先日行ってきた鉄道博物館の続編です。1階の実車展示スペースはかなり広くて,年代のもの車両がたくさん展示されていますが,僕としては自分の実体験として残っている車両のほうがワクワクしました。
誰もが知る0系新幹線。新大阪行きの「ひかり」です。車内に入ったとたん,懐かしいものがウワーッとこみあげてきました。当時の最高速度は210㎞/h。速度が客室にも表示されていましたね。
2列+3列の座席の配置と横幅の広さが,ほかの特急に無い「新幹線」らしさでもありましたよねー。
お次は,中央線を走っていたクモハ101式電車です。懐かしいですねー。今回の見学でいちばん嬉しかったかも。車内広告も残ってますよ。
「国電がそのまま地下鉄へ」。東西線の大手町まで乗り入れしていたんですね。これは見たことがなかったなあ。
「国電案内図」という路線図も懐かしいですねー。3人+4人掛けの長椅子も懐かしいなあ。
国鉄が民営化されるときに「国電」にかわる名称として「E電」がJRにより広められようとしましたが,全く広まらないまま死語となりましたよね。言葉って人々の暮らしの中で生まれて,そして広まっていくもので,会社が決めたから広まるってもんじゃないんですよ。
ブルートレインも見てきました。東京ー博多間を走っていた20系の客車です。中には入れませんでしたが,コンパートメントの寝台室を窓ガラス越しに見ることができてよかったです。一度だけ乗ったことがあるので。
あの時はワクワクしたなあ。乗っていると,カタンカタンという線路のつなぎ目の音が,「旅に出るんだなあ」って気持ちを高まらせてくれたなあ。
ああ,やっぱり鉄道っていいなあ。また遠くへ行きたくなってきた。
そんなわけで,久しぶりに横浜を歩いてきました。やはり港町ってのは,どこかそれらしい瀟洒な雰囲気があるよなあ。たとえば神戸,横浜って町の感じがちょっと似ているし…。それに東京の街と違って横浜は空が広い。
そんなわけで,前から一度行ってみたかった「鉄道博物館(てっぱく)」に行ってきました。仕事をうっちゃって。ウソ。
場所は埼玉県大宮市。大宮駅からニューシャトル線に乗り換えて一駅です。いやあ,内陸は暑い。暑さの質が違いますね。
話をもとへ戻してと…。さて,鉄道博物館の見どころは,なんといっても実車展示です。3階建ての博物館の1階には,広大なスペースに貴重な車両の数々が,良好な状態で保存され展示されています。弁慶号蒸気機関車,クモハ40形式電車,C57形式蒸気機関車。
二段目はEF55形式電気機関車,オハ31形式客車,マイテ39形式客車。いずれも漆黒の鉄の質感や,あめ色をした高級な木の質感がたまりませんね。
むかしの木製の客車は豪勢な造りでしたねえ。使っている素材が良いものばかりだし,どっしりと重量感がありますよ。この博物館では客車の中へ入るのもOKだし,座席に座るのもOKです。
そいでもって再びC57をいろんな角度から撮影してみたり…。C51が牽引しているのは御料車です。残念ながら御料車には立ち入りできませんでした。当たり前ですが…。幸運なことに転車台の回転実演も見ることができました。
通常では見ることができない低い角度から,台車や床下も見学できるのは嬉しいですねー。鉄の車輪も鈍い輝きと重みのある質感が素晴らしい。僕は「少し好き」くらいのファンですが,これで鉄道マニアには堪らない博物館だと思います。
この項つづく…。
さて二週続いての福島入りです。今週は南相馬市で行われる「相馬野馬追い」へ(クルマで)行ってきました。ずっと観たかったんです。念願叶って嬉しいo(^-^)oです。相馬家の祖とされる平小次郎将門が一千年以上昔に軍馬の祭礼として始めたのが由来とされるこの祭り。
三日にわたって行われるうちの今日二日目がメイン。甲冑競馬と御神旗争奪戦が見所です。
