一週間ほど前,新聞記事でドゥテルテが日本に来るというのを知って,即座に「そりゃないだろう!」と思った。
1000の単位の麻薬容疑者を射殺させた権力者を,曲がりなりにも法治国家である日本が招待するか???
裁判無しの超法規的な射殺とは,およそ21世紀の文明国家の指導者のすることではない。
国連のパンギムン事務総長を「バカ」と罵り,国連からの離脱もほのめかす。
オバマ大統領の母親を「言ってはいけない言葉」で侮辱し,アメリカ側から会談をキャンセル(当然だ)された。
かたや日本は,南シナ海での中国の台頭を念頭に,「敵の敵は味方」理論でフイリピンを抱き込んでおけ…か??
それは「やってはいけない」。
海洋進出著しい中国へは「法の支配・法の秩序」と言い,いっぽうで超法規的な射殺を命じる権力者を招き入れる。
首脳会談に続いては,天皇との謁見もさせる。
日本政府のしていることは,どう考えても一線を越えている。禁じ手だ。
確信をもって言うが,絶対にやってはいけないことだ。