そんな訳で先の土日は痛恨の自転車乗れずdays。
その鬱憤を晴らすべく?,今日は仕事を夕方に切り上げてサントリーホールへ行っちゃいましたo(^-^)o。
それと云うのも,今宵は五嶋みどりさんのリサイタル
彼女の演奏を聴いたのはいまから20年以上前。
NYカーネギーホールでの演奏会を映像で観て,その天才的な演奏に大ファンとなっておりました。
長らくアメリカを拠点に活動している彼女の日本での公演。もう,仕事なんかしてる場合じゃないですから
。
【本日の演奏曲】
クセナキス: ディクタス(1979)
サーリアホ: カリス(聖杯)(2009)
シュニトケ: ヴァイオリン・ソナタ第3番(1994)
ハートキ: 根付 -NETSUKE-(2011)
ダヴィドフスキー: シンクロニズムス第9番~ヴァイオリンと電子音のための(1988)
アダムズ: ロード・ムーヴィーズ (1995)
今週は日替わりで火曜日から金曜日まで五島さんの演奏会があるのですが,今夜はすべて現代曲
バッハやモーツァルトのように親しみのある曲とは違い,今夜の曲は音楽の専門家でもない限り,ほとんど初めて聴くものばかりだったのではないでしょうか?
変拍子と不協和音。不安と緊張。激しさと静けさ。陰欝でありながらロマンティク。
僕は時々双眼鏡で見ていましたが,彼女自身が曲の世界と同化しているようにも見えました。。
難解な曲を高度なテクで弾いている瞬間も,実は指が自然に動いているんじゃないか?
音符を見ながら自覚的に弾いてるというよりも,五嶋さんの中のデモーニッシュなものが彼女の左指と右腕をつき動かしている。
そんなふうに見えました。
とにかく,素晴らしい演奏会でした。
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