小沢に自らを売った男,海江田。哀しい男だ。本来東京1区の海江田は都市の生活者寄りの政策が持論だったのだが(TPP推進論者),今回の代表選挙で小沢の票欲しさにことごとく政策を投げ捨て,小沢の党員資格停止処分解除を訴えた。
小沢や鳩山の顔色をうかがうため,次々と自らの政策を変えざるを得なかった海江田は,「こんなの自分がやりたい政策じゃないよ」と周囲にこぼしたと言う。ある意味正直だが,哀しい男だ。
代表選挙の当日の朝に至っては,小沢グループの議員らを前に演説を練習させられたと言う。哀しすぎる…。そのことに比べれば,国会で泣いた事など些細なことだ。少なくとも人として恥ずかしいことではない。
ニューオータニの本番で海江田は,郵政改革法案の成立などを掲げた2ページ分を読み飛ばしたらしい。現在この法案をまともにやりたがっているのは,特定郵便局がバックの国民新党と,一部民主党の地方出身議員ぐらいだ。
時計の針を戻すような法案を最後の最後で読み飛ばしたのは,海江田のせめてもの抵抗だったのだろう。哀しい男だ。
野田はなぜ輿石を幹事長に起用したのか?まったく理解できない。およそ考えられた選択肢の中では最悪の人選だ。
昨日の代表選挙の直後,野田は壇上で「ノーサイにしましょう。もう…」と芝居がかったセリフを吐いていた。見ていて気色が悪かった。そして今日,小沢の腰巾着=輿石を幹事長に起用するとは。聞いた瞬間しばし絶句。。。
いったい何のための代表選だったのか?これでは選挙をやった意味が無いではないか。わずか3日とはいえ,各人がとりあえずは政策「らしきもの」を掲げて曲がりなりにも選挙をやったのではないか?その一点から見ても,野田の財政再建論と,小沢=輿石の垂れ流し路線は「水と油」ではないか。
野田は「挙党体制」確立のために,とか言って輿石を幹事長に据えたらしいが,それが本当ならば甘すぎる。これで民主党は事実上小沢のものになるだろう。カネと人事,選挙の公認権を小沢の分身に握らせたのだから…。小選挙区制の下では政党助成制度と相俟って,党幹事長の権限は絶大。
小沢にとって政治イコール権力闘争。勝つ負けるか。潰すか,潰されるか。
彼は「日本改造計画」で新自由主義の政策を列挙していたではないか。新進党を立ち上げた時の政策も同様だ。しかし今は垂れ流し路線。いったい彼にとって政策とは何なのか?権力のための手段か?
今でこそ「俺たちは排除されている」とかいっているようだが,小沢が代表,幹事長だった頃にやってきたことこそ排除の論理ではなかったのか。子飼いの議員で脇を固め,自分の格に近づいてきた議員は容赦なく切る。小沢のシンパは当選回数が少ない議員が多いのはそのせい。自分を批判する者は徹底的に干し上げる。周囲の者が「そこまでやるのか…」と思うまで。
否,小沢は以前から言っている。政策を掲げて代表選をやるのだから,勝ったほう。つまり多数の支持を得た物に従うというのがルール。そrをゴチャゴチャ言う日本人は民主主義というものが分かっていない。
そう言っていた本人が夕べは「今後協力出来るかどうかはこれからの人事次第」と,暗にポストを寄こせと野田を牽制する有様。いったい何なのか…。
輿石を幹事長に据えて小沢が裏で党を支配するくらいなら,いっそのこと小沢に総理をやらせたほうが良い。そうして,増税をせずに…,無論復興税も無し,消費増税も無しで,子供手当てを満額支給してもらおう。高速道路を全国無料化してもらおう。年金をはじめとする社会保障の制度も守ってもらおう。彼らが言っているとおりに,マニフェストを完全実施してもらおう。彼らはそれが出来ると云うのだから。
今日は朝のうち2時間-40㎞。大洗フェリーターミナルまで往復しようと,夕べのうちに決めてました。今朝6時に起きて窓を開けると外は青空。空の高さと雲の感じ。それに湿度が,もう夏のものじゃないです。「おおっ。秋だなー」って思いました。そんなわけで7時に出発し,まっすぐ走って大洗へ。震災以来大洗に来るのは初めてだなー。あの日は4~5メートルの津波が来て,多くの人が避難所で夜を明かしたそうです。
