遅まきながら,福島原発事故独立調査委員会(いわゆる民間事故調)の「調査・検証報告書」を読み終えました。多くの関係者に聞き取り調査を行っているので,内容は盛りだくさんで読み応えあり。
事故後の危機の中で,近藤駿介原子力委員長が,首都圏3000万人が避難する「最悪のシナリオ」を策定していたことが改めて明らかにされた。そのポイントは,原子炉の水素爆発とそれによる作業の中断→4号機の使用済み燃料プールに貯蔵されている燃料棒の溶融→溶融した燃料とコンクリートとの相互反応に伴う放射性物質の大量放出,というものであった。巻末にそのシナリオが添付されている。
実は,最も印象に残ったのは,巻頭にある本調査委員長北澤宏一氏の言葉。以下抜粋…。
「徐々に作り上げた「安全神話」の舞台の上で,すべての関係者が「その場の空気を読んで,組織が困るかもしれないことは発言せず,流れに沿って行動する」態度をとるようになった。しかし,もしも「空気を読む」ことが日本社会では不可避であるとすれば,そのような社会は,原子力のようなリスクの高い技術を安全に運営する資格はありません」
まさに正鵠を射ていると思う。東電や原子力技術の関係者は果たして「特別なヒトたち」だったのか?
「こちら側」で「あちら側」の事故対応を批判している我々一般人も,実は日常生活の中で,つまり官庁や企業や地域社会など様々な組織の中で同じような行動をとってきたのではないか?その事をわきに置いて,我々は一方的に「あちら側」の人間を批判できるのか?
本書によれば,東電のある幹部はこう言ったという。
「安全対策が不十分であることの問題意識は存在した。しかし,自分一人が流れに棹をさしても,事は変わらなかったであろう」。
或る意味とても正直な告白だ。しかし彼一人を批判することは出来ないだろう。日本社会の様々な集団においては,日々そういう意識の下で物事が決定され,そして進行してゆく。それは決して特別なことではないのだ。
今朝は7時に起床しましたが,今日はあえて気温の上がる昼から走ってみることにしました。向かった先は日立方面。R245の坂を上がって,久慈浜海水浴場を見おろしてみると,そこそこ人が出ているようです。この辺りの海水浴場は今日までなんですよね。
続いてR245を降りて,水木海岸から河原子海岸まで,海沿いの道を走ります。ここはハッキリ分かる程に気温が低いです。
でもって,河原子海岸に到着。僕は裸足になって人の居ない方の砂浜へ。波打ち際まで来ると…,ひょ~,引き締まった砂の感触と,海水の程よい冷たさが気持ちいい~。
こうして足を海水に浸けているところに涼しい風も吹いてくるので,火照った体が徐々に冷えてゆきます。いい感じ。しかし,このままずっとここに居る訳にもいかないので,再び自転車に乗って,久慈川→山田川と遡上して距離を稼ぎました。
山田川の自転車道の終点まで走って折り返し。ここら辺の稲穂も,場所によっては少しずつ黄金色に近づいてきているようです。今日は南東からの風が夕方まで強くて,帰りはずっと向かい風でしたが,ダレずに走り続けることができたので良しとしよう。
Dst.82.4 Av22.7
今日は涼しいハズじゃありませんでした??水戸地方は最高気温28度の予報だったんですよ。なのに午前中から30度越え…。走る気持ち失せました。
なので,夜になってからふらりと自転車で「ひたちなか花火大会」へ。19時半の開始なので,ジャストに行けばなんとかなるだろうと思ったのですが,これが大違い。
自衛隊の勝田駐屯地で打ち上げるんですけど,「すでに駐屯地の中は満員で席はありません」と隊員の方がアナウンスしています。仕方なく,駐屯地の入口付近で適当なスペースを見つけ,地べたに座って鑑賞。
見始めると,これが程良い近さでラッキー。夏の風情をたっぷり味わうことができました。昼間から様々な催し物が続いたこのお祭りは,とにかく規模が大きくて人出も多く,大変なにぎわいでした。
