これまで3ヶ月の療休中,「平日の昼間(勤務時間)は乗らない」という掟を決めて守ってきましたが,いよいよ療休が明日で明けるという今日になって,「今日ぐらいはいいか…」という気持ちが頭をもたげ,小雨降る中を走りに出てしまいました。朝のうち咳も出ていたので,抗うつ薬と風邪薬もウエストバッグに入れて。
間もなくして後輪が跳ね上げる水しぶきでお尻が冷たく濡れ始めます。泥よけ付けるの忘れた!なんとボトルも忘れてる!ま,いいか。雨の中走るのも気持ちいいし。湿度があるから呼吸が楽。日立港経由の一般道周回コースを走ります。日立港は第5埠頭の脇にベンツがわんさかと並んでました。陸揚げされたものでしょう。近くの国道沿いにメルセデスの支社があるんです。
周回2回目は「久しぶりに久慈川サイクリングコース行ってみよう」と,R245からコースに入って間もなくのことでした。左サイドに「この先工事中につき行き止まり」ちゅう看板が出てたので,走りながら「へー」とその字ずらを読んでいたらその直後,目の前に車止めの鉄柱が現れて,「うわっ!」「ガツーン」・・・・。体が左側の土手に投げ飛ばされてしまいました。
起き上がってみると,落ちたのが土(つち)の斜面だったのが幸いし,ジャージの左肩から腕にかけて泥まみれになったものの,痛みは無し。しかし左大腿骨上部はアスファルトに落ちたようですごく痛いです。
「どうなっちゃったろう?」とレーパンを下ろしてみると,大きく擦りむけて出血してました。「でも傷は浅いので大丈夫だろう」と思い,続行。で,工事中で行き止まりになっているポイントまで走ってUターン。
コース途中でR6に上がって「じゃあ帰ろうかな」と走り出しました。
しかし走りながら「骨が大丈夫かどうか,一応診てもらおうか」
「療休は明けたものの骨折しました,では洒落にならなくなるぞ。マジでヤバイ」
と思い,国道沿いの看板で見つけた東海村の整形外科へイン。
診察室で事故の状況を説明すると,Dr.はベッドで仰向けになった僕の左足をいろんな角度で曲げては動かします。
「これ,痛いですか?」
「いえ,痛くありません」
「これは?」
「大丈夫です」
「診たところ打撲と擦過傷ですね。レントゲン,撮りますか?」
「ええ,お願いします。せっかく来ましたので…」
レッグウォーマー下ろしてみたら膝下も出血していたので,膝と大腿骨上部で計4枚写真を撮ってもらって再び診察室へ。
「大丈夫でしたよ!」
「そうですか。良かったー」
Dr.と看護師さんに患部を消毒してもらい,化膿止めの抗生剤(内服)も頂いて,帰ってきました。今夜は風呂入れません(涙)。お湯で絞ったタオルで体を拭きます。
余談ながらここのDr.はすごく話好きで,レントゲン撮ってる間も
「自転車は私も患者さんに勧めてるんですよー。膝や腰への負担が少ないですからね。でも皆さん,歩くんだなー。ウォーキング…」
「ツール・ド・フランスみたいな大会にも出るんですか?」(なわけないですよ)
「ロードレーサーってどれ位の距離走るんですか?」
僕が「長いと160㎞くらい走ります」と答えると,
「へーーっ」と,いたく感心されてしまいました。
なんかすごく良さそうな人だったので,今度から整形外科はここで診てもらうことに決めました。19時まで診察しているそうです。
しかしやはり,今回の自爆事故は禁を破って自転車に乗った罰です。大きな怪我にならなくてつくづく,本当に良かったです。骨折でもして,休み明けに松葉杖ついて職場行ったら…,と思うと冷や汗が出てしまいます。一瞬の気の弛みが事故につながる。再度思い知らされました。ここでもういっぺん気を引締めなきゃ。そう思いました。
追記:自転車はよーく見たんですけど,左のフロントフォークに僅かな傷が付いてただけでした。不思議だなー。どこがどうぶつかったんだろう?瞬間の出来事でしたので分からないんです(事故ってそうですよね)。あとで自転車屋さんで見てもらおう。
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