海際の道を走っていると秋風が気持ち良くて,つい自転車を止めては長居をしてしまいました。帰りはアーム&レッグカバーを外したら涼しい風が爽快。気まぐれにマクドナルドに寄ってアイスコーヒーを飲んだり…。おいしかったなあ。缶コーヒー以外でアイスコーヒー飲んだの何年ぶりだろう?そんなことしてるうちに結局帰り着いたのは10時。道草しなけりゃ,もう10㎞は余分に走れたかも。
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予報では今日は昼前まで雨だったのですが,朝起きてみたら降った雨が止んだ感じ。これ幸いなので走ろう(^^)。今日は少し坂道を走りたかったので,「ハーフセンチュリーいばらき」で走る「金砂の湯」方面へ行ってみよう。と,朝から強めの向かい風を受けながら北上して山道へ入りました。このあたりは,川を挟んで両側の緩い斜面に蕎麦畑が広がる通称「そば街道」。常陸秋蕎麦の主産地でもあります。水田とそば畑が織り成す山村の風景は目に優しく,何度も脇道へ入っては写真を撮ったり風情を楽しんで,時間のわりに全然距離が出ません。
あげくは金砂の湯の産直店に立ち寄って,新発売?というか自分が知らなかったのか?「米発酵アイス」を発見したので早速購入。そばにいたおばちゃんにも,「美味しいよー」と言われたので…。で,食べてみたら,一般のアイスよりミルクっぽくない。さっぱりしていて美味しい。値段も200円といいですけどね。西金砂天然水にも立ち寄って,ボトルにたっぷりと補給。この時点で11時になってしまったので,「いっそのこと食べちゃうか!」と,早くも「金砂庵」に入って蕎麦を食べてしまいました。
食後は峠を越えて一気に山を下って,旧山方町へ。R118を走り始めたのですが,先ほどは蕎麦を1枚しか食べていないので,「もう1枚食べるかー」と,大宮の「しんすい庵」に寄って,もり蕎麦を食べてしまいました。ドックで血糖値がちょい高めだったので,炭水化物のとり過ぎに気をつけようとは思っているのですが…。と思って前のテーブルを見たら,60がらみのおじさんが「天ぷら付き2枚もり」食べてるじゃん!。こっちは自転車で走ってるんだから2枚くらいOKじゃん(^^)。
食べた後は(ビーフライン?を)横に走ってトンネル抜けて水府へ。この辺りは横に移動すると必ず坂アリです。玉喜屋さんに寄ってお饅頭を食べてしまいました。いえ,自転車乗ったときしか甘いものは食べないんですけど(汗)。そんなこんなで常陸太田→日立→東海と走って帰宅。8月はとっても暑かったので,昼間に走ったのは今日が2回目でした。少なすぎ…。
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そんなわけで,昨日もハシゴ湯しちゃいました。前々から自転車でそばを通るたびに近くまで寄って,萱葺き屋根の風情がいいな~と思っていました。テレビの番組でも取り上げられたのを見て,「いいなあ。いつか入ってみたいなあー」と思っていました。1泊2食(しかも部屋食)のお値段もかなり安いとか。湯治のお客さんも比較的多いみたいです。
さて念願かなって初入湯。加熱掛け流しのお湯は,「おおっ!」ていうくらい硫黄臭がして,これぞ温泉といった雰囲気。程好くヌメリもあって肌に良さそう。浴槽は大きくありませんが,一人なら(またしても独占!)十分に広い(^^)。温度も温めなので首までお湯に浸かれます。仰向けにぷか~と体を浮かせたりして思い切りリラックス。日曜の朝から極楽気分でした。お湯の実力的には水府の「宝来館」,大子の「滝見の湯」と並ぶのではないでしょうか。
今日は一日中雨模様らしいので,里美の横川鉱泉に行ってきました。3軒の旅館が肩を寄せ合うように立ち並んでいます。開湯300年の古いお湯だそうです。アルカリ度が高いことで知られており,脱衣所に貼られていた成分表によれば,ph値は10.1。県内では数少ない自噴泉。ボーリングして出したお湯じゃありません。硫黄分の強い「美肌の湯」ということで,前々から入ってみたかったのです。
でもって,ここ山田屋さんは木造2階建ての旅館。障子で仕切られた部屋の数はかなり多そうです。お風呂は目に鮮やかな緑が心地よかいなあ。すぐ下を横川が流れており,せせらぎが耳に優しく聞こえてきます。日曜の早い時間からなのか,またしても独り占め。。。お湯がちょっと熱かったので主に半身浴でしたが,人目を気にせずマッタリと寛げました。入浴料500円でした(^^)。
