『鹿島鉄道サイクル&トレイン』という企画に行ってきました。自転車をそのまま載せて乗車できるのです。石岡―鉾田間を結ぶこの単線のローカル線は老朽化も激しく,累積赤字もかなりだそうで,残念にも来年の3月で廃線になってしまうのです。前の晩にHPで確認して,「これは行ってみよう!」と石岡までR6を約40キロ,ノンストップで走れてしまいました(ほぼ平坦ですからね)。
JR石岡駅の駅員氏に聞いてみると鹿島鉄道はこの改札から入って5番線だけれども,自転車は(そのままでは)持って行けないので,いったん外に出て踏み切りを渡って鹿島鉄道の保線場?へ回って欲しいとのこと。言われるままに行ってみると,おお,鉄道の懐かしいタールの匂いが…。え?こんなとこまで自転車で入ってきちゃっていいんですか? 近くにいた駅員氏にホームへ上がる場所を教えてもらって,いよいよ念願のホームへ。カメラを持ったヒトもたくさんいましたよ。うわ~,この木造の待合室もいいなあー。
「どちらまで行かれるんですか?」と駅員氏に聞かれたので,「HPで見たのですが,アサザの群生地のある浜駅まで行こうと思います」。霞ヶ浦湖岸の駅です。出発時刻まで間があったので,ホームに自転車を置いて一旦外へ。とりあえず,もり蕎麦(大盛り)で昼食。戻ってきてホームで辺りを観察していると(駅員さんに聞いて分かったのですが),なんと鉄道フアンの素人に車両を運転させてくれる企画までやってるのです。すごい大サービス!保線区の中の短い距離の往復ですが,その車両には沢山の人が乗っていて,順番でもって本当に運転していましたよ。
いよいよ出発進行!おおー,いいなあ~。木造車両の雰囲気はもちろん,運転席や車両内のディティールまで目が行ってしまいます。正直,若干興奮気味です。走行中も立ち歩いて写真撮ったりして…。やはり結構揺れますねー。自転車倒れないかしら?。おっ,霞ヶ浦も見えてきました。あ~,切符の写真を撮っておくんだったなあ。
おおー,このホームの時刻表は漢数字の縦書きですよ(浜駅もそうでした)。素晴らしい!そうこうしているうちに「浜駅」に到着です。ここでもホームの周辺には電車が来るのを待っていた素人?カメラマンの方々がいました。さてアサザ群生地は…と。なるほどこっちね。湖岸に出ちゃいましたよ。しばらくスイーッと走るとそれらしき水草が目に留まります。水戸ナンバーのクルマが1台止まっていて,近くで写真を撮っている人がいます。「すいませーん,アサザの群生地というのはここですか?」「ええ,そうですよ…」なるほど。たしかに群生はしていますが残念ながら花があまり咲いておりません。でもいいです!ここまで来て,こうして実物を見ることができたのですから。
家を出る時間が少し遅めだったこともあって,帰路は玉造→鉾田→大洗→水戸と最短コースをとってしまったのですが,鉾田の街中からR51に出てみたら「あれ!もうこんなとこまで来ちゃったの?」とちょっぴり後悔。これなら北浦の鹿行大橋経由でR51に出て帰ってきても充分にOKでした。家の近くまで来てもまだ陽が高いんですもの。だから帰りは日立港までオーバーランして30kmくらい余計に走っちゃいました。やっぱり日没後のランは気持ち良かったな~。
※本日の補給(昼食以外)…おにぎり2個,ニュルニュルゼリー1個,ピーナッツ菓子1袋,チョコ最中アイス1個,ペットボトル5本,トマトジュース1パック,牛乳1パック。
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