という訳で,御覧のように新緑に囲まれた山道を3キロばかり進んでいくと,行き止まりとなります。そこが男体山の東斜面の水が流れ落ちてできた亀が淵です。言い伝えに拠れば,この淵の底は大子町上小川の鰐が淵に通じているとかとか,水府村の天下野の百目木の源太淵に続いているともいわれています。
さらに,淵の水は日立市の泉が森の湧水(←動画)として噴き出しているとも言われています。二段目の写真を見てくださいまるで人間が何かの道具を使ってえぐり取ったように,急に滝壺が深くなっています。しかしこれも自然の造形なんですよね。自然て不思議ですよねー。
もちろん淵の底は見えません。水の色は深緑色。すぐ下流側は浅瀬となっており,小石が透き通っています。あんまり水がきれいだ~,まるで水が無いみたい。それくらいに澄んでいます。僕は立ち位置を変えながらいろいろな角度からシャッターを押し続けました。
太陽の日差しが強くなったり,少しだけ陰ったりで,水の色合いが違ってくるので,夢中で100枚以上は撮ったと思います。辺りは鬱蒼とした広葉樹。自分以外に人はなく,水音と鳥のさえずりしか聞こえません。もう,最高です。
小一時間は居たでしょうか。するとハイカーの人たちがやってきました。「どこから来たの?」で始まり,いろいろとお話をしたところで,すぐ脇の滝壺に移動しました。
こちらは二段,三段と滝壺があって,実に不思議な造形です。どれぐらいの時間を経てこういう形になったのかと思うと,地球の長い時間軸に想像が働きます。この急峻なV字谷もそうですが…。
という訳で,新緑の亀が淵はお勧めしたいスポット。よろしければお出掛けを。ハイキングもよさそうですよ~。
Dst.79.0 Av22.0
そんな訳で,週の半ばの祝日も晴れ(^O^)/。走らないのは勿体ない!(^^)!ですから,今日も朝食後0720に出発です。午後からは家でやりたい事も溜まっているので,サクッと行って帰って来ようかな。ある場所の写真を撮るのが今日の目的でもあります。
旧水府村の竜神峡のいちばん奥=亀が淵をピンポイントで目的地にしました。いつもそうですが,訳あって今日はとりわけ写真を撮りたいのです。上の大吊橋のほうでは「鯉のぼりまつり」とかで一千匹の鯉のぼりが泳いでいたり,バンジージャンプなどをやっていて人手も沢山。
しかしそんなところには行きません。下のダム湖(というか,ダムで堰き止められる前は竜神川のV字谷だった)沿いの山道をゆっくり進んで行きます。場所によっては90度の絶壁も。まれにすれ違うハイカーの人とは挨拶をかわします。
辺りは新緑のモミジ(これは人が植えたのかな?)をはじめとして,様々な広葉樹や山野草がいっぱいo(^-^)oです。自然の植生ってのはいいです。栽培植物というか園芸種よりも,野生の草花のほうがいいなあ。公園の花壇の花なんてのは,僕はほとんど興味がわきません。
僕は何度も自転車を降りて写真を撮ります。たらの芽も見つけました。野生のは香りも強くて美味しい(^~^)んだと思いますよ~。天麩羅にしたらサイコーのゼイタクでしょうね。
山道をしばらく走って亀が淵に到着しました。幸運にも誰もいません。独占ですp(^^)q。心踊ります。自転車を降りて撮影開始\(^^:;)。ということで今日はここまでに。
この項,次回へ続きます。
沢沿いの渓谷を抜けたあとはR461に再び合流し,さらに標高を上げていきます。途中で「花貫物産センター」に寄って,山菜の天麩羅を無料でしかも揚げたてで頂きます。わさび菜,こごみ,ふきの三種を塩で。春の甘~い香りが口のなかに広がりますp(^^)q。おいしいなあ。
そういう訳ですから,皆さん順番を待って食べています。テントにテーブルも出てますから(^_^)。僕のお昼ごはんは,これとは他に「山菜おこわ」と「ざる蕎麦」。炭水化物でたっぷり燃料補給できました。
食べたあとはペダルも軽くなります。標高が上がっていく,山の色は‘新緑’と云うより‘木が芽吹き始めた’という感じになってきます。まだまだ辺りには山桜も沢山咲いています。
