへの収録はライン録音だからキレイな音で録れてるのでしょうけど,ホールでの音はスピーカーのせいなのかイマイチ。出力が大きいのに音がコモリ気味で,いわゆる音抜けが良くなかった。正直言って自室のステレオで聴いてたほうが音は良いくらい。
⑥エレキバンドのみ。
30周年アニバーサリーなので,「もしやストリングスもありかな~?」と期待してたのですが…。演奏ではNHKの番組‘SONGS’ の編成が圧勝。せめて生ピアノは欲しかった。
⑦「瑠璃色の地球」が聴きたかった。
スケールが大きくて,松田さんの歌唱力を堪能できる曲。YouTubeで見たらあるステージではアカペラで歌ったらしい。僕としてはアカペラよりも生ピアノ1本で歌うのを聴きたかったな~。
ラストの曲は2010年発表の「いくつの夜明けを数えたら」。シンセピアノ1本で歌い上げるのを聴けて良かったです
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今年に入ってMASTER TAPE -荒井由実“ひこうき雲”の秘密を探る- 佐野元春のザ・ソングライターズ「松本隆」。 SONGSプレミアム 松田聖子 というようにNHKの番組について記事にしてきましたが,今回はその3つの企画を融合したような番組ではありませんか!!もしやNHKの担当者がこのブログを読んでいたのか…なーんてことはないでしょうけど,それにしても自分好みの企画が良くもこう続いたものだ。
番組では松本さんと松任谷さんの対談も。松田聖子の作品づくりについて回顧してました。ほかに松本さんが手がけたkinki kidsとの対談も。こちらは山下達郎さんが曲を書いていたんですねー。
松本さんは生まれも育ちも東京青山。「風と街」の匂いのする都会的な詩が信条。はっぴいえんどの活動についても言及。「ロックといえば長髪とかヒッピーとか。ちょっと悪そうな人たちのものという時代があったけれど,普通の…良い子の(笑)ロックがあってもいいんじゃないかと思った」という意味の言葉が印象的だった。
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