おとといまで35~36℃あった気温が昨日からグッと下がって今日は25度くらいの予報。雨も微妙に降らなさそうだったので,早起きすれば良かったのに,8時半まで眠ってしまいました。ゆっくり起きてご飯を食べてスタートできたのは10時。今日は15時くらいに帰宅したいので,これじゃ近場しか走れない。ちゅうか最近ぜんぜんロング走っていない。仕方ないので,なんとなく久慈川周辺を走ってみますかー,と金砂郷→水府方面へ。
金砂郷の県道では,3月の地震で飛び出したマンホールが今もそのままに。ここは河口から20㎞位上流なんですけど,山田川の沖積地だから,あの揺れで地盤が緩んだんでしょうね。そんなわけで水府の和田まで走って折り返し。復路でサイクリングコースを走ってみたら,やっぱり通行止め区間があってダメです。
河口まで下って,久慈浜の「みなと寿司」へ入店しました。前は「刺身5点盛り定食」(←画像)が破格の値段で食べられたんですけど,最近やってないなあ。やめちゃったのかな? だとしたら惜しいなあ。ご飯もお替り自由だったしなー。
今日頼んだ「ちらし寿司」(1,250円)も十分に美味しいんですけど。街の店ならこの値段じゃ食べられないと思います。でもやっぱり5点盛りの豪華さと安さ(1,200円)には敵わない。まったく,あのコストパフォーマンスはあり得ない。またやってくれないかな~。
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もしも人生がパラレルに存在したら,もうひとつの人生は「落語」にどっぷり浸かってみたいな,~と時々考えたりするくらい,実は僕は落語が好きでして…。新宿末廣亭に入り浸っていたのは20歳の頃。東京を離れて地元に帰って就職したわけですが,東京暮らしが「いいなあー」と思う点は,寄席や落語会にすぐに行けること。
いいですよねー。好きな人は平日の仕事帰りなんかにもふらっと行けちゃうわけですから…。これはうらやましい。まったくもって羨ましいです。
そんなわけで,神楽坂の毘沙門天で二月に一度開かれる「七転八倒の会」は,たぶん10年以上前から時々行ってます。金原亭駒七(二つ目の時代)改め,蜃気楼龍玉さんは最も好きな噺家のひとり。いや,一番好きかも…。芸がキレイで切れ味もよし。例えて言うなら極上の純米酒の様。本当に上手いです。
2軒目は里美地区の大菅鉱泉元湯旅館へ。ここも開湯300年の古~いお湯。自転車では何度もすぐ近くを走っていたのですが,お湯に入るのは初めて。あ…,宝来館も,この元湯も入浴料は500円です。
この元湯旅館はポリの浴槽ですが,明るくて広いのでとっても快適。もちろん自分ひとりしかいません(嬉)。窓から入る風は爽やか~。すぐ下は里川が流れています。
ここのお湯も(宝来館ほどではないけれど)ちょっとヌルスベ感あります。大規模な日帰り温泉もいいけれど,あーゆーところのお湯は塩素臭がするので,あまり温泉ぽく無いのです。
お風呂を出た後は,畳の広間でしばし休憩。エアコンはありませんが,窓からの風と扇風機の風が心地良いなあ。。奥様が「うちで採れたものですけど…」といって,冷えたスイカを切ってきて下いました。ありがたく頂戴しました。美味しかったです。
五月雨的なお盆休みに入ったので,今日は鉱泉めぐりをしてみました。まず行ったのは常陸太田市水府地区にある「宝来館」。建物はお世辞にも新しいとはいえませんが,れっきとした旅館です。行ってみると男湯は一人だけ。温度もぬるめで,熱いのがダメな自分も肩まで入れます。ここのお湯はヌルヌル感がすごいです。
体を洗った泡をシャワーのお湯で流そうとしましたが,なかなか石鹸が落ちない。。。え?そんなことある???と思ったら,石鹸が落ちないのじゃなくて,シャワーのお湯そのものがヌルヌルしてるのです。
浴槽のお湯はもちろん,お風呂に注ぐ蛇口のお湯や水も,シャワーのお湯や水も,すべてがヌルスベなのです。なんてこった!!アルカリ性の重曹泉っていうんでしょうか?誰にも気兼ねせずに,体を湯舟いっぱいに伸ばして入ることができました。お風呂はあまり広くは無いけど,一人なら十分に広い(^^)。お風呂を出た後は体がすごく軽くなりました。穴場的ですけど実力のあるお湯でした。