峠を越えると長ーい下りです。一気に山を下りて,里美の折橋宿へ出ました。観光りんご園に行ってみると,可憐な白い花が咲き始めていました。毎年これを観にくるのか楽しみなんですo(^-^)o。りんごは花の時期が短いので…。品種によって花の色形が違うのも結構ですね。
近くにある「根岸の溜め池」にも行ってみました。青い空が池に反射して,実に綺麗です。いつ来ても,何度来ても良いところです。
帰りには,お菓子の「やまがた」さんでお饅頭を二つ。これがまた美味緑茶もいただいてしまいました。
そんな訳で,今回は「5月の連休前に!」と山へ出たのが正解。実に気持ちね良いライドでした。自転車で走っているのも楽しかったけど,渓流の傍をを歩いて,山の空気をたっぷり味わってこれたのがヨカッタ。自転車&山歩き&森林浴の一日でした。
Dst111.7 Av22.0
そんな訳でGWも間近ですね。新緑の季節です。平地では既に緑も色濃くなりましたが.山に行けば芽吹いたばかりの淡い緑が見られるハズ。こんな時期に花貫渓谷を於いて行き先は有り得ないのです。朝食後7時に出発。
今日は自転車乗りのヒト,多いですねー。アップダウンの多い日立市を抜けて高萩市に入ると,R461に乗り換えて500m級の山登り開始です。まずは200m地点の「海の見えるダム」へ到着。山の緑を見てください(写真1枚目,6枚目)。樹種が多いので,一様な緑色ではなく,様々な色合いのある緑です。山桜もありで,大変結構です。
気を取り直して,近くの「めがね橋」へ山道を歩いてゆきます。辺りに人は無く,聞こえるのは風の音とウグイスのさえずりのみ。まったく最高です。このめがね橋は,水力発電の導水橋として今も現役なんですよ~。以前一度だけ上まで登って見ちゃいましたが,良い子は真似してはいけません。
自転車に乗り換えて「名馬里が淵」へ移動です。水量は少なめですが,透き通ったエメラルドグリーンの水がとっても綺麗です。山ツツジも開き始めました。辺り一面がグリーンですから,赤が映えますねー。
お次は「汐見滝」へ。大きめの淵に滝が落ち込んでいるスポットで,下流側が渓流で水遊びもできるのです。木製の吊り橋は「汐見吊り橋」。紅葉の頃は人で溢れ返っていますが,今日はその1000分の1の人もいません。というか,人の姿は数えるほど。
紅葉の頃は自転車も押し歩きとなりますが,新緑の時期は人が居ないから緑を独占。沢沿いの道をスイスイと上がってゆけるのです。またまた最高。こんなゼイタク無いですって。動力に頼らずに自分の脚だけで山を越える自転車。自然と一体になれる自転車最高。
この項つづく。
そんなわけで今日も湯草の分教場まで走るのです。と言いますのも,昨年はこんな綺麗な桜を見られたので,今年もぜひ見たいと思いまして…。先週に立ち寄った時は,あまり花が開いていなくて,「きっと来週には満開だろう」と思って見たのですが…。
着いてみると,どういう訳か花があまり咲いていない。ええーーっ?何故なんだろう。昨年はあんな綺麗に咲いていたのに,こういう年もあるのかしら??
仕方がないので東側の山道(フカフカの土がとても気持ち良い)を登って,道端に咲いている草花を撮りました。
写真に収める花の名前を知ろうと,最近花の図鑑を買っていたのですが,今日はあいにく職場に置いてきてしまい,下段の白い花の名前が分かりません。山野草でしょうか?ザゼンソウも群生しています。淡い色の新緑を入れて後者を撮ってみました。分かるでしょうか?
八重桜?は今が見ごろで。この道を登ってゆくと西金砂神社へ出るそうで,昔は結構往来のあった道(といっても人か動物しか歩けませんけれど)なんだそうです。いつか歩いてみたいですね。新緑の中を体いっぱいに森の空気を吸いながら歩いてみたいです。
明神峠の手前で折り返し。復路は南からの向かい風ががぜん強くなりました。今日は結構ロード乗りの人が出ていますねー。寒い時期はほとんど見かけなかったから,やはり皆さんこの季節を待って走り始めたのかな?