会場に着いてみるととにかく広い!こりゃすごい!すでに沢山の馬が化粧仕立てをして馬場に準備していますよ。競馬が行われる馬場は一周1000メートル。古式に則った式典が行われたあといよいよ甲冑競馬の始まりです。
色とりどりの旗り(のぼり)を立てた馬が10頭立てでスタート。カッコイイなあ。僕が陣取ったのは第一コーナーの近く。地面を蹴る蹄の音が近づいてくるとゾクゾクと興奮します。画的にも大迫力です!うわぁーこりゃすごいなー!全部で6~7回出走したから見応えも十分。
お次は神旗争奪戦。広い馬場に集結した100頭くらいの馬が花火で打ち上げられた神旗を奪い合うという競技。これまたすごい迫力です。騎手が頭から落ちて救急車で運ばれる事故も発生。甲冑は付けてますが頭は何も被っていませんから実はかなり危険です。
1430に競技は終了。福島の名産である桃(あかつき)を買って帰途につきました。次回は自転車で来たいな\(^^:;)。それには国道6号線の二輪車・歩行者通行禁止区間が解除されて通れるようにならないとなあー。
さて三日目ですp(^^)q。昨夜は21時過ぎには寝たので,今朝は5時前にスッキリと目が覚めました(^_-)-☆。さっそく朝風呂です。浴場に行ってみると一番乗り(^o^)v。いつものように頭を縁に載せて全身プカプカと浮遊浴。朝から極楽じゃ~~。朝食はバイキングですが,御覧のとおりの充実ぶり。特にせんべい汁が美味しかった。フルーツの種類も多くて嬉しくなっちゃいましたo(^-^)o。
再び部屋でゆっくり休んでからチェックアウト。大船渡線に乗って太平洋へ向かい,終点が宮城県気仙沼市。震災の被害を受けたあとの復興の様子を見学に来たのです。事前に依頼しておいた「語り部タクシー」の案内人の方には,主に津波の被害の酷かった海岸線を中心に,一時間余りお話を伺いました。
町の建物には,津波が到達した高さが印されており,それを実際に見てると改めて津波の恐ろしさを感じました。運転手さんからは,気仙沼市の低地は元々埋立地であったこと。地震のあと重油タンクの油が海へ流れ出し,至るところで海火事が発生していた様子。
津波に人が流されていくの目撃してしまったために,今だにその光景が脳裏から消えないこと。自分の子供が地震から三日間居場所が分からずに,もう半ば諦めかけていたこと。地震のあと避難する時間はわりとあったけれど,すぐに逃げなかったり色々な理由で引き返した人達が犠牲になってしまったこと。
大地震まえから「30年以内に90%の確率」で起こるとされていたM8クラスの「宮城県沖地震」はまだ発生しておらず,いつ起こってもおかしくないこと。などを伺いました。生々しいお話を聞いた僕は,昨日の恐山と繋がり,まさに合掌。心の中で手を合わせました。
運転手さんに御礼を申し述べたあとは,今朝上がったばかりの生カツオ定食ご飯大盛り(800円)を完食。臭みが無くて本当に美味。シャークミュージアムなどを見学したあとは,お土産屋さん巡り。勧められるままにフカヒレスープやや生カツオを(また?)試食させて頂いちゃいました(^O^)。
とゆーことで,再び大船渡線で一関に戻り,東北新幹線→常磐線で夜遅くに帰宅。中身の濃い三日間を元気に楽しく過ごせて,ホントに良かったです(^O^)/。
さて二日目は今回の旅行のメイン。下北半島を北上し霊場恐山に行くのです。昨年でしたかNHKで放映されたドキュメント72時間で恐山に全国各地からやって来る市井の人達の小さな物語を観て一度自分も行ってみたいなあと思っていたのです。
途中お清めの冷たい水で手や顔を漱ぎ身を清めるのです。昔の人は当然歩いて登ったわけですからある意味ここが補給地点でもあったのでしょうねf^_^;。水は驚くほど冷たくて実に気持ち良かったです。さていよいよ三途の川(上段4枚目)を渡って恐山に到着。
通常「恐山」というのは,九つの山々に囲まれた宇曽利湖(うそりこ湖周辺の荒涼とした山肌が広がる一帯を指すのです。関東でいうと那須の殺生ヶ原みたいなもの,と言えば良いでしょうか?歩いてみると,所々から硫黄のガスが噴き出しており,草木もあまり生えていません。
「あの世」とはこんな世界なのか?と昔の人は想像したのでしょうか…。確かにそう思わせる荒涼とした風景です。湖の酸性度はph3で,お酢と同じだそうです。驚くべきことに,順応しながら遡上してきたウグイが生息しているとのこと。通常では考えられません。
死者の声を聞くことができるとされる「いたこ」の女性もお一方いました。また,本堂付近には木造の温泉小屋があり,僕は二度も入ってしまいました。
勿論れっきとした硫黄泉で,湯の花が沢山浮遊しており,お湯も柔らかで最高の入り心地!(^^)!。酸性度が強いので,入浴時間は10分までとか,顔を洗わないようにとかの注意書きがありましたけど,ジャブジャブ顔も洗ってしまいました。
この日は新幹線で南下して岩手県一関市へ。夕方駅に降りたら暑いのなんの。東北でも内陸部は暑いのね~。
夕ご飯はホテル内のレストランで「牛タン定食+十割蕎麦」でお腹いっぱいになりましたp(^^)q。ホテルなのに大浴場もあって,気持ちよ~く汗を流すこともできたし。
いやー,満足度いっぱいの一日となりました。。
そんな訳で毎日暑くてウンザリなので,ビューンと北へ小旅行をすることにしました(#^.^#)。向かった先は青森県。我が家からだと上野経由となりますが,それでも朝少し早起きすれば昼の12時には着いてしまうのです(^O^)/。青森に来るのは三度目ですが,今回は人がフツー行かないようなスポットを巡ることにしました。
六ヶ所村の核燃料サイクル施設の広報センターみたいなところを訪問。核燃料サイクルは,高レベル廃棄物の最終処分場を引き受ける自治体が現れないと,成立しないんだよなあ~。サイクルがサイクルでなくなってしまう。そこがいちばんのモンダイ(*_*)ですね。
実は六ヶ所村には,風力発電機も多数設置されています。本州最北端は脊梁山脈が無いために,風の通りが良いんですね。特に冬は大陸からの季節風が強いのでしょう。
それにしても,原子力施設と再生可能エネルギーの取り合わせっていうのも,或る意味で対称的なコントラストだなあ。
他にもいろいろと興味深いことが沢山。書ききれないです。泊まったホテルの晩御飯も御覧のとおり大充実(^O^)/。肉に魚に天ぷらとボリューム満点。特に美味しかったのはホヤ貝でした。ご飯も三杯半食べてしましました。いたく満足しました。夜は早めに就寝して,また明日です。
そんなわけで,雨模様の一昨日は,クルマで近くの保和苑(水戸市)へ行って参りました。アジサイはむしろ雨のほうが綺麗に見えるだろうと,傘を持って散策。
案の定,途中でザーッと降ってきて,雨露に濡れた花をクローズアップで撮ることが出来ました。
過日,手持ちの花図鑑を見ていて知ったのですが,アジサイというのはいわゆる額アジサイが本来の品種であって,球形のアジサイは改良種だそうです。
調べてみると色々なことが分かるものです。脇道へ逸れますが,たとえば梅はバラ科だって皆さん知っていましたか??僕は知らなくてちょっとビックリしました。
アジサイも,花の色は土の酸性・アルカリ性によって変わると聞いたことがあるんですが,それはどうなんでしょう??
そうかと思うと,同じ株の花でも,並んだ二輪の花の色が違っていたり…。下段三枚目がそうです。不思議ですね。
この日はお客さんもたくさん来ていて賑わっていました。水戸のアジサイ祭りは7/5まで続くそうですが,この週末がいっぱいの見頃でしたね~。