Dst.18.1 Av14.9(←会場内押し歩きの為)
いや~。昨日に続いて今日の昼間も暑かった。33℃?34℃?…ということは,夜なら気持ち良く走れるはず,と日没前から走り始めました。思った通り,程よい暑さで気持ち良く走り続けることができました。信号待ちで停まると,ちょっと体が汗ばんでくるのが分かりますが,それでもやはり,ムワッとした真夏の熱気はあまり感じなくなりました。
今夏いちばん暑かったのは,日立港の花火大会の夜(7/29)。あの時は,帰りの21時頃になっても暑くてたまらず,ジャージのジッパー開けて走ってました。
と云うことで,これから風呂に入って汗を流します。amazon.から本が届いたので,それを読むのが楽しみ。
Dst.51.1 Av23.9
さて,8月の志ん朝師匠と言えばこれです。生前は毎年,浅草演芸ホールの8月中席に行われる特別興行,『納涼住吉踊り』に出演していました。そんな訳で,今年も電車でビューンと行って観てきました。
普通昼席というのは12時からなのですが,今日は10:30から始まりです。まずは入れ代わり立ち代わりで落語や色物の芸人さんが出てきて,ふつーに高座を務めます。でもって,最後に,それまでの出演者ほぼ全員と,住吉踊りだけの為に出てきた芸人さんたち合わせて三十数名が勢揃い。三味線と唄に合わせ,滅多に見ることの出来ない,江戸流のいろいろな踊りを楽しませてくれました。全部で30分位ありましたかねえ。最後に全員で「かっぽれ」を踊ったあとは,主任駒三師匠の音頭で,満員の客席も一緒になって三本締め。いやー,ヨカッタです。満足しました。
追記:俗曲の小円歌はこういう踊りは上手いなあ。手の指先まで品がある。大勢の中でも光っていた。それと金八さんも,太くてよく通る声が良かった。太い声なのに艶がある。落語も上手い。
そんな訳で,距離は短いですけど,今日で三連走です。今日は日中の気温が34℃超え。猛暑が戻って来ました。熱ばんだ南風が強くて,15時を過ぎても32℃。自転車のスタートは16時過ぎでしたが,かなり暑かったです。もちろん,体に水を掛けながら走りました。
旧水府村までの往路は,途中から昇り基調になるのですが,湿度も気温も高いので,体温を上げないよう,あまり踏まないように進んで行きました。そうして竜神大橋の入口に到着。ここから橋までの1.6㎞位が激坂なのです。最初はそのまま自転車で登ってみましたが,体がカッカカッカと熱くなってきてダメです。半分以上は押し歩きしてしまいました(恥)。
橋まで上がってみると,ちょっと時間的に早かったかな?灯ろうは点いているのですが,まだ周囲がかなり明るいです。ちなみに,地元の小学校や幼稚園の子供たちも描いた灯ろうの数は約500。一つ一つ人の手で,蝋燭に火を灯してゆくのです。それだけでもすごい手間ですが,手作り感がいいです。。
1時間ほど風情を楽しんで帰って来ました。復路はだいぶ涼しくなり,下り基調の県道33号線を快調に飛ばしてきました。あんまり気持ちいいから,走りながらで「ウヒョ~~!」と叫んで右手を突き上げてしまいました。
Dst65.2 Av22.7
せっかくのお盆休みだというのに,今日から3日くらいはマークが付いてしまっています。予報によれば,今日は曇り時々雨で,時折サーッと降ってくるとのこと。であれば,降りだしたら帰還できるように,近場を走りましょ。まずは大洗のフェリーターミナルまで往復して約40㎞。まだ降ってきません。
今度は日立港まで走ってみたら,向こうに着いたあたりで南の空が暗くなってきました。これは降るな~と思って戻り始めたら,案の定,途中でシャワーのような雨に遭いました。あっという間にシューズの中まで濡れてしまって。雨はすぐに上がったのですが,雲行きを見て,「こりゃまた降るかも」と思い,帰還することにしました。なんだかとっても中途半端な距離だ
Dst.70.7 Av24.1