これからしばらくが,一年で最も自転車が気持ち良い季節ですね。僕も存分に楽しみたいな~。
Dst92.7 Av21.2
そんなわけで,峠を超えたら大子町です。生瀬の十字路から北へしばらく走ると,外大野の集落へつながります。走りながら「今日は追い抜いていくクルマが多いなあ」と思っていたら,現地は案の定クルマがいっぱい。路上に縦列駐車してるからちょっとメイワクです。
しかし桜は今が満開。人出も多いです。ブラスバンドの演奏とか,ヨサコイ(?)みたいな踊りとかにぎにぎしくやっているんですけど,ホントはそういうの無いほうが良いんです。だって静かだったら風の音やカエルの鳴き声,鳥のさえずりが聞こえてくるんですから。
僕はひとりで樹齢300年の大木の周りをぐるりと回りながら写真を撮りました。角度によって枝ぶりも違って見えるし,光線の当たり具合で桜の花色もまた違ってくる。そういうのが写真の面白いところです。
ひとしきり雰囲気を味わった後は,再び自転車に跨って生瀬方面へ。すると民家の畑に圧倒的に綺麗な桃の花が咲いているじゃないですか
僕は自転車を降り,農作業中の人たちに「すみません。お邪魔します」と挨拶をして中へ入らせてもらいました。こんな山里にこれだけ綺麗な桃の花を見るのは初めてで,少し興奮してしまいました。田んぼの水に映る桃色もまた好し。青空に抜けるような桃色も好しです。
この後は生瀬の地蔵桜にも立ち寄りました。御覧のように幹が割れてしまっている古木ですが,それでも毎年花をつけてくれるのを見られるのは本当に有難いことです。感謝,感謝…。
復路は袋田まわりでR118に出て帰還いたしました。今回はたくさんの花を見ることが出来てヨカッタ。
Dst116.7 Av21.8
いやー。今年は桜の開花時に天候不順が続いてまともな花見が出来ずにいましたが,ようやく晴れました。しかも明日からはまた雨なので,まさに谷間の晴れ日です。とゆー訳で,今朝は6時に起きて7時に出発。
久慈川→山田川とつないで,県道33号を北上し,まずは水府小学校(旧染和田小学校)の桜です。まだ時間が早いので,陽が当たりきっていませんが,それが却って良い。青い空に抜けるような,深みのある桜色です。
僕はなるべく旧道を走るようにして,道端や田畑の淵に咲いている綺麗な花々を写真に収めます。こんなに綺麗だと,わざわざ人混みに花見に出掛ける必要が無くなりますね。というか,里山の風景のほうがずっと良い。空からはウグイスやヒバリの声が聞こえてくるしで,気分はサイコー。
自転車っていう乗り物は,風の匂いを感じながら走れるところ。そして走行音が(ほとんど)無いのが良いです。鉄のカタマリの狭い空間に閉じこもって移動する道具=クルマは,僕はそもそも好きじゃありません。
閑話休題。中染→天下野→高倉→湯草と進んで,高倉小学校湯草分教場へ到着。ここは水府でもいちばん山深いので,まだ梅が咲いています。分教場の桜も,まだほんの咲き始め。西金砂神社へとつながる山道を上がってゆくと,ザゼンソウが咲いていました。ちょっとした広場にある祠前で休憩し,山の景色を胸いっぱいに味わいました。
分教場を後にして再び県道に戻ったら,15%の激坂?をいただきましょう。最近はあまり走れてなかったので,こんなのもある意味楽しい坂です。峠を超えればそこは大子町。生瀬まで長~い下りが続きました。そいでもって次の目的地は,外大野の枝垂れ桜なのでした。
この項つづく。
那珂市額田にある阿弥陀寺は,かつて額田城のあったところに建つ親鸞ゆかりの寺です。創建されたのは1217年。樹齢320年の枝垂れ桜があります。今日は仕事を定時で上がって,夕暮れ時の桜を見に行きました。
というのも,昼間のうちに電話でお寺に聞いてみたところ,「今が見ごろ」ということでしたので,これは行かなきゃ…と。明日からは雨模様だし,今日はお月さまも満月に近い。タイミングとしてはベストでした。
現着してみると,すでに結構な人が来ています。ほとんどの人が三脚を立てて,満開の桜を撮っています。
僕も,手持ちではありますが,Carl Zeissの明るいレンズ搭載ののRX100で撮りまくりました。陽が落ちて暗くなる時間帯は,花の表情・色合いも刻々と変わり,一本の木でこんなに色々な姿を見られるのかと,改めて感じ入りました。今日は本当に行って良かった。この項,